« 耐えうる | トップページ | お忙し »

2006年2月 2日 (木)

外来語の言い間違い

昨日、テレビで若手芸人の一人(アンガールズの左側)が、「自分もヒューチャーしてほしい」と言っていました。字幕にも「ヒューチャー」と出ていましたが、これはfeatureのことだから、「フィーチャー」というべきでしょう。誰かが指摘するかと思ったけど、別につっこまれることもなく、つまり「スルー」されていました。

芸人が間違えるのは別にめずらしくもないのですが、英語に堪能なはずの、偉い先生方がぽろっと間違えたりするのが、端で見ていて恥ずかしいということがあります。

昨今の大学の「評価」ばやりで、外部の学部長クラスの先生に評価書を書いていただいたのですが、その中に「ピュア・レビューをしっかりやるべきた」と書かれていました。これはpeer-reviewで、「ピア・レビュー」とあるべきです。peerには同僚とか同業者という意味がある訳で、peer-reviewは同業者による(外部)評価ということになります。「ピュア・レビュー」だと、“純粋な評価”になってしまって、意味が通りませんよね。

ちょっと違う例ですが、尊敬する先輩の先生が、教授会で何度も「インターンスィップ」と言っておられました。これはinternshipですから、「インターンシップ」でないと変ですよね。日本人は「スィ」を「シ」となまりやすいので、意識しすぎて、過剰修正されてしまったのかもしれません。ご指摘しようとも思いましたが、まだ言えないでいます。

自分も結構間違えるので、人のことは偉そうに言えません。

|

« 耐えうる | トップページ | お忙し »

コメント

「外来語の言い間違い」というと、何となく「年配者にありがち」という感じがするものです。
かつて、自民党の金丸信氏が「タイムリミット」と「タイムメリット」と言っていた、などという話は有名ですが…。

そもそも、最近の「外来語」(=つまり日本語)には、かつての日本語にはなかった”発音”が多くなっていて、年配者には発音しにくい(できない)ということもあろうかと思います。
例えば、「ディ」という音はかつてはなかったはずなので、「ディスコ」が「デスコ」になるとか…。

「外来語」が日本語に入ってきた時期もおおいに関係すると思います。
「(クリスマス)ツリー」を「~トゥリー」と言うと、変な感じがすると思いますが、「トゥモロー」は定着しつつあるのではないでしょうか?(「ツモロー」「トモロー」だとどうでしょうか?)

投稿: Lionbass | 2006年2月 3日 (金) 12時20分

「ツモロー」は変に聞こえますが、「トモロー」はありそうですね。
「チーム」は定着しているので、「ティーム」がかえっておかしいですが、逆に「レモン・ティー」などは「レモン・チー」だとおかしい。
ひところまでは、「ハンドバック」「ダブルベット」など聞かれましたが、今では「バッグ」「ベッド」が定着してきている気がします。
「外来語の発音」一般について、多分研究があるのだろうと思います。

投稿: Skinsui | 2006年2月 3日 (金) 13時54分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 外来語の言い間違い:

« 耐えうる | トップページ | お忙し »