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2006年1月31日 (火)

N. J. P.

ビデオアートの先駆者と言われる、ナム・ジュン・パイク氏が29日に亡くなりました。

以前、パイク氏のパフォーマンスをテレビで見たことがあります。「おしっこをするロボット」というものでした。人を食った作風で、おもしろかったです。

ナム・ジュン・パイクは坂本龍一とも親交があり、坂本の1984年のソロ・アルバム「音楽図鑑」の9曲目に A Tribute to N. J. P. という曲が入っています。サキソフォンの長いソロで始まるゆったりした変拍子の曲ですが、中間部でナム・ジュン・パイク氏の談笑する声が重ねられています。日本語で話していました(パイク氏は東大で学び、奥さんは日本人)。私の好きな曲で、メロディーを採譜したこともあります。

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コメント

ナム・ジュン・パイク氏は、漢字で書くと白南準だとのこと。日本語で書く場合の(現状ある程度定着している)表記は「ペク・ナムジュン」となります。(「ぺ」は半濁点)
つまり、「ペク」が正しいか「パイク」が正しいかという話になりますが、この場合、「ペ」の母音は、「ぱ」と「ぺ」の中間のような母音です。
これらを英語で書き記す場合に、"(Nam June)Paik"と書いたのだと思われます。
この話を詳しく書くと、一大論文になりますが、簡単に言うと、韓国語のアルファベット表記は、日本語や中国語ほど「法則・基準」が定まっていなくて、人によってバラバラだということです。

投稿: Lionbass | 2006年2月 3日 (金) 12時27分

コメントありがとうございます。
日本語では、一応「標準式(ヘボン式)」と「日本式」というローマ字正書法がありますが、「城島」を「Johjima」と書くときのhの使い方など、正書法にあわない表記もよく見られるようです。

投稿: | 2006年2月 3日 (金) 13時57分

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