2010年3月14日 (日)

特別集中講義「日本語存在表現の歴史」

東京言語研究所・特別集中講義のご案内

東京言語研究所では、言語学の研究者の方々ならびに言語学に興味をお持ちの方々を対象に〔理論言語学講座〕をはじめとして様々を講座を開設しておりますが、この度あらたに「特別集中講義」を開催することといたしました。<特別集中講義>は、多様な研究領域に関して、より多くの方々の受講が可能な条件を勘案し企画いたしました。ぜひご参加ください。

<演題>:「日本語存在表現の歴史」
<講師>:金水敏氏〔大阪大学大学院文学研究科教授〕
<日時>2010年3月27日(土) 13:00~16:30

28日(日) 9:00~17:10
<講義内容>
講義1 存在文・存在動詞の分類
講義2 「いる(ゐる)」の歴史(上代~鎌倉)
講義3 「いる」の歴史(室町~現代)
講義4 「ゐる」と「をり」の関係(上代~鎌倉)
講義5 「いる」と「おる」の関係(室町~現代)
講義6 地理的分布と歴史

<会場>東京言語研究所(新宿区西新宿6-24-1 西新宿三井ビル13階)

<参加費>15,000 円

<申込み>メールまたはFAX にて下記をご連絡下さい。(定数:先着50名)
①特別集中講義受講希望②氏名③住所④電話番号⑤メールアドレス
⑥区分(会社員・教職員・大学院生・大学生・その他)
※(この情報は受講手続きにのみ使用いたします。)

講師紹介: 1956 年生まれ。大阪女子大学助教授、神戸大学助教授等をへて、現在大阪大
学大学院文学研究科教授。著書『ヴァーチャル日本語役割語の謎』(岩波書
店)『日本語存在表現の歴史』(ひつじ書房)他

○ 問合せ先
東京言語研究所
〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-24-1 西新宿三井ビル16階
TEL:03-5324-3420 FAX:03-5324-3427
E-mail:info@tokyo-gengo.gr.jp ホームページ:http://www.tokyo-gengo.gr.jp/

○以下に、講義の概要を掲げます。

 <講義内容>
 この講義内容の多くの部分は金水 (2006) 『日本語存在表現の歴史』(ひつじ書房)と重なっていますが、残りの部分は今回新しく付加した部分であり、またかつて述べたことを新しい視点から述べ直したところがあります。

講義1 存在文・存在動詞の分類
 存在文を、「空間的存在文」「限量的存在文」「リスト存在文」「所有文」等に分類することを提案し、これらの分類は存在動詞の分類(場所項を要求するか否か)と連動することを述べる。現代共通語の話者は、「いる(おる)」と「ある」をもっぱら主語の指示対象の有生性によって使い分けているが、一部の話者は限量的存在文・リスト存在文・所有文に限って有生物主語に対し「ある」の所有を許容するが、その許容度は話者の年齢・世代によって異なるようである。また、英語、中国語、韓国語、スペイン語等、他の外国語との対照も試みる(この講義は、意味論的・統語論的な分析が主となり、若干聞くのに骨が折れますが、できるだけ分かりやすくお話しします)。

講義2 「いる(ゐる)」の歴史(上代~鎌倉)
「ゐる」(「いる」の古形)は元来は存在動詞とは言えず、移動可能な対象が一定の場所に静止・固着する意味の変化動詞であった。一方「あり」(「ある」のラ行変格活用形)は、主語の有生・無生、空間的・限量的を問わず用いられた。また「あり」の敬語形(尊敬語「おはす」謙譲語「はべり」等)も意味的には「あり」と同様の用法を持っていた。

講義3 「いる」の歴史(室町~現代)
 「いる」は室町時代後期までには有生物の存在を表すようになったが、最初は空間的存在文の一部に限定されていた。やがて、江戸時代までには、有生主語かつ空間的存在文の領域を占めるようになった。近代に入り、有生主語かつ限量的存在文の領域に「いる」が進入するようになり、現在はこの領域をほとんど「いる」が占めることとなって、空間的・限量的という区別が形態論的には効力を失った。

講義4 「ゐる」と「をり」の関係(上代~鎌倉)
 「をり」(「おる」の古形)は、上代には「ゐる」の唯一の状態形(「あり」が膠着し、「ゐる」の結果状態を表す)であった。平安時代に入ると「ゐたり」という新しい状態形が登場し、「をり」の用例は減少した。さらに「をり」に特殊な評価的ニュアンスが加わることとなった。

講義5 「いる」と「おる」の関係(室町~現代)
 現代共通語では、「おる」は「おります」(謙譲・丁重語)、「おられる」(尊敬語)、「おり」「おらず」(中止形)に限って用いられるが、このような分布が近世における重層的なスタイルから流入していることを述べる。

講義6 地理的分布と歴史
 現在、西日本の多くの方言では有生物の存在に「おる」を用い、東日本の多くの方言では「いる」を用いるが、この分布が、中央における歴史的変化とどのように関連するのかという問題について思考実験を試みる。併せて、一般的に語彙・意味が動的に変化する原理について考察する。

2009年1月 5日 (月)

補助動詞「~おる」の展開

青木博文 (2008.11) 「補助動詞「~オル」の展開」『和漢語文研究』第6号, 左1-13

「6. おわりに」を抜き書きします。

6. おわりに
 
以上のように、本稿では「~ヨル」の卑語化について、室町末江戸初期以降、文法体系から追い出されたことで生じたものであると述べた。このように言うとき、金水 (2006a) などで指摘される、中古の卑語的「ヲリ」をどのように考えるべきか、という問題が生じてくる。柳田 (1991) では、必ずしも「ヲリ」に主語下位待遇の意味が認められるわけではないと説かれるが、関係卑語の使用は義務的ではないとする西尾 (2005) などを考慮すると、中古卑語説を退ける根拠とはならないだろう。
 文献を見るかぎり、中古に「ヰタリ」が現れることによって「ヲリ」の使用は激減しており、「文法体系から追い出された」と考える可能性はある。しかし、ここで言う「文献」とは、宮廷貴族を中心とした限られた位相の言語を反映したものである点に留意すべきであろう。確かに感情卑語としての性格は認められるし、いくらか古い言い方となっていた可能性も大きい。しかしながら、室町期の抄物資料であれだけ多用されるということは、中古から中世にかけての京のみやこ一帯で「文法体系から追い出される」には至っていないと考えたほうがよいように思う。
 ただし抄物資料と一口に言っても、オル系がまったく現れない抄物もあり、非常に複雑である (来田 2001)。しかし、それこそが当時の状況であったものと考えられる。様々なコミュニティにおいて様々な形式が用いられていたのであろう。現代語においても、関西以西のアスペクト形式は非常に複雑な様相を示しており、今現在も種々の変化が進行している。日本語史研究においても、従来のように「中央語の歴史」として直線的に捉えるばかりでなく、多様性を考慮する見方が求められていよう。その多様性を反映する資料として、抄物資料はやはり有用であると思う。
 柳田 (1991) では、卑語化のプロセスについて、第2節の (15c) に示したように、まず「動詞+オル」が卑語表現となり、これにひあれて「テオル」・本動詞「オル」も卑下・軽卑の表現となった、と述べられている。これに対し、金水 (2001) では、文法化の観点から「「補助動詞化することで生じた意味が本動詞に付与されるということは極めてありにくい」と批判された。本稿でも、「本動詞→補助動詞」という道筋は想定していないが、必ずしも「本動詞→補助動詞」という過程を想定する必要もないように思う。日高 (2007) では、「クレル」の視点制約の成立について、補助動詞よりも本動詞のほうが「クレル」の遠心的方向用法を残しやすい方言があることが示され(「おまえに本をクレル」)、補助動詞から先に変化が起こる可能性について示された。「~オル」の場合、卑語性(特に感情卑語)という、文法現象に直接関与しない性格であることもふまえておく必要があるが、文法化理論における「一方向性の仮説」については、今後様々なケースと合わせて考えていく必要があるだろう。 (pp. 11-12)

