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2006年8月16日 (水)

筑紫語学論叢II

81575 ありがたいことに、編者から、下記のご著書をいただきました。

筑紫国語学談話会 編 (2006) 『筑紫語学論叢 II―日本語史と方言―』風間書房, ISBN:4-7599-1575-3

以下に、概要と目次を示します。

概要:「日本語史と方言」というテーマのもと、音韻・表記、文法、語彙、文献、方言などについてまとめた、迫野虔徳先生の退官と筑紫国語学談話会25周年記念の論文集。

上代日本語母音調和覚書(早田輝洋) pp. 1-16
“たまげる” と “たまぎる”(前田富祺) pp. 17-38
「夜の衣を返してぞ着る」の意味ー『古今集』五五四番歌考ー(山口佳紀) pp. 39-54
高野山宝寿院蔵『蒙求抄』について(柳田征司) pp. 55-70
時刻名の転義用法(鈴木丹士郎) pp. 71-86
『交隣須知』の成立存疑(迫野虔徳) pp. 87-112

1 音韻・表記
萬葉集における非単独母音性の字余りの性格ーA群とB群の関わりからー(佐野宏) pp. 115-139
鎌倉時代擬音擬態語と特殊拍(江口泰生) pp. 140-157
四つ仮名と前鼻音(高山倫明) pp. 158-174
近松浄瑠璃におけるハ行四段動詞音便形について―時代物と世話物の言葉ー(奥村和子) pp. 175-188
藍庭晋瓶(晋米)浄書 草双紙類の仮名遣の実態  ー『敵討余世波善津多』及び『正本製 五編 難波家土産』ー(矢野準) pp. 189-207

2 文法
「(さ)せらる」(尊敬)の成立をめぐつて(堀畑正臣) pp.211-237
タリからテアルヘ(山下和弘)pp.238-255
クダサルの人称制約の成立に関して(荻野千砂子)pp. 256-273
原因主語他動文の歴史(青木博史) pp. 274-293

3 語彙
「けしき」をめぐつて(二)―古代の「気色」の特色―(辛島美絵) pp. 297-313
真福寺本将門記における「合戦(カフセン)ス」と「合戦(アヒタタカ)フ」(山本秀人) pp. 314-331
「いいかげん」の意味・用法の変遷(前田桂子) pp. 332-345
「よほど」の使用条件の変化(播磨桂子) pp. 346-363
“返り討ち”の意味変化について(新野直哉) pp. 364-378
外来語成分の造語をめぐつて―《気づかない意味変化》の一例としてー(林慧君) pp. 379-396

4 文献
『物類称呼』巻二「動物」の典拠について(田籠博) pp. 399-421
肥後近世文献に見る方言ー『嶋屋日記』と『上田宜珍日記』ー(藤本憲信) pp. 422-437
江戸語資料としての『はまおき』(山県浩) pp. 437-462
『俚言集覧』『増補俚言集覧』における『今昔物語』からの引用について(岡島昭浩) pp. 463-479
明治期対訳辞書『英語節用集』所載カタカナ表記英語語形をめぐつて
 ー『薩摩辞書』との比較対照調査報告―(坂本浩一)pp. 480-500

5 方言
九州方言の可能形式「キル」についてー外的条件可能を表す「キル」ー(木部暢子) pp.3-19 (横組み、以下同)
福岡方言と朝鮮語釜山方言の疑問詞疑問文の音調(久保智之) pp. 20-36
対馬方言の敬語ー『交隣須知』を資料にしてー(高橋敬一) pp. 37-58
沖縄首里方言における複合名詞音調規則について(﨑村弘文) pp. 59-86
来間島方言の格助詞(杉村孝夫)pp. 87-99

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