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2006年8月 6日 (日)

NY旅日記:METに圧倒される

Dsc03108_1 現地で8月4日、時差ボケ解消の一環として、午前中はメトロポリタン美術館に行くことにしました。通称、METです。セントラルパーク西沿いの地下鉄で96から81まで乗り、セントラルパークを歩いてつっきりました。さすがに、とても広くてきれいな公園です。夏らしくて、気持ちがいい風景なのですが、何か日本の公園と違う感じがします。静かなんです。あとで気がついたのですが、蝉の鳴き声がないんですね。日本だと、今のシーズン、蝉の大合唱でうるさいわけです。Wikipediaの「セミ」のところに、こんな記事がありました。

日本のドラマを欧米に出すとき、夏の場面ではセミの声を消して送るという。日本ではいかにも暑い盛りのBGMと感じられるが、あちらでは妙なノイズが乗っていると思われる場合が多いという。

Dsc03110 さて、METに着いて、まずその外観の大きさに圧倒されました。館内は人でごったがえしています。20ドル払って、まずエジプトエリアへ。とにかく、出品点数の多いことといったら、すさまじいです。一つ一つ丁寧に見ていったら、エジプトだけでも1日では終わらないでしょう。次にヨーロッパ絵画、アジア美術、特別展いくつかなど見て回りましたが、一つ一つのエリアが日本の美術館1館分をはるかに凌駕するような規模で、そんなエリアが10以上もあるわけです。地下1階の隅っこみたいなところに何気なくルノワールのおなじみの絵がさりげなく掛かっていたりもするのです。

Dsc03116 一つ日本の美術館と違うところは、特別展以外はたいてい、写真・ビデオ撮影が自由なことでした。私はどうも勇気が出なくて、けっきょく絵の写真は撮りませんでしたが、日本美術エリアにしつらえられた、書院造りの見本の部屋がみごとだったので、写真をとりました。そしたらフラッシュが光って、係員に "No flush!"と叱られました。薄暗い展示場はフラッシュ禁止だったのですね。まあ、絵の展示は、写真に撮ってもブログには載せられませんが。

地下1階に、大きなカフェテリアがあって、いろんな飲食物をチョイスしてリーズナブルな値段で食べられました。観光客にはありがたい施設です。こういうところも、日本では考えられません。館内にはほかに、値段高めのきれいなレストランもありました。Dsc03113

METに圧倒されてへとへとになって、いったんホテルに戻りました。それから夕方、いったんコロンビア大に行って、学会の前日登録を済ませた後、6時半の約束で、Broadwayと79thの近くにあるホテルに向かいました。明日のパネルのメンバーと落ち合うためです。コロンビア大のShirane先生、オハイオ州立大のQuinn先生、コーネル大のWhitman先生と私がメンバーですが、Shirane先生から、Whitman先生の奥さんが今朝お亡くなりになり、こられなくなったと伺いました。日本人の奥さんですが、ガンが悪かったそうです。残念なことです。ご冥福をお祈りいたします。

さて、Haruo Shirane先生は、源氏物語から芭蕉まで、日本文学について深い見識に基づく理論的な研究を展開されている方です。わたしは2003年12月3日の、大阪大学のCOEプロジェクトで面識を得ました。Charles Quinn先生は、日本以外の世界で数少ない、日本語の歴史について研究していらっしゃる先生です。2001年にUC Santa Barbaraで行われたJapanese/Korean Linguistics Conference でご発表を伺ったのが最初の出会いです。今回、残念ながらお目にかかれなかったJohn Whitman先生は、日本語古代音韻論から、生成文法まで幅広い活躍をなさっている方で、これまで何度もお世話になっています。

Shirane先生とQuinn先生と3人で、west 79th 近くのLa Grolla というイタリア料理店に行きました。とてもおいしいお店でした。明日の発表の打ち合わせなどして、別れました。

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