全体として、妥当な意見であると思います。ただし、日高 (2007) で示された現象は、本動詞のほうが古い意味を残しやすく、補助動詞は意味が先鋭化しやすいということを示しているとも言え、むしろ「一方向性」に沿った現象であるように思われます。似た現象は、大阪方言の「イテル」についても見られるでしょう。「テル」を構成する「テ+イル」の「イル」は静的意味を担っているはずですが、本動詞の「イル」は補助動詞「テル」の助けを借りて生態的意味を表しているわけで、むしろ古いアスペクチュアリティを残しているように見えます。

2008年11月 1日 (土)

ダバ語の存在文における有生性

言語研究に所載の論文です。フォントの関係で、PDFファイルにしました。

「existential-nDrapa-shirai.pdf」をダウンロード

2008年8月10日 (日)

指示詞研究会2008.8於岡山大学

使用したスライドをアップします。

「okayama2008slide.pdf」をダウンロード

参考文献は、こちらをご覧下さい。

2008年6月28日 (土)

文法学研究会連続講義スライド「ダイクシス」

「deixis2008.pdf」をダウンロード

参考文献

【意味論】

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Langacker, Ronald W. (1993) Reference-point constructions , Cognitive Linguistics 4-1 , 1-38, Walter de Gruyter.
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坂原 茂 (1985) 『日常言語の推論』東京大学出版会
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田窪行則  (1989a) 「名詞句のモダリティ」 仁田義雄・益岡隆志(編)『日本語のモダリティ』くろしお出版, pp. 211--233.
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田窪行則・金水敏 (1996a) 「対話と共有知識」『言語』25-1, 大修館書店, pp. 30--39.
田窪行則・金水敏 (1996b/2000) 「複数の心的領域による談話管理」『認知科学』3-3, 日本認知科学会, pp. 59--74.  (坂原茂(編) (2000)『認知言語学の発展』ひつじ書房, pp. 251--280]
Takubo, Yukinori and Satoshi Kinsui (1997b) "Discourese management in terms of mental spaces," Journal of pragmatics} 28, Amsterdam, Elsevier Science, pp. 741--758.
田窪行則・笹栗淳子 (2000)「「今」の対応物を同定する「今ごろ」について」, 未公刊, 九州大学
中西久実子(1996)「人物に関係する日本語の換喩表現における制約ー第二言語習得における換喩の扱いを視野に入れた日英対象研究として?」『大阪大学日本学報』15,pp. 143-156, 大阪大学.
浜田 秀 (1995) 「ストーリーラインと感覚的リアリティーの構造について」『人文学報』75, pp. 283-312, 京都大学人文科学研究所,
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浜田 秀 (2000)「物語と説明-談話における二類型」『文学と認知・コンピュータ6―ことばと文学―』日本認知科学会テクニカルレポート, 00-32, pp. 160-168
浜田 秀 (2001)「物語の四層構造」『認知科学』8-4, pp. 319-326, 日本認知科学会
浜田 秀 (2003)「認知言語学と文学研究」『認知システムとしての文学』日本認知科学会テクニカルレポート, 03-46, pp. 61-70
細馬宏通 (2008) 「空間参照枠は会話の中でいかに構成されるか」『言語』37-7:27-35, 大修館書店
松井理直 (2008) 「想定の確信度と真理値」『TALKS』11,25-66,神戸松蔭女子学院大学

