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2006年12月24日 (日)

やっぱり、チュートリアル

「フットボールアワー」のV2挑戦、無冠の王者「笑い飯」の初優勝、噂の最強素人「変ホ長調」と、話題に事欠かない今年のM-1グランプリにあって、「チュートリアル」断然有利の下馬評が公然とささやかれていた訳ですが、終わってみれば、まさしく「チュートリアル」の一人(まあ、二人ですけど)舞台、あとの8人はすべて引き立て役に過ぎなかった、ということが実証されてしまったわけです。

子どものためのクリスマス料理を肴に、Y先生にいただいたシャンパンをあけてM-1観戦をしていたわけですが、シャンパンの瞬発的な酩酊に助けられて、私も「チュートリアル」のツボに完全にはまってしまったわけです。

マンザイとは、所詮、ステレオタイプとの戯れに過ぎない、と高をくくっていたところが、「チュートリアル」が舞台に上がってものの30秒、いかなるステレオタイプにも属さない本物の「狂気」の存在感を、徳井くんの中に見いだしてしまった瞬間、世界の相貌が形を変えてしまったのですね。

冷蔵庫とか、自転車の「チリンチリン」とか、本当に「何でもないもの」に異様なのめり込みを見せる徳井君のまなざしは、完全に芸の域を超えています。「笑いを取る」という目的意識すら、超越してしまっている。こうなったらもう、並みの漫才師にはなすすべがないです。

相方の福田くんが「ひたすらいい人」であるだけに、余計に徳井くんの狂気は際だつわけですが、審査委員の大竹まこと氏が「時代がチュートリアルを選んだ」というようなことを言っていたけど、確かに、人間が時折はまりこんでしまう、細部へのこんな異様な執着が、4分間のお笑い芸として成立してしまうなんて、時代の空気のなせる技なのかもしれません。

いやあ、まいりました。

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