結露
もう一つショッキングだったのは、住まいのことです。
奥さんが家の掃除をしていて、
「書斎が大変なことになってる!」
と叫びました。書斎というのは、3LDKマンションの中で、もともと私の仕事部屋として1室もらっている8畳ほどの洋間ですが、いつしか本と資料でいっぱいになり、書庫となりはてて、奥の方へはなかなか入れない状態になって、数ヶ月が経過していました。
奥には、東に面した窓があり、サッシがはまっています。冬になってから、この窓が毎朝結露し、水滴が壁をつたって床まで達し、クロスもはがれ、角の方はカビで真っ黒になっていたことに、気が付かなかったのです*。
あわてて、部屋の荷物を居間に運び出して調べてみると、壁近くにしまっていた本は、しっとり湿って、中にはゆがんだり反ったりしているものもありました。ああ、かわいそうな本たち!ごめんなさい、ごめんなさい!
その後、3時間かけて必死で復旧作業にかかりました。換気して、窓サッシの水気と埃を拭き取り、壁を防カビ作用のある濡れシートでごしごしこすり、床は掃除機をかけ、クロスのはがれは接着剤で止め、壁際に除湿剤を置き、その上脱衣所に置いていた電気除湿器も設置し、壁から十分空間をあけて書棚を据え直し、本を戻しました。
やっぱり部屋は、長いこと人が入らないと空気が淀んで痛んでくるのですね。しばらくは、せっせと立ち入って、換気やから拭きに努めようと思います。
*たまたま「ナウ○カ」の入力をしていたので、「腐海に飲まれる」という表現が頭をよぎりました。
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