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2006年7月20日 (木)

日本沈没を書き損ねた話

くうざんさんにひっぱられて、わたしも「日本沈没」話を。

小松左京の小説が出たのは、1973年、従って私が17歳、高校二年生の時。読んでみて、ちょっとした感慨がありました。

というのが、今となっては証明しようがないのだけど、同じアイディアの小説を、中学生のころ、書きかけたことがあったのです(学年は忘れました)。

小学生のころからSF小説が好きで、自分も書けるような気がして、何作か書きかけたことがあります。でも、「小説が書けるような気がする」という妄想にとらわれていただけで、最後まで書きとおした作品は、一つもありません(劇の台本は何本か書いた)。

で、「日本沈没」、というタイトルを付けていたわけではないのですが、日本が沈んでしまうという、まんまのアイディアで、ノートに書き始めました。国会のシーンから始まって、総理大臣が「これをもって日本国を解散します」と宣言するんですね。結構劇的なオープニングで、自分でも気に入ってました。

3ページほど書いたところで挫折して、それっきりになりました。学校で女の子に書きかけのノートを見せびらかして、「ふーん、『日本国解散』ねえ……」と変な顔をされたことを覚えています。もしその子(たしか、ノモトトモコちゃんだったの思うのだけど)が覚えてたら、小松左京の先をいっていた、ということが証明されるのですが……

ところで、何にもないところからそんなアイディアを得たわけではなくて、プレートテクトニクスに関する科学番組をテレビで見たのがきっかけなのでした。その番組では、「日本列島はフィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に潜り込むところにある」という説明をした上で、「もしプレートのバランスが崩れたら、日本列島自体がフィリピン海プレートとともに沈み込んでいくかも……」といったことまで言っていたと記憶しています。

つまり、そこから、「本当に日本が沈んだらどうなるか」という小説の種が生まれたわけですね。

アイディアはよかったのですが、書ききる前に、小松左京にとられてしまいました。

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