NY旅日記:タクシー、空港、文庫本
8月8日、夜中3時に目が覚めましたが、日本時間に早く適合するように、無理に寝ないことにしました。
9時半に、近くのホテルに泊まっていた鄭さんと岡崎さんと落ち合って、空港に向かいました。なかなか道でタクシーがつかまらなくて、15分くらいしたところでやっと1台止まってくれました。ちょっとおじいさんの運転手で、愛想が悪そうで、行き先がちゃんと伝わったか不安でした。
この運転手さん、ちょっとした渋滞にぶち当たると、帽子を席にたたきつけ、手を振り上げて何かよく聞き取れないことをわめきます。何度も何度も。それで、無理矢理車線を変えて、少しでも先へ、先へ行こうとします。運転が結構荒っぽいので、しょっちゅうクラクションを鳴らされて、隣り合った車の運転手がにらんできます。まったく、肝が縮まる思いでした。
しかし、無事に空港に到着しました。しかも、通常より相当早く着いてしまいました。プロ根性ですね。やれやれ。
ところで、最近、アメリカに入国する外国人に対して、US-Visitというシステムが適用されています。入国の時には、全員が両手人差し指の指紋と顔写真を取られて、電子的に記録されます。さらにパンフレットによれば、帰国の際にも、空港に設置された機械で、自分でパスポートと指紋と顔写真を記録せよとのことです。
チェックインをすませ、手荷物検査も受けて、やれやれと思ったら、US-Visitの帰国手続きをしていないことに気づきました。あれれ、と思って、機械を探したのですけど、どうも見あたりません。そこで空港の警備員に「US-Visitの機械はどこにあるのか」と聞いたら、「この空港にはない」と言われました。なあんだ。うるさく言ってるくせに、準備はまだまだだったのね。まあ、帰って行くやつのことなんか、どっちかというとどうでもいいんでしょうね。
で、あとは免税品を買うだけですが、どうもJ. F. ケネディ空港は、免税店がしょぼいんです。ゲートが細かく分かれているせいもあるかもしれませんが。とにかく店の種類が少ないし、点数もあんまりない。家族に、Coachのバッグを買うようたのまれていたのですが、Coachの店舗がなかった。しょうがないので、チョコレート菓子の類を少し買って終わりにしました。焼きたてベーグルの店なんか作ってくれたら、いくらでも買うのにねえ。どうも、商売っけが薄いです。
印象ですけど、L. A. なんかですと、一般に商店の店員の愛想がよくて、にっこりしてくれるんですけど、ニューヨークはどこへいっても店員がむすっとしてる気がします。西海岸と東海岸で違うのかな、と思ったりしますが、もう少し調査を進める必要があります。
帰りの飛行機は特に珍しいこともなし。「アイスエイジ2」を見ました。あと、出発するときの成田空港で、ダン・ブラウンの『天使と悪魔』(上)の文庫を買ったのですが、帰りの飛行機に乗る前に読み終わってしまいました。続きが気になったので、英語の原典のペーパーバックを、空港で買いました。成田に着くまでに読み切りました、といいたいところですが、3、4章しか読んでません。やっぱり日本語訳の文庫本を買うことにします。
8月9日、夜9時過ぎに、我が家に帰り着きました。あ~あ、疲れた。
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