【指示詞】

新里博樹 (1992) 上代韻文における指示詞の用法: 「その」と「この」との交渉. 『淑徳短期大学研究紀要』31(淑徳短期大学)[351-372]
庵 功雄 (1994a) 結束性の観点から見た文脈指示: 文脈指示に対する一つの接近法.『日本学報』13(大阪大学文学部日本学研究室)[31-42]
庵 功雄 (1994b) 定性に関する一考察: 定情報という概念について.『現代日本語研究』1(大阪大学文学部日本学科現代日本語講座)[40-56]
庵 功雄 (1995a) テキスト的意味の付与について: 文脈指示における「この」と「その」の使い分けを中心に. 『日本学報』14(大阪大学文学部日本学研究室)[79-93]
庵 功雄 (1995b) 語彙的意味に基づく結束性について: 名詞の項構造との関連から. 『現代日本語研究』2(大阪大学文学部日本学科現代日本語講座)[85-102]
庵 功雄 (1995c) コノとソノ: 文脈指示の二用法. 宮島達夫・仁田義雄(編)『日本語類義表現の文法(複文・連文編)下』くろしお出版[619-631]
庵 功雄 (1995d) ソノNとソレ: 指示代名詞の分解可能性. 宮島達夫・仁田義雄(編)『日本語類義表現の文法(複文・連文編)下』くろしお出版[632-637]
庵 功雄 (1996a) 指示と代用: 文脈指示における指示表現の機能の違い. 『現代日本語研究』3(大阪大学文学部日本学科現代日本語講座)[73-91]
庵 功雄 (1996b) 「それが」とテキストの構造: 接続詞と指示詞の関係に関する一考察. 『阪大日本語研究』8(大阪大学)[29-44]
庵 功雄(1999) ア系統指示詞の用法に関する一考察. 『現代日本語研究』6(大阪大学日本語学講座) [100-114]
庵 功雄 (2002) 「この」と「その」の文脈指示的用法再考. 『一橋大学留学生センター紀要』5(一橋大学留学生センター)[5-16]
庵 功雄 (2007) 『日本語におけるテキストの結束性の研究』Frontier series日本語研究叢書21(くろしお出版)
井手 至 (1952a) 文脈指示語と文章. 『国語国文』21-8 [1-22]
井手 至 (1952b) 万葉の指示語: 「その」について. 『万葉』5(万葉学会)[49-58]
井手 至 (1955) 文脈指示語に対する漢文訓読の影響. 『国語学』22 [71-78]
井上親雄 (1991) 土左日記の用語: 複合語「かれこれ」と「これかれ」. 『広島女学院大学日本文学』創刊号(広島女学院大学文学部日本文学科)[3-16]
井上博嗣(1999a) 中古に於ける指示副詞「さ」の程度副詞・陳述副詞化について: 源氏物語を資料として. 『女子大国文』125(京都女子大学国文学会)[129-167]
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井上博嗣 (2004) 中古の指示副詞「かう」について: 「かく」との比較にみられるその位相性. 『女子大國文』135(京都女子大学国文学会)[76-101]
井元秀剛 (1993) 日本語とフランス語のdeixis(指示詞). 『仏語仏文学研究』9(東京大学仏語仏文学研究会)[159-183]
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遠藤めぐみ (1989a) 日本語の指示詞コ・ソ・アの使い分けに関する言語心理学的研究. 『東京大学教育学部紀要』28 (東京大学教育学部)[285-294]
遠藤めぐみ (1989b) 対話者の操作可能性から見た指示詞ソの使用. 『教育心理学研究』37-1(日本教育心理学協会編集)国土社[61-66]
大久保 愛 (1968) 『幼児言語の発達』東京堂出版
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岡崎友子 (1999b)  いわゆる「近称の指示副詞」について. 『語文』73(大阪大学国語国文学会) [42-52]
岡崎友子 (2001) 指示副詞の史的変遷について.『国文学 解釈と教材の研究』46-2 [119-122]
岡崎友子 (2002) 指示副詞の歴史的変化について: サ系列・ソ系を中心に. 『国語学』53-3 (210) [1-17]
岡崎友子 (2003) 現代語・古代語の指示副詞をめぐって.『日本語文法』3-2(日本文法学会)[163-180]
岡崎友子 (2004) 「コソアで指示する」ということ:直示(ダイクシス)についての覚書.『語文』83(大阪大学国語国文学会)[59-70]
岡崎友子 (2006a) 程度を表す指示副詞について.『大阪大学大学院文学研究科紀要』46(大阪大学大学院文学研究科)[111-119]
岡崎友子 (2006b) 感動詞・曖昧指示表現・否定対極表現について: ソ系(ソ・サ系列)指示詞再考.『日本語の研究』2-2(225)(日本語学会)[77-92]
岡崎友子 (2006c) 指示副詞のコ・ソ・ア体系への推移について.『国語と国文学』83-7[59-74]
岡崎友子 (2006d) 近世以降の指示副詞の基礎的調査: 明治期以降の小説を中心に.『就実表現文化』1(通巻第27号)(就実大学表現文化学会)[90(1)-70(21)]
岡崎友子 (2007a) 感動詞・曖昧指示表現・否定対局表現について: ソ系(ソ・サ系列)指示詞再考. 『日本語史の理論的・実証的基盤の再構築』(平成18年度科学研究費補助金基盤研究(B)研究成果報告書 研究代表者・金水敏)[54-67](岡崎2006c再録)
岡崎友子 (2007b) 中古における指示副詞の用法と変化について. 『就実表現文化』2(通巻第28号)(就実大学表現文化学会)[94(1)-74(21)]
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近藤泰弘 (1999) 中古語のレ系指示詞の性格: 能格性の観点から. 『国語学』196 [40-49]
近藤泰弘 (2000) 『日本語記述文法の理論』ひつじ書房. (10.3章「現代語の人称と移動動詞」[530-543], 10.4章「構文的にみた指示詞の指示対照」[544-557], 10.5章「レ系指示詞の意味」[558-570], 10.6章「中古語のレ系指示詞」[571-588])
近藤泰弘 (2001) 古典語の統語法:「物語人称」を例として.『国文学 解釈と鑑賞』66-1 [96-103]
阪倉篤義 (1962) 『日本文法の話』創元社(教育出版より第2版,1971 [148-161])
阪倉篤義 (1975) 『改稿 日本文法の話』教育出版[155-160]
阪田雪子 (1971) 指示語「コ・ソ・ア」の機能について. 『東京外国語大学論集』21(東京外国語大学)[125-138]
坂原 茂 (1996) 英語と日本語の名詞句限定表現の対応関係. 『認知科学』3-3(日本認知科学会)[38-58]
佐久間鼎 (1951/1983) 『現代日本語の表現と語法(改訂版)』(くろしお出版より復刊, 1983)[2-43]
迫野虔徳 (1996) 「たそかれ」考. 『筑紫語学研究』7(筑紫国語学談話会)[1-15]
迫野虔徳 (2000) たそかれ. 『学士会会報』2000-IV, No. 89 [110-114]
迫野虔徳 (2002) 指示詞におけるコソアド体系の整備. 『語文研究』94(九州大学国語国文学会)[1-12]
迫野虔徳 (2006) 誰そカレ: 人の指さし. 『筑紫語文』15(筑紫女学園大学日本語日本文学科)[91-99]
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清水 功 (1962) 中古・上古の「ソ」系指示語について:上古指示体系考察の一環として. 『名古屋大学国語国文学』10(名古屋大学国語国文学会)[1-10]
正保 勇 (1981) 「コソア」の体系. 『日本語の指示詞』〈日本語教育指導参考書8〉(国立国語研究所)[51-122]
申 恵 (1985) 韓国語の指示詞i, ku, choと日本語の指示詞コ,ソ,ア. 『Sophia Linguistica』18(上智大学)[102-112]
田窪行則 (1990) ダイクシスと談話構造. 『日本語と日本語教育』12(明治書院)[127-147]
田窪行則 (1997) 日本語の人称表現. 田窪行則(編)『視点と言語行動』くろしお出版[13-44]
田窪行則 (2002) 談話における名詞の使用. 『複文と談話』(『日本語の文法 4』)岩波書店[191-216]
田窪行則・金水 敏 (1996a) 対話と共有知識: 談話管理理論の立場から. 『言語』25-1 [30-39]
田窪行則・金水 敏 (1996b) 複数の心的領域による談話管理. 『認知科学』3-3(日本認知科学会)[59-74]
田中 望 (1981) 「コソア」をめぐる諸問題. 『日本語の指示詞』〈日本語教育指導参考書8〉(国立国語研究所)[1-50]
田村マリ子 (1978) 指示詞:朝鮮語 i・keu・jeo 系列と日本語コ・ソ・ア系列との対照. 『待兼山論叢(日本学)』12(大阪大学文学部)[3-14]
張 瓊玲 (1986) 日中両語における指示詞の研究: 〈コ・ソ〉系と〈這・那〉系の対照を中心として. 『文献探究』17(文献探究の会)[23-32]
堤 良一 (2002a)文脈指示における指示詞の使い分けについて. 『言語研究』122(日本言語学会)[45-77]
堤 良一 (2002b) 指定モデルから見たア系列指示詞. 『岡山大学文学部紀要』38(岡山大学文学部)[127-138]
堤 良一 (2003) 『日本語の指示詞の研究』大阪外国語大学博士論文シリーズ, Vol. 21, 大阪外国語大学言語社会学会
堤 良一 (2004) テンスを越えて照応する「ソノ/コノ+1項名詞」について.『ノートルダム清心女子大学紀要 日本語・日本文学編』28-1(ノートルダム清心女子大学)[57-69]
堤 良一 (2005) 「文脈指示における指示詞: コ系列指示詞の機能を中心に.」 『岡山大学文学部紀要』43(岡山大学文学部)[41-52]
