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2006年4月 6日 (木)

タンポ

チェロを弾く理工学者から、メールで質問をもらいました。

フルートを吹く国語学者に質問です。
フルートのキーのパッドを「タンポ」と言いますね。あれの語源は何ですか。
関係しそうなものを広辞苑で調べると、
きり‐たんぽ【切りたんぽ】:(「たんぽ」は形がたんぽ槍に似ているところからという)
たんぽ‐やり【たんぽ槍】:柄の先にたんぽをつけた稽古用の槍。牡丹槍。
たんぽ:綿を丸めて革や布で包んだもの。稽古用の槍の頭につけ、また、墨などをふくませるのに用いる。
タンポ○【Tamponドイツ】:消毒した綿・ガーゼに薬をしませ、局所に挿入して止血または分泌液の吸収をさせるもの。綿球。止血栓。
などがあります。きりたんぽやたんぽ槍は江戸時代からあったと思いますが、これの語源はドイツ語の Tampon(またはオランダ語の tampon)でしょうか。それとも全く別の語なのでしょうか。別のものだとしたら、フルートのタンポはどちらから来たのでしょう。ドイツではフルートの部品のことも Tampon と言うとしたら、それを日本ではなぜ「タンポ」と言うようになったのでしょう。教則本によってはタンポ○と書いてあるものもあるようですが。(きりタンポ○ だったら食べたくないが)

私の回答は、以下の通りです。

調べてみましたが、「たんぽ」は綿を布にくるんだものということで、江戸時代から使われています。語源は、「たんぽぽ」とする説と、「tampon」とする説と両方あるようです。
分からないのはフルート等木管楽器の「たんぽ」ですが、本来はタンポンというべきところでしょう。考えられる理由としては、古くからの用語である「たんぽ」と混同されたか、生理用品のタンポンと区別するためにあえて「たんぽ」と呼んだのか、その両方か、といったところだと思います。
「ズボン」の語源もよく分かっていませんし、近代語でも語源というのは
案外分からないものです。

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