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2006年11月19日 (日)

サーカスとクレズマー

ここで、ユダヤの伝統音楽であるクレズマー音楽のレクチャー・コンサートを聴いた話を書きました。

さて、最近、たまたま古い流行歌を聴いていると、前奏や間奏にクレズマーに似た響きが流れてきました。その曲は、昭和8年(1933)の「サーカスの唄」(西城八十作詞、古賀政男作曲、松平晃唄)です。歌詞はここで見られます。音源は、著作権の関係で、お聴かせできません。残念です。

東欧音楽を研究している同僚のI先生に音源を聴いてもらったら、「間違いなくクレズマーです。というより、クレズマーのまねをして作曲したものでしょう」とのことでした。

サーカスの音楽と言えば「天然の美」ですが、あの曲もクレズマー風だそうです。日本におけるサーカス受容と、ユダヤ文化に何か接点があったのか。あるいは、サーカスとユダヤは本来的に結びついているのか。またI先生に聞いてみます。

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コメント

http://www.ongen.net/search_detail_track/track_id/tr0000108362/
ここで、ほんの少しだけ試聴できます。
前奏がないのが残念ですが、なるほど、マイムマイムや、サーカスのテーマと通ずるものを感じることが出来たように思いました。

投稿: kuzan | 2006年11月19日 (日) 22時00分

ご教示ありがとうございます。
この試聴版は、オリジナルとオーケストレーションが違っているので、だいぶ感じが変わっているようです。
オリジナルではクラリネットとアコーディオンが使われているので、よけいにクレズマーっぽさが強調されています。試聴版ではクラリネットのところがフルートになってますね。
なお、クレズマーっぽいのは前奏と間奏だけで、主旋律自体は、いわゆるヨナ抜きの日本音階です。

投稿: SKinsui | 2006年11月19日 (日) 23時25分

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