寺村秀夫 (1968) 「日本語名詞の下位分類」,『日本語教育』12,日本語教育学会
東郷雄二 (1999) 談話モデルと指示: 談話における指示対象の確立と同定をめぐって.『京都大学総合人間学部紀要』6 (京都大学総合人間学部) [35-46]
東郷雄二(2000)「談話モデルと日本語の指示詞コ・ソ・ア」『京都大学総合人間学部紀要』第7巻、pp.27-46、京都大学総合人間学部
東郷雄二(2001)「定名詞句の「現場指示的用法」について」『京都大学総合人間学部紀要』第8巻、pp.1-17、京都大学総合人間学部
東郷雄二 (2005) 談話の構築と領域. 『フランス語学研究の現在:木下教授喜寿記念論文集』木下教授喜寿記念論文集編集委員会 (白水社)[55-74]
中本正智 (1978) 指示代名詞の構造と祖形. 『沖縄文化』50 (沖縄文化協会)[1-17]
西崎 亨 (1997) 「あの」の機能一班: 歌謡の中の「あの人」.『武庫川女子大学言語文化研究所年報』9[23-32]
西田隆政 (1999) 源氏物語の段落構成と「か」系の指示語: 「かく」「かう」を中心に. 『井手至先生古稀記念論文集国語国文学藻』 (井手至先生古稀記念会) [181-197]
西田隆政 (2001) 源氏物語の段落構成と指示語「かの」. 迫野虔徳(編)『筑紫語学論叢 奥村三雄博士追悼記念論文集』風間書房 [187-199]
根岸亜紀(2004)「現代日本語のコソア研究のために」『国文学 解釈と鑑賞』 69-7, pp.155-161, 至文堂
橋本四郎 (1961) かより合はば: 接頭語と指示副詞と. 『女子大国文』20(京都女子大学)(1986『橋本四郎論文集 国語学編』角川書店に所収[195-208])
橋本四郎 (1963) 万葉の「彼」. 『女子大国文』28(京都女子大学)[1-13]
橋本四郎 (1966) 古代語の指示体系: 上代を中心に. 『国語国文』35-6 [329-341]
橋本四郎 (1982) 指示語の史的展開. 『講座日本語学』2 明治書院[217-240]
服部四郎 (1961) 「コレ」「ソレ」とthis, that. 『英語青年』107-8(英語青年社)[4-5]
浜田 敦 (1966) 指示詞:朝鮮資料を手がかりに. 『国語国文』35-6 [352-369]
林 徹 (1984) トルコ語の指示詞. 『アジア・アフリカ言語文化研究所 通信』(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)[55-57]
林 徹 (1989) トルコ語のすすめ 3:「これ・それ・あれ」あれこれ. 『言語』18-1 [96-101]
春木仁孝 (1991) 指示対象の性格からみた日本語の指示詞: アノを中心に. 『言語文化研究』17(大阪大学言語文化部)[93-113]
廣田榮太郎 (1953) 「彼女」という語の誕生と成長: 近代訳語考・2. 『国語と国文学』30-2 [48-56]
藤本真理子 (2008) 「中古語のカ(ア)系列とソ系列―観念指示用法の推移―」『日本語学会2008年春季大会
古田東朔 (1957) 代名詞遠称「あ」系語と「か」系語の差異. 『文藝と思想』14(福岡女子大学文学部)[26-35]
堀口和吉 (1978a) 指示語「コ・ソ・ア」考. 『論集日本文学・日本語 5 現代』角川書店[137-158]
堀口和吉 (1978b) 指示語の表現性. 『日本語・日本文化』8(大阪外国語大学)[23-44]
堀口和吉 (1979) 「その愛しきを外に立てめやも」考. 『山邊道』23(天理大学国語国文学会)[1-12]
堀口和吉 (1982) 代名詞『カレ』をめぐって. 『山辺道』26(天理大学国語国文学会)[62-86]
堀口和吉 (1990) 指示詞コ・ソ・アの表現. 『日本語学』9-3 [59-70]
三上 章 (1955/1972) 『現代語法新説』刀江書院(くろしお出版より復刊, 1972)[170-189]
宮田幸一 (1961) 日本語と英語の指示詞. 『英語青年』107-11(英語青年社)[20-21]
森重 敏 (1955) 代名詞「し」について. 『万葉』16(万葉学会)[20-27]
守屋三千代 (1992) 指示語と視点. 『日本語学』11-9 [44-56]
山口治彦 (2002) 直示動詞と対話空間:英語、日本語、そして九州方言をもとに. 『神戸外大論叢』53-3 [51-70]
山口堯二 (1990) 指示体系の推移. 『国語語彙史の研究』11 和泉書院[157-174]
山口堯二 (1991) 指示体系の推移における史的節目. 『研究集録.人文・社会科学』39(大阪大学教養部)[31-44]
山梨正明(1987)「文脈と言語理解の諸相」『日本語学』第六巻第5号(通巻第55号)、pp.26-36、明治書院
吉田集而 (1980) 指示詞にみられる空間分割の類型とその普遍性. 『国立民族学博物館研究報告』5-4(国立民族学博物館) [833-950]
吉本 啓 (1992) 日本語の指示詞コソアの体系. 『日本語研究資料集 指示詞』ひつじ書房[105-122]
李 香淑 (1993) 日本語の指示詞「コ,ソ,ア」と韓国語の指示詞「i、ku、cho」. 『日本語・朝鮮語と英語の統語論的・語用論的対照研究』(平成4年度科学研究費補助金一般研究(C)研究成果報告書 研究代表者・田窪行則)[69-79]
李 長波 (1998) 日本語の指示体系の史的変化について. 『国語国文』67-12 [18-38]
李 長波 (1999a) 『日本語定称指示詞の歴史的研究』京都大学大学院人間・環境学研究科博士論文
李 長波 (2000) 『カレ』の語史とその周辺: 三人称代名詞が成立するまでの道筋. 『DYNAMIS』4(京都大学大学院人間・環境学研究科文化環境言語基礎論講座)[1-33]
李 長波 (2002) 『日本語指示体系の歴史』京都大学学術出版会
梁 慧 (1986) 「コ・ソ・ア」と「這・那」: 日本語・中国語の比較対照研究. 『都立大方言学会会報』116 [9-18]
渡辺伸治 (2001) ダイクシス: その全体像の解明の試み. 言語文化共同研究プロジェクト2000『言語における指示をめぐって』大阪大学言語文化部・大阪大学大学院言語文化研究科[1-20]
渡辺伸治 (2003) ダイクシスと指示コソア. 『言語文化研究』29(大阪大学言語文化部・言語文化研究科)[417-434]
渡辺伸治 (2007) ダイクシスを捉える枠組み. 『月刊言語』36-2(大修館書店)[32-39]
渡辺 実 (1991) 「わがこと・ひとごと」の観点と文法論. 『国語学』165 [1-14]
Fillmore, Charles J. (1982) Towards a descriptive framework for spatial deixis. Robert j. Jarvella and Wolfgang Klein (eds.), Speech, Place, and Action: Studies in Deixis and Related Topics, John Wiley & Sons Ltd. [31-59]
Fillmore, Charles J. (1997) Lectures on Deixis. CSLI Publications, Stanford.
Hayasi, Tooru (1988) On Turkish demonstratives. Tokyo University Linguistic Papers '88. (東京大学文学部言語学科)[229-238]
Hoji, Hajime (1995) Demonstrative binding and Principle B. NELS 25. [255-271]
Hoji, Hajime (1998) Formal dependency, organization of grammar, and Japanese demonstratives. Japanese/Korean Linguistics Vol. 7, CSLI/SLA. [649-677]
Hoji, Hajime, Satoshi Kinsui, Yukinori Takubo and Ayumi Ueyama (2000) Demonstratives, Bound Variables, and Reconstruction Effects. Proceedings of the Nanzan GLOW: The second GLOW meeting in Asia, September 19--22, 1999, Nanzan University, Nagoya [141-158]
Hoji, Hajime, Satoshi Kinsui, Yukinori Takubo, and Ayumi Ueyama (2003) The Demonstratives in Modern Japanese,Yen-hui Audrey Li and Andrew Simpson (eds.) Functional Structure(s), Form and interpretation: Perspectives from East Language,[97-128]Routledge Curzon, New York.
Takubo, Yukinori and Kinsui, Satoshi (1997) Discourse management in terms of mental spaces. Journal of Pragmatics 28, Elsevier Science, Amsterdam. [741-758]
Ueyama, Ayumi (1998) Two Types of Dependency. Doctoral dissertation, University of Southern California, distributed by GSIL publications, USC, Los Angeles.

