« フィールド言語学 | トップページ | コアラ »

2006年5月21日 (日)

小泉保博士傘寿記念

026774050000 私も寄稿した、論文集のご紹介をします。

上田 功・野田 尚史(編)『言外と言内の交流分野』小泉保博士傘寿記念論文集
税込価格 : \10,500 (本体 : \10,000)
出版 : 大学書林
サイズ : A5判 / 624p
ISBN : 4-475-01875-7
発行年月 : 2006.4
【内容】

傘寿の辞……小泉 保
小泉保博士履歴・学会活動・研究業績
定住外国人対象の日本語教育の枠組みに関する一考察……足立祐子
「どうせ」の意味と規定性……有田節子
日本語の思惟方法から見た動詞のしくみ……池田哲郎
接続文構造の習得方法……伊藤克敏
ウラル基語属格考……稲葉信史
「派生時代」の音韻獲得制約再考……上田 功
得意な指示詞「あれ」再考――日本語会話コーパスによる分析……上村隆一
ハンガリー語の副動詞構文について……大島 一
面白い言語現象……何自然・劉小珊
「XはYがP」構文における「Yが」の解釈について……甲斐ますみ
直喩と諺―語用論の視点から―……鍵村和子
スリランカ手話のネームサインにおける位置と生起制約……加納 満
日本語「VNする」と韓国語「VN Hada/doeda」―基礎的語彙を中心に―……金 良宣
役割語としてのピジン日本語の歴史素描……金水 敏
わきまえの言語行為研究のための課題探求「遠慮」の言語行為をめぐって……久保 進
ビジネストークの語用論……黒田史彦
20世紀の言語学:分析対象の縮小とその結果……児玉徳美
異文化間の誤解……小林純子
情動自動詞に見られる使役性と他動性……小牧千里
フィンランド語の離格の用法について……佐久間淳一
「はおろか」構文・「どころか」構文に関する意味論的・語用論的考察……澤田 治
ヴォイスの観点から見た日本語の受益構文……澤田 淳
日本語の自発文をめぐって……澤田治美
とりたて動詞と条件・否定の相互作用……澤田美恵子
Kalevala と古事記の距離……清水義夫
いわゆる日本語の助詞に関する覚え書き……庄司育子
普遍性仮説と類似性……杉本孝司
「~てもらっていいですか」という言い方―指示・依頼と許可求めの言語行為―……砂川有里子
「で」の「格解釈のゆれ」再考―「道具」と「原因・理由」を中心に―……宗田安巳
「~ている」形の解釈と非能格/非対格動詞……高見健一
Triant lo Blanc の難解な箇所と Albert Hauf 版について……田沢 耕
埋め込み文の推意について……田中廣明
条件文の意味論……田中美和子
サミュエル・ベケットの演劇―混沌からグレート・マザーへ―……谷上れい子
「は」と「が」の意味について……陳 訪澤
雑談における評価の共有―映画を見たあとの雑談の分析―……筒井佐代
会話における「異文化性」のダイナミズム―相互行為分析の視点から―……徳井厚子
ハンガリー語の様格-kent が語順に現れる位置について……野瀬昌彦
新聞の見出し末における格助詞・とりたて助詞の特徴……野田春美
日本語の打ち間違いの言語学的な分析―パソコンのローマ字入力の場合―……野田尚史
譲歩の談話と認識的モダリティ―「のではないか」はなぜ譲歩文と共起しないのか―……蓮沼昭子
「認知語用論」の展開―参照点能力と推論―……林 宅男
ディスコースメタファーの構築:シロ色がジェンダーの意味を獲得する瞬間……林 礼子
英語のジョークと川柳の笑いについて:関連性理論による分析……東森 勲
日本語の名詞述語文の連続性と「ハ」「ガ」の選択……樋口 功
トルコ語とウイグル語における現在形と過去形の人称を示す形式……藤家洋昭
Perceived Competence in Prononciation: Change During a Phonetics Course……Emi Matsumoto
理系日本語論文における緒言部と結論部の呼応的関係―専門日本語教育のための文章研究として―……村岡貴子
ポルトガル語の中舌母音……村松英理子
語法研究に潜む暗黙の前提……山口治彦
認知プロセスと構文の分布関係……山梨正明
日本語教育における「場面」概念の意義……由井紀久子
時間直示に関する日中対照語用論研究的研究……余 維
執筆者一覧
編集後記

|

« フィールド言語学 | トップページ | コアラ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 小泉保博士傘寿記念:

« フィールド言語学 | トップページ | コアラ »