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2006年5月15日 (月)

長州戦争

31685135 野口武彦(著) (2006) 『長州戦争:幕府瓦解への岐路』 (中公新書, 1840, ISBN: 4121018400) を読み終えました。

帯から引用します。

幕府はなぜ《やらなければよかった戦争》を始めてしまったのか

どんな戦争も後世へのメッセージを残している。長州戦争は徳川幕府の命取りとなった戦争である。勝利した長州藩は、後に『防長回天史』を編纂し、この戦争を明治維新への大きな一歩と位置づけた。しかし、幕府側はこの敗戦を総括するに至らず、敗戦の責任者すら明確ではない。幕府はなぜ戦争に踏み切り、どう戦って負けたのか。開戦前夜から反戦処理までを克明に描き、長州戦争が現代に残したメッセージを読む。

これも著者からいただいたものです。いつもありがとうございます。

いつものきびきびした文体で、戦争前史から戦闘の描写、そして総括まで、一気に読ませます。資料から人間ドラマをすくい取って眼前によみがえらせる手腕は、本当に見事です。戦闘シーンのリアルさは、さすが、学生運動の闘志であった著者ならではと感じました。

「戦争の反対は平和ではなく、外交である」

など、印象的なことばも随所にちりばめられています。一橋(徳川)慶喜の、目立ち好きで、ある意味ちゃらんぽらんな性格描写も記憶に残りました。

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