【移動動詞・敬語】

大江三郎 (1975) 『日英語の比較研究 主観性をめぐって』南雲堂
菊地康人 (1994)『敬語』角川書店
金水 敏 (1989) 「敬語優位から人称性優位へ: 国語史の一潮流」『女子大文学(国文篇)』40, 1-17, 大阪女子大学.
金水 敏 (1995) 「敬語と人称表現---「視点」との関連から---」『国文学 解釈と教材の研究』40-14, pp. 62-66, 學燈社.
金水敏・工藤真由美・沼田善子 (2000)『時・否定と取り立て』日本語の文法, 2 岩波書店.
金水 敏 (2004a)「日本語の敬語の歴史と文法化」『言語』33-4, pp. 34-41 大修館書店
金水 敏 (2004b)「敬語動詞における視点中和の原理について」音声文法研究会(編)『文法と音声 IV』pp. 181-192, くろしお出版.
金水 敏 (2005) 「日本語敬語の文法化と意味変化」『日本語の研究』1-3, pp. 18-31, 日本語学会
金水 敏 (2006)『日本語存在表現の歴史』ひつじ書房..
黒川春村 (1905) 「往来の語の弁」『碩鼠漫筆』吉川弘文館.
近藤泰弘 (1986) 「敬語の一特質」築島裕博士還暦記念会(編)『築島裕博士還暦記念 国語学論集』pp. 85--104, 明治書院.
近藤泰弘 (2000)『日本語記述文法の理論』ひつじ書房.
坂原 茂 (1995)「複合動詞「Vて来る」」『言語・情報・テクスト』vol.2, 東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻, pp109-143.
杉崎一雄 (1971) 「はべり(侍り)」松村 明(編)『日本文法大辞典』pp. 692--699, 明治書院
滝浦真人 (2001) 「敬語の論理と授受の論理―「聞き手中心性」と「話し手中心性」を軸として」『月刊言語』30-5、pp.54-61、大修館書店.
辻村敏樹(1967)『現代の敬語』共文社.
辻村敏樹(1968)『敬語の史的研究』東京堂出版.
成田徹男(1981)「空間的移動を意味する『~てくる・~てゆく』」『人文学報』146, pp. xx-yy.
三上 章 (1970)『文法小論集』くろしお出版.
水谷美保 (2005) 「「イラッシャル」に生じている意味領域の縮小」『日本語の研究』1-4、pp. 32-46、日本語学会
森田良行 (1968)「「行く・来る」の用法」『国語学』75, pp. 75-87, 国語学会(現日本語学会)
森山由紀子(2003)「謙譲語から見た敬語史、丁寧語から見た敬語史―「尊者定位」から「自己定位」へ―」菊池康人(編) 『朝倉日本語講座8 敬語』第10章、pp.200-224、朝倉書店..
山田孝雄 (1924) 『敬語法の研究』宝文館.

