ビジネス書
1月くらい前だったと思いますが、フォレスト出版という出版社の編集者から、メールが届いていました。まったく面識のない人です。
「出版の相談をしたいので、返事がほしい」
という内容でした。最初は、出版ビジネスの一種かな、と思いました。「あなたの本を出してあげるかわりに、初版は全部買い取ってね」というような商売です。ここなんかが有名で、ときどき私のところにも勧誘のDMが来ます。
それでなくても、ホームページを見たところ、フォレスト出版さんが出している本は、ビジネス書のみで、私なんか全然関係ない、という気がしました。「こうすれば儲かる!」という、前向きなやつばっかりね。
あと、ホームページの前面にでてる、石井裕之氏の「コールドリーディング」というのは、対話しながら、カマをかけたり表情を見たりして、相手の心理を読み取っていくという、「偽占い師」のような技術のことで、テレビにも何度か出てました。つまり、ビジネス・トークにこの技術を応用して、契約とっちゃおう!ということなのでしょうね。
うさんくさい気がしたので、返事を出さずにほうっておいたら、先日、2通目のメールが届きました。
「前のメールは見ていただいたでしょうか。できれば、打ち合わせのためにそちらに出向きたいのですが」
という内容です。どうやら、本気のようです。来られてはかなわないので、
「私のやってることと、御社の出版物とはあまり関係がないようなので、今回はご縁がなかったということにしてください」
と返信しました。すると、「先生ならおもしろいビジネス書を書いていただけるとおもったのですが……」と書きつつも、あきらめの返事が来ました。やれやれ。
で、あらためて、一体どんな本を書かせるつもりだったのだろう、と興味が湧きました。例えば、
『役割語でつかむ、ビジネス・チャンス!』
というような感じでしょうかね。気弱な相手には「上司語」で威圧するとか、女性セールスマンの場合、「お嬢様ことば」で相手を信用させるとか……とても成功するようには思えませんが。
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