清水義範氏に会う
昨日24日、岩波『文学』の企画で、作家の清水義範さんと座談会をしました。他に、上智大学の小林幸夫さん、横浜国立大学の山田俊治さんがいらっしゃいました。テーマは「ステレオタイプ」で、私が司会役です。
清水義範さんの小説は『永遠のジャック&ベティ』をはじめ、多くの作品を読んでいて、好きな作家だったので、とても楽しみでした。言葉に対するメタで冷静な視点が、言語学者に通じるところがあると感じていました。
清水氏は、淡々としたお話ぶりでしたが、話題に的確に反応し、誠実に対応されながら、しかもユーモアたっぷりにお話しされ、とても好感が持てました。今書きつつある小説のお話も伺え、貴重な体験ができました。
めったにない機会なので、持っていた『永遠のジャック&ベティ』の単行本にサインをいただき、記念撮影をしました。(サインは娘の名前を書いてもらいました)。
座談会のあと、岩波書店のそばの中華料理店でお食事をいただきました。残念ながら、清水義範氏は帰られましたが、小林さん、山田さん、岩波の編集者の岡本さんと楽しく談笑しました。
座談会に先立って、私が作ったステレオタイプと文学に関するメモを、「SKの役割語研究所」にアップしました。
| 固定リンク
コメント