【テンス・アスペクト】

井島正博(1992)「古典語におけるトキ副詞節」,『国語学会 1992年度春季大会予稿集(於筑波大学)』,pp. 1-6,国語学会
井島正博(1996)「相対名詞または格助詞による時の副詞節」,『山口明穂教授還暦記念 国語学論集』,pp. 195-224,明治書院
井島正博(2005a)「古典語完了助動詞の研究史概説」,『成蹊大学一般研究報告』36・第4分冊,成蹊大学
井島正博(2005c)「中古存続助動詞の機能」,『国語と国文学』82-11,pp. 167-79,東京大学
井島正博(2007)「中古語完了助動詞の体系」,『国語と国文学』84-8,pp. 50-67,東京大学
井上 優(2001)「現代日本語の「タ」―主文末の「…タ」の意味について―」,つくば言語文化フォーラム(編)『「た」の言語学』,pp. 97-163,ひつじ書房
井上 優・生越 直樹(1997)「過去形の使用に関わる語用論的要因―日本語と朝鮮語の場合―」,『日本語科学』1,pp. 37-52,国立国語研究所
井上 優・生越 直樹・木村 英樹(2002)「テンス・アスペクトの比較研究 日本語・朝鮮語・中国語」,生越直樹(編)『シリーズ言語科学4 対照言語学』,pp. 125-59,東京大学出版会
岩崎 卓(1998)「連体修飾節のテンスについて」,『日本語科学』3,pp. 107-25,国立国語研究所
岩崎 卓(1999)「マエ節・アト節内のル形・タ形について」,『光華日本文学』7,pp. 15-29(左開き),光華大学
岩崎 卓(2000)「日本語における文法カテゴリーとしてのテンスとは何か」,『日本語学』19-5,pp. 28-38,明治書院
大鹿薫久(1982a)「未完了・完了・未来・過去―終止法の述語における―」,『山辺道』26,pp. 87-102,天理大学
大鹿薫久(1982b)「連体法述語における時の範疇」,『語文』40,pp. 44-53,大阪大学
奥田 靖雄(1977/1984)「アスペクトの研究をめぐって―金田一段階―」,『国語国文』8,宮城教育大学[再録=奥田(1984),pp. 85-104]
奥田 靖雄(1978/1984)「アスペクトの研究をめぐって」,『教育国語』53, 54,むぎ書房[再録=奥田(1984),pp. 105-43]
奥田靖雄(1984)『ことばの研究・序説』,むぎ書房
奥田靖雄(1988a)「時間の表現(1)」,『教育国語』94,pp. 2-17,むぎ書房
奥田靖雄(1988b)「時間の表現(2)」,『教育国語』95,pp. 28-41,むぎ書房
長船省吾(1959/1979)「助動詞「つ」と「ぬ」」,『国語国文』28-12,京都大学[再録=梅原(編)(1979),pp. 166-77]
尾上圭介 (1982)「現代語のテンスとアスペクト」『日本語学』1-2, pp. xx--yy
紙谷栄治(1977)「助動詞「た」の一解釈―形式名詞「とき」につづく場合を中心に―」,『京都府立大学学術報告 人文』29,pp. 1-10,京都府立大学
紙谷栄治(1987)「テンス・アスペクトをめぐる問題―相対的テンスについて―」,『文林』22,pp. 87-102,松蔭女子学院大学
金水 敏(1987)「時制の表現」,山口明穂(編)『国文法講座6 時代と文法』,pp. 280-98,明治書院
金水 敏(1990)「述語の意味層と叙述の立場」,『女子大文学 国文篇』40,pp. 26-56(左開き),大阪女子大学
金水 敏(1995)「いわゆる「進行態」について」,『築島裕博士古稀記念 国語学論集』,pp. 169-97,汲古書院
金水 敏(1997)「現在の存在を表す「いた」について―国語史資料と方言から―」,川端善明・仁田義雄(編)『日本語文法 体系と方法』,pp. 245-62,ひつじ書房
金水 敏 (1998)「いわゆる‘ムードの「タ」'について---状態性との関連から---」『東京大学国語研究室創設百周年記念 国語研究論集』汲古書院, pp.170--185
金水 敏(2000)「時の表現」,仁田義雄・益岡隆志(編)『日本語の文法2 時・否定と取り立て』,pp. 1-92,岩波書店
金水 敏(2001)「テンスと情報」,『文法と音声』III,pp. 55-79,くろしお出版
金田一春彦(1950/1976)「国語動詞の一分類」,『言語研究』15,日本言語学会[再録=金田一(編)(1976),pp. 5-26]
金田一春彦(1953/2004)「不変化助動詞の本質―主観的表現と客観的表現の別について―」,『国語国文』22-2, 3,京都大学[再録=『金田一春彦著作集3 日本語のしくみ』,pp. 305-51,玉川大学出版部,2004年]
金田一春彦(1955/1976)「日本語動詞のテンスとアスペクト」,『名古屋大学文学部研究論集』X,名古屋大学[再録=金田一(編)(1976),pp. 27-61]
金田一 春彦(編)(1976)『日本語動詞のアスペクト』,むぎ書房
工藤真由美(1982)「シテイル形式の意味のあり方」,『日本語学』1-12,pp. 38-47,明治書院
工藤真由美(1983)「宇和島方言のアスペクト」,『国文学 解釈と鑑賞』48-6,pp. 101-19,至文堂
工藤真由美(1989)「現代日本語のパーフェクトをめぐって」,言語学研究会(編)『ことばの科学』3,pp. 53-118,むぎ書房
工藤真由美(1995)『アスペクト・テンス体系とテクスト―現代日本語の時間の表現―』,ひつじ書房
工藤真由美(1996)「否定のアスペクト・テンス体系とディスコース」,言語学研究会(編)『ことばの科学』7,pp. 81-136,むぎ書房
工藤真由美(1998)「非動的述語のテンス」,『国文学 解釈と鑑賞』63-1,pp. 66-81,至文堂
工藤真由美(2000)「アスペクト・テンス体系と極性」,『現代日本語研究』7,pp. 1-11,大阪大学
工藤真由美(2001)「アスペクト体系の生成と進化」,言語学研究会(編)『ことばの科学』10,pp. 117-73,むぎ書房
工藤真由美(2004a)「現代日本語のテンス・アスペクト」,北原保雄(監修)・尾上圭介(編)『朝倉日本語講座6 文法II』,pp. 172-92,朝倉書店
工藤真由美(2004b)「序論 標準語研究を超えて」,工藤(編)(2004)所収,pp. 1-76
工藤 真由美(編)(2004)『日本語のアスペクト・テンス・ムード体系―標準語研究を超えて―』,ひつじ書房
黒木邦彦(2007a)「中古日本語におけるアスペクトとテンスの相関―主節とノチ節の考察から―」,『国文研究』52,pp. 85-102(左開き),熊本県立大学
黒木邦彦(2007b)「中古日本語のトキ節に見られる文法的特徴」,『語文』88,pp. 45-53,大阪大学
黒木邦彦(2007c)「中古日本語における"過去の助動詞"とモダリティー標識の形態統語論的な共通性―文法範疇の再構築を目指して―」,『日本語文法学会 第8回大会発表予稿集(於筑波大学)』,pp. 202-09,日本語文法学会
黒木邦彦 (2008) 「日本語の過去時制をめぐって―過去の助動詞「―き」「―けり」の使い分けに基づく考察」『日本語学会2008年春季大会』
黒田 徹(1992)「万葉集における動詞のテンス・アスペクト」,『日本文学研究』31,pp. 139-50(左開き),大東文化大学
小林好日(1941)「上代における助動詞「つ」「ぬ」の本質」,『国語学の諸問題』,pp. 242-343,岩波書店
坂原 茂 (2001) 「メンタル・スペース理論から見たテンス・アスペクト」,『月刊言語』30-13,pp. 80-87,大修館書店
定延利之 (2001) 「情報のアクセスポイント」,『月刊言語』30-13,pp. 64-70,大修館書店
鈴木重幸(1957)「日本語動詞のすがた(アスペクト)について―~スルの形と~シテイルの形―」,言語学研究会報告[再録=金田一(編)(1976),pp. 63-81]
鈴木重幸(1958)「日本語動詞のとき(テンス)とすがた(アスペクト)―~シタと~シテイタ―」,言語学研究会報告[再録=金田一(編)(1976),pp. 83-95]
鈴木重幸(1979)「現代日本語のテンス―終止的な述語につかわれた完成相の叙述法断定のばあい―」,言語学研究会(編)『言語の研究』,pp. 5-59,むぎ書房
鈴木 泰(1986a)「テンス」,『国文学 解釈と鑑賞』51-1,pp. 29-38,至文堂
鈴木 泰(1986b)「古代日本語の過去形式の意味」,『松村明教授古稀記念 国語学論集』,pp. 106-31,明治書院
鈴木 泰(1987)「古文における六つの時の助動詞」,山口明穂(編)『国文法講座2 古典解釈と文法―活用語』,pp. 273-308,明治書院
鈴木 泰(1995)「メノマエ性と視点(I)―移動動詞の~タリ・リ形と~ツ形,~ヌ形のちがい―」,『築島裕博士古稀記念 国語学論集』,pp. 198-219,汲古書院
