NY旅日記:発表本番
8月5日、いよいよ、「2006日本語教育国際研究大会」(International Conference on Japanese Language Education)が始まりました。
朝8時から、コロンビア大のシンボル的な建物Low Memorial Libraryのホールで朝ご飯の軽食が出されるので、食べに行きました。お昼も同じところでお弁当を配ってくれるし、夜はまた同じところでレセプションがあります。とてもリッチな学会です。
開会のセレモニー、基調講演、最初の研究発表のセッションを聞き、お弁当を食べて、午後一番、いよいよ本番です。我々のセッションは、Shirane先生が構成された「古典日本語」に関するもので、日本語教育の中ではマイナーな話題ですから、あまり聴衆が多くないのではないかと思っていました。ふたを開けてみると30人程度は来てくださったようで、ありがたかったです。Whitman先生の発表は、大学院生が代読しました。古典の音読に関するご論文です。続くQuinn先生のご発表は、格助詞「が」をケーススタディとする、アメリカの大学における日本語史教育の方法と効果について述べられました。
私の発表は、「現代に生きる古典日本語」という題で、主にことわざ、本や新聞・雑誌のタイトル、慣用句等に現れる古典的・文語的表現について取り扱いました。20分ほどの発表を、プリントとパワーポイントのスライドを併用して行いました。妙に会場が好意的で、すごく笑っていただいたので、発表者としては満足しました。何かの間違いじゃないかというくらい、何でもないところまでうけてました。質問もいくつか受けました。
発表のあと、くたびれたので、いったんホテルに戻って昼寝をしました。それから着替えて、レセプションに出ました。人数が多くて、終始雑然とした雰囲気でした。料理も少ないので、大学の同僚の鄭さんと、元助手の岡崎さんといっしょに外に出て、大学の近所の韓国料理店で食べなおしました。適当に選んだお店でしたが、あまりおいしくなかったです。
というわけで、大会1日目終了です。
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