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2006年5月25日 (木)

日本学・敦煌学・漢文訓読

一年くらい前に出た本ですが、内容が多彩でありながら、なかなか人の目に触れない種類の出版物であるように思いますので、内容をご紹介しておきたいと思います。

石塚晴通教授退職記念会(編)(2005.5)『日本学・敦煌学・漢文訓読の新展開』汲古書院, ISBN: 4762935247

序……池田証寿
石塚晴通教授略年譜・研究業績目録

訓点資料として見た漢文文献の諸相―陀羅尼部の訓点を手掛かりとして……沼本克明
訓読と翻訳―日本書紀の古訓―……木田章義
古語拾遺の古訓点について―その年代性をめぐって―……月本雅幸
蘇磨呼童子請問経における注釈と訓読……松本光隆
尚書正義との関係から見た古文尚書平安中期点の問題……小助川貞次
金剛寺一切経の古訓点本―『維摩経』を中心に―……金水 敏
辞書と材料―和訓の収集―……大槻 信
高山寺蔵新訳華厳経音義と宮内庁書陵部蔵宋版華厳経……池田証寿
高野山性厳房宥快の講説とその聞書類について
  ―金剛三昧院蔵大日経疏伝授抄に見える古辞書逸文を中心に―……土井光祐
僧侶の書記用漢字―接続詞「これによりて」の用字から―……山本真吾
中世における「心身不調」表現の諸相……伊原信一
「すまひ(住)」用字考―宛字“住居”の慣用に至るまで―……漆崎正人
あらすじ過去と別人格―『法華百座聞書抄』のキ・ケリ―……福沢将樹
新漢語の産出と近代漢文訓読……陳 力衛
文字番号および部首番号の起源と応用―『大字典』と華英字典とRose-Innes―……高田智和
標準語形使用率と鉄道距離重心……井上史雄
談話における発話の相互関係とまとまり……野村真木夫
受身文の動作主マーカーについて……劉 笑明
日本文学(古典)の精神病理学……林 美朗
明治前期における中日漢詩文の交流……王 宝平
敦煌写本の書誌学的研究―近年の動向を踏まえて―……赤尾栄慶
唐代楷書事態研究に果たした敦煌出土スタイン三八八番写本の役割
  ―『正名要録』と『群書新定字様』―……西原一幸
「無」・「无」字の問題系―『唐開成石経周易』における二字体―……紅林幸子
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ロシア所蔵ウイグル文「金剛般若経」断片一葉について……庄垣内正弘
敦煌石窟におけるペン描き壁画―粛北五個廟第4窟を中心に―……劉 永増
敦煌文献によって展開された六朝隋唐注釈学―『毛詩音隠』を例に―……鄭 阿財
敦煌写本真偽弁別示例
  ―法成の講じた『瑜伽師地論』の学生による筆記を中心として―……栄新江・余欣
敦煌仏教の50巻『華厳経』を探して……李 丞宰
日本の敦煌文学研究の成果と方法の考察……朱 鳳玉
閻崇〓(玉偏に「劇」の左側)『敦煌変文詞語匯釈』の検討および補……方 一新
《遊仙窟》俗語詞君釈……黄 征
韻律と附加式二音節語についての試論……王 雲路
敦煌学への自然科学的分析の導入……加藤雅人
『大宋重修広韻』における掲出字と注内異体字との関わり……工藤祐嗣
日本書紀における中国口語起源漢語の受容……唐 〓(火偏に「偉」の右側)
『源氏物語』における儒家思想―第一部を中心にして―……陳 明姿
訓点資料としてみた「長恨歌伝」「長恨歌」の訓読に関する一考察
   ―金沢文庫本『白氏文集』巻十二所収の場合―……渡辺さゆり
バレト著「葡羅辞書」のキリシタン語学に於ける意義……岸本恵実・豊島正之
キリシタン版前期国字版本の平仮名活字について……白井 純
酒田市光丘文庫所蔵慶応四年「土人共江申渡書」のアイヌ語について……佐藤知己
英和兵語辞書について……朴 均轍
『飲氷室合集』にある日本借用語の性格……李 運博
広辞苑の漢字……小野芳彦
「どうせ」の用法の分析……菊地康人
日本語の主題文の形成原理と情報構造……陳 訪澤
慣用句の翻訳による意味伝達の問題について……ボトーエフ・イーゴリ
日韓推量表現形式の対応関係分析……尹 相実
「言語接触」の観点から見た日本語と朝鮮語……門脇誠一
韓国漢字の表音字と表意字……朴 盛鍾
韓国の口訣……鄭 在永
漢字・漢文の韓国的受容……初期吏読と釈読口訣資料を中心に……金 永旭
周本『華厳経』巻第六における点吐の重複表記と符号……朴 鎮浩
『瑜伽師地論』点吐口訣に関する一考察
   ―口訣点の懸吐位置の細分と位置変異現象について―……張 景俊
韓国の角筆符号口訣と日本の訓点において存する華厳経の不読字について……尹 幸舜
16世紀韓日両国の論語理解……呉 美寧

(以上)

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