鈴木 泰(1996a)「メノマエ性と視点(II)―移動動詞の基本形を中心に―」,『山口明穂教授還暦記念 国語学論集』,pp. 133-54,明治書院
鈴木 泰(1996b)「メノマエ性と視点(III)―古代日本語の通達動詞のevidentiality(証拠性)―」,鈴木泰・角田太作(編)『日本語文法の諸問題―高橋太郎先生古希記念論文集―』,pp. 107-38,ひつじ書房
鈴木 泰(1997)「上代語の「けり」の意味」,川端善明・仁田義雄(編)『日本語文法 体系と方法』,pp. 171-90,ひつじ書房
鈴木 泰(19992a)『改訂版 古代日本語動詞のテンス・アスペクト―源氏物語の分析―』,ひつじ書房
鈴木 泰(2002)「古代日本語における完成相非過去形(ツ・ヌ形)の意味」,『国語と国文学』79-8,pp. 49-62,東京大学
鈴木 泰(2004)「テンス・アスペクトを文法史的にみる」,北原保雄(監修)・尾上圭介(編)『朝倉日本語講座6 文法II』,pp. 151-71,朝倉書店
高田祥司(2003)「岩手県遠野方言のアスペクト・テンス・ムード体系―東北諸方言における動詞述語の体系変化に注目して―」,『日本語文法』3-2,pp. 100-16,日本語文法学会
高田祥司(2004)「岩手県遠野方言の非動的述語及び否定のテンス―〈過去〉の場合における「―ケ」の使用を中心に―」,『日本語文法』4-2,pp. 103-19,日本語文法学会
高田祥司(2006)「日本語東北方言と韓国語の〈過去〉の表現について」,『日本語学会 2006年度秋季大会予稿集(於岡山大学)』,pp. 51-58,日本語学会
高橋 太郎(1985)『国立国語研究所報告82 現代日本語のアスペクトとテンス』,秀英出版
竹内美智子(1977)「助動詞(1)」,『岩波講座日本語7 文法II』,pp. 29-112,岩波書店
竹内美智子(1984)「助動詞の分類」,鈴木一彦・林巨樹(編)『研究資料日本文法6 助辞編(二) 助動詞』,pp. 1-42,明治書院
寺村秀夫(1971/1979)「'タ'の意味と機能―アスペクト・テンス・ムードの構文的位置づけ―」,『言語学と日本語問題』,くろしお出版[再録=梅原(編)(1979),pp. 256-88]
寺村秀夫(1984)『日本語のシンタクスと意味II』,くろしお出版
中西宇一(1957)「発生と完了―「ぬ」と「つ」―」,『国語国文』26-8,pp. 1-17,京都大学
丹羽 哲也(2001)「連体修飾節のテンスとアスペクト」,『月刊言語』30-13,pp. 56-62,大修館書
丹羽一彌(2005)『日本語動詞述語文の構造』,笠間書院
野村剛史(1989)「上代語のツ・ヌについて」,『国語学』158,pp. 1-14,国語学会
野村剛史(1994)「上代語のリ・タリについて」,『国語国文』63-1,pp. 28-51,京都大学
野村剛史(1995)「ズ,ム,マシについて」,『宮地裕・敦子先生古稀記念論集 日本語の研究』,pp. 2-21,明治書院
野村剛史(2003a)「モダリティ形式の分類」,『国語学』212,pp. 17-31,国語学会
野村剛史(2003b)「存在の様態―シテイルについて―」,『国語国文』72-8,pp. 1-20,京都大学
橋本 修(1994)「上代・中古和文資料における,ノチ節のテンスとアスペクト」,『文芸言語研究 言語編』26,pp. 55-72,筑波大学
橋本 修(1995a)「現代日本語の非制限節における主節時基準現象」,『文芸言語研究 言語編』27,pp. 107-24,筑波大学
橋本 修(1995b)「相対基準時節の諸タイプ」,『国語学』181,pp. 15-28(左開き),国語学会
橋本 修(2001)「古典日本語の完了形をめぐる研究動向」,つくば言語文化フォーラム(編)『「た」の言語学』,pp. 165-205,ひつじ書房
橋本 進吉(1930/1969)「完了および過去の助動詞」,東京帝国大学講義案,未公刊[再録=橋本(1969)『助詞・助動詞の研究』,pp. 347-87,岩波書店]
福嶋健伸(2001)「中世末期日本語のウチ(ニ)節における~テイルと動詞基本形―状態化形式の文法化をめぐって―」,『筑波日本語研究』6,pp. 139-62,筑波大学
福嶋健伸(2002a)「中世末期日本語の~タにおける主格名詞の制限について―終止法で状態を表している場合を中心に―」,『筑波日本語研究』7,pp. 95-105,筑波大学
福嶋健伸(2002b)「中世末期日本語の~タについて―終止法で状態を表している場合を中心に―」,『国語国文』71-8,pp. 33-49,京都大学
福嶋健伸(2004a)「中世末期日本語の~テイル・~テアルと動詞基本形」,『国語と国文学』81-2,pp. 47-59,東京大学
福嶋健伸(2004b)「現代日本語の~テイルと格体制の変更について」,『実践国文学』65,pp. 90-99,実践大学
福嶋健伸(2006)「無いはずのニ格句が有る不思議―格体制と~テイル―」,『国文学 解釈と教材の研究』51-4,pp. 32-34,学燈社
富士谷成章(1776)『あゆひ抄』[再録=中田祝夫・竹岡正夫(1960)『あゆひ抄新注』,風間書房]
藤原浩史(2004)「過去の助動詞の意味構造―「き」「けり」「けむ」「まし」における真偽判定の機構―」,『国語学研究』43,pp. 102-13(左開き),東北大学
細江逸記(1932)『動詞時制の研究』,泰文堂
堀口和吉(1993)「助動詞「~ぬ」「~つ」弁」,『山辺道』37,pp. 91-107,天理大学
益岡隆志 (1991)『モダリティの文法』くろしお出版
益岡隆志 (1995)「時の限定、時の設定」仁田義雄(編)『複文の研究(上)』くろしお出版、pp.149--166, .
益岡隆志・田窪行則 (1989)『基礎日本語文法』くろしお出版(改訂版, 1992)
松下大三郎(1928/1992)『改撰標準日本文法』(特に,pp. 409-13),中文館書店[復刻版=勉誠社,1992年]
三上 章(1953/1972)『現代語法序説』(特に,「第3章7節 アスペクトの問題」,pp. 209-19; 「第3章8節 テンスの問題」,pp. 219-32),刀江書院[復刻版=くろしお出版,1972年]
三原健一(1992)『時制解釈と統語現象』,くろしお出版
森山卓郎(1988)『日本語動詞述語文の研究』,明治書院
山口堯二(1997)「過去・完了辞の通時的統合―「た」への収斂―」,川端善明・仁田義雄(編)『日本語文法 体系と方法』,pp. 211-27,ひつじ書房
山口佳紀(1985)『古代日本語文法の成立の研究』(特に,「第三章第三節 時制表現形式の成立〈上〉-叙法との関わりにおいて-」,pp. 483-98; 「第三章第四節 時制表現形式の成立〈下〉-キとケリをめぐって-」pp. 499-518),有精堂出版
吉田茂晃 (1992)「「完了の助動詞」考―万葉集のヌとツについて―」,『万葉』141,pp. 49-62,万葉学会
吉田茂晃 (1993)「「存続の助動詞」考―万葉集の「り」について―」,『万葉』147,pp. 15-27,万葉学会
Bybee, Joan L. (1985). Morphology. Amsterdam: John Benjamins.
Bybee, Joan L. . (1994). The grammaticization of zero. In Pagliuca. (ed.). (1994). pp. 235-54.
Bybee, Joan L., Revere Perkins, and William Pagliuca. (1994). The evolution of grammar: Tense, aspect, and modality in the language of the world. Chicago: University of Chicago Press.
Comrie, Bernard. (1976). Aspect. Cambridge: Cambridge UP.
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Dahl, {Oウムラウト}sten. (1985). Tense and aspect systems. Oxford: Basil Blackwell.
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Giv?n, Talmy. (20012). Syntax. Vol. I. Amsterdam: John Benjamins.
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Weinrich, H. (1964) Tempus: Besprochene un erz{aウムラウト}hlte Welt, 脇坂豊他(訳)『時制論---文学テクストの分析』紀伊国屋書店

