ヘアリキッド
先日、調査先の某所で、T大学のTさんに、「こんな回文知ってますか」と言って見せられたのが、
ヘアリキッド尻(けつ)に付けどっきりアヘ
というものでした。これには少し驚きました。というのも、この回文、私の勤務先でお世話になっている事務員のKさん(30ウン歳)に、「子供の頃、友だちといっしょに作った」と言って教えられたものだったからです。そのとき、
「さすが、大阪の子供は考えることがしゃれてるな」
と妙に感心したものでした。
その、大阪の小学生が考えたはずの回文を、何故T大の先生が知っている?
T先生のおっしゃるには、これは、教え子のもと学生さんから教えられたとのことでした。気になったので、あとでメールして詳しく教えていただいたところによると、その教え子の方は、
「昭和50年代にやっていたテレビ番組の「ムー」「ムー一族」で、主演の郷ひろみがつぶやいていたのを聞いた」
とのことでした。ひょっとして、と思って、Kさんにそのことを話してみると、
「そう言えば、その番組は見ていた。『自分たちで作った』というのは勘違いで、テレビネタだったのかもしれない」
とおっしゃってました。
なるほどね。
たしかに、子供の頃の思い出って、奇妙に改変されるものですよね。テレビで見たネタをで盛り上がっていたという想い出が、「自分たちで作った回文で盛り上がった」というふうに変質していたということですね。まあ、これが真相かどうか分かりませんが、一応解釈はつきました。
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