2007年5月14日 (月)

指示詞研究会

指示詞研究会

日時:5月19日(土曜)(3:00~5:00頃)

場所:大阪大学大学院文学研究科 A27

3:00~4:00 発表題目「古代語カ(ア)系列指示詞の定義」
          藤本真理子(大阪大学大学院博士課程)

4:00~5:00  発表題目「日韓における指示詞について」
          朴美賢(甲南大学)・岡崎友子(就実大学)

5:30頃~    懇親会

なお、懇親会のご出席の有無について、岡崎までtomoko-oka@shujitsu.ac.jpお知らせください。

岡崎友子

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2007年5月13日 (日)

現代日本語の複合語形成論

027686900000 現代日本語の複合語形成論 (ひつじ研究叢書) 
  石井 正彦著
税込価格 : \8,820 (本体 : \8,400)
出版 : ひつじ書房
サイズ : A5判 / 497p
ISBN : 4-89476-324-9
発行年月 : 2007.2

目次
序論 複合語形成論の対称と方法
第1部 複合動詞の形成
第1章 複合動詞形成の基本モデル
第2章 動詞の結果性と複合動詞
第3章 派生的な複合動詞の形成
第4章 複合動詞と複合名詞
第5章 複合動詞の語構造分類
第6章 「既成」の複合動詞と「新造」の複合動詞
第2部 複合名詞の形成
第1章 複合名詞形成の4段階モデル
第2章 複合名詞の語構造と命名概念構造
第3章 複合名詞の表現性と弁別性
第4章 造語成分の位相と機能
第5章 複合名詞の語構造と語彙の生産性
第3部 臨時一語の形成
第1章 臨時一語と文章の凝縮
第2章 文章顕現型の臨時一語化
第3章 文章顕現型の脱臨時一語化
第4章 新聞における文章顕現型の臨時一語化と脱臨時一語化
第5章 文章顕現型の臨時一語化の基本類型

授与動詞の対照方言学的研究

027686890000 授与動詞の対照方言学的研究 (ひつじ研究叢書) 
  日高 水穂著
税込価格 : \7,770 (本体 : \7,400)
出版 : ひつじ書房
サイズ : A5判 / 354p
ISBN : 4-89476-321-4
発行年月 : 2007.2

目次
第1部 枠組み編
第1章 授受動詞をめぐって
第2章 人称的方向性をめぐって
第3章 授受表現をめぐる表現体系の変遷
第2部 全国分布編
第4章 授受表現発達の地域差
第5章 授受動詞と関連表現の全国分布
第6章 授与動詞の語彙体系の地理的分布をめぐって
第7章 方言談話資料に見られる授与動詞の意味と用法
第8章 方言談話資料に見られる「提供場面」の言語表現
第3部 現地調査編
第9章 富山県五箇山方言の授与動詞の体系
第10章 五箇山・白川郷の方言授与動詞の使用の動態
第11章 石川県内浦方言の授与動詞の体系と動態
第12章 長野県信州新町方言の授与動詞の体系と動態
第13章 北部伊豆諸島方言の授与動詞の体系と動態
第14章 東北方言の授与動詞の体系と動態
第15章 九州中南部方言の授与動詞の体系と動態
第16章 授与動詞の体系と変化の東西方言差

日本語助詞シカに関わる構文構造史的研究

027647820000 日本語助詞シカに関わる構文構造史的研究 (ひつじ研究叢書)
文法史構築の一試論 
  宮地 朝子著
税込価格 : \7,140 (本体 : \6,800)
出版 : ひつじ書房
サイズ : A5判 / 219p
ISBN : 4-89476-320-6
発行年月 : 2007.2

目次
序論 文法史の構築をめざすにあたって
第1章 「とりたて」形式の構文的特徴と意味機能
第2章 「係助詞」シカの成立
第3章 方言からみたシカの構文的特徴と成立過程
第4章 ダケ・バカリの歴史・地理的変化
第5章 係助詞シカ成立の言語内的要因
第6章 係助詞シカ類の成立に関わる音変化をめぐって
第7章 「おく「より」」の背景
結論 本研究のまとめと課題

2007年2月19日 (月)

すべて適切でない

2月18日付、毎日新聞の見出しです。

病気腎移植:すべて適切でない 宇和島徳洲会病院調査委

この文には、二つの解釈があり得ます。

  1. (万波医師らの病気腎移植は)すべて不適切であった。
  2. (万波医師らの病気腎移植は)すべてが適切であったというわけではなく、不適切な手術もあった。

これらの解釈の違いは、数量詞「すべて」と否定辞「ない」の作用域の広狭関係によります。

  1. [すべて [適切でない]]
  2. [ [ すべて 適切で] ない]

つまり、1では「すべて」の作用域が「ない」の作用域より広く、2では逆になります。これは、次のように表せます。

  1. すべて > ない
  2. すべて < ない

論理的には、1は狭く、2は広く、1のケースは2に含まれます。1例でも適切な手術があれば1は偽となりますが、2は真となります。

問題は、報道の言葉として、このような曖昧な表現を使うべきではないということです。私は、記事を読んでも、1、2のどちらを意図しているか、よく分かりませんでした。

皆さんは、どちらの解釈が意図されていると思いますか。