唐獅子図屏風
先日、SY市でみた唐獅子図屏風のことを調べようと思って、ググってみたら、上の方にこんなブログが出てきました。
この娘さん、不思議ちゃんワールド作り上げてますね。
お母さんのツッコミも、なかなか秀逸です。
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1月23日(火)
勤め先の、年次計画作成班会議に出る。去年もやった仕事のはずなのに、さっぱり、何をどうやるのか覚えていない。でもやらざるを得ない。なぜ私が?の思いはある。
1月24日(水) 4限の、1年生対象の講義の一環として、俳人の稲畑汀子先生をゲストスピーカにお迎えしての講演会を主催する。前もって、学生に宿題として作らせた俳句を、稲畑先生にお渡ししてあって、ご講評を得ることになっている。
ご講演は、ソシュールの引用から始まり、統辞構造の不完全さが連合構造を豊かに呼び覚ますこと、切れ字の断続性や、季題の表象性により、その効果が増大すること等の説明があったあと、思いの外に丁寧な、学生の作品の選句とご講評があった。そのお言葉は大変優しく、滋味に満ちていて、学生も目を輝かせて聞き入っていた。ついでに、私の句も入れておいたら、義理で取りあげて下さった。月並みな句だが、記録のために。
子等の末思ふ夫婦に除夜の鐘 さとし
さて、講演が終わったあと、K州H子氏が帰国のご挨拶に見える。おみやげを持ってきて下さった。少しお話ししたあと、私のゼミの学生も誘って、みんなで食事。Rという店だったが、このまえここでN学のK村先生にお会いしたね、という話をしていたら、偶然、窓の外にK村先生がいてにこにこしながらこちらに手を振っておられたので、びっくり仰天。
1月25日(木)
教授会。疲れた。
1月26日(金)
英語学の博士論文の公開審査に出席。審査員を引き受けていたので。Tさんの、動詞の語彙的アスペクトに関する(形式)意味論アプローチの論文で、(英語で書かれていたこともあり)読むのが大変だったが、よくできており、感銘を受けた。いろいろ、広がりそうな話題だった。
1月27日(土)
午前中、中之島でお仕事。
一旦家に帰って昼食を取ってから、大学で研究会。今日は、計量語彙論2題。
研究会が終わってから、Cさん、Oさん、Tさん、Kさんといっしょに、車でKBOSに向かう。Tさんの就職祝い他、もろもろにかこつけた会。T波の山奥で、BNに舌鼓を打ち、OSにたっぷりつかり、夜遅くまで、飲み、かつ語り合った。
1月28日(日)
朝も、OSに二回も。
KBを発って、SY市街に出て、城跡や商店街等を散策。「歴史村」に展示してあった屏風絵の、一言多い解説文にみんなで大爆笑(「のんきな唐獅子」と「物好きな唐獅子」)。昼食をいただいてから帰路についた。高速が空いていて、1時間ほどで帰れた。みなさんを阪急夙川駅で降ろして、帰宅。楽しゅうございました。
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日本学術会議会長の談話です。「あるある」のことを指しているのでしょうか。それとも、「で○じろう」? 「で○じろう」は別に悪いコトしてませんよね。
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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.64 ** 2007/01/26 **
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◇ テレビ番組等における「科学的」実験についての会長談話
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本日、標記談話を以下のとおり発表しましたので、お知らせします。
なお、日本学術会議ホームページにも掲載しましたので、ご参照ください。
(http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-20-d4.pdf)
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テレビ番組等における「科学的」実験についての会長談話
食品の影響を取り扱うテレビ番組等において、体重、血圧、脳波、血液成分、
各種の生理学的因子等に対する食品の影響を測定する実験が行われることが多
くなった。このような傾向は、科学的事実に基づいた情報発信を行うという点
では望ましいものである。
しかし、その実験計画の中には、適切な対照群の設定、統計的な有意差を得
るために必要な実験例数の設定、実験データの検証と解釈などの点で、科学研
究の基礎的な要件を必ずしも満たしていないものが見受けられる。このような
不十分な実験計画からは、誤った結論が導かれることが多い。したがって、科
学に精通した人材による実験計画の策定と実施を心がけることが極めて重要で
ある。
これに加えて、最近、実験データの捏造などの、科学の倫理に反する行為が
行われたことが報道された。いうまでもなく、テレビ番組は国民に与える影響
が極めて大きく、そこに捏造等の不正行為があれば、テレビなどによる情報発
信、ひいては科学そのものに対する信頼を著しく傷つけかねない。
残念ながら、科学者の研究活動にも、間違いや不正行為が起こりうる。日本
学術会議は、わが国の科学者コミュニティを代表する立場から、科学者の不正
行為の防止に向けて検討を重ね、平成18年10月には「科学者の行動規範につい
て」(声明)を発表した。この声明の内容は、テレビ番組等における科学実験の
計画・実施に関わる者も、当然、守るべきものであると考える。
関係者におかれては、この声明を参照して、不正行為の防止を自らの課題と
とらえて十分な対応を行い、社会の信頼を得られる番組の制作などに心がけて
いただきたい。
平成19年1月26日
日本学術会議会長
金 澤 一 郎
====================================================================
日本学術会議ニュースメールは転載は自由ですので、関係団体の学術
誌等への転載や関係団体の構成員への転送等をしていただき、より多く
の方にお読みいただけるようにお取り計らいください。
また、メールアドレスの変更等がありましたら、事務局
(p228@scj.go.jp)まで御一報いただければ幸いです。
====================================================================
発行:日本学術会議事務局 http://www.scj.go.jp/
〒106-8555 東京都港区六本木7-22-34
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以前、メーキングを見たので、ずっと本編を見たかった映画「恋の門」をBSでやっていたので、見ました。
松尾スズキ初監督作品です。怪作でした。映画作家として、「THE○○○ホテル」の凡庸さと比較すれば、その資質の差は歴然としているでしょう。まあ、志の違いもありますが。
「モノを作り出す時の純粋な快楽」の、これほどダイレクトな表現も珍しいですね。ちょっと笑ってしまいます。
酒井若菜が、昔好きだった女性に少し似ているのと、松田龍平が、昔迷惑をかけられたいやな男に似ているのとが気になりましたが(個人的感想)。
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先週の土曜日、勤め先の大学が中之島でやっている社会人連携講座で、司会を務めました。
講師は、医学部のK谷T宏先生です。血圧や血管代謝の分野でご活躍で、特に遺伝子治療において先端を走っておられます。
先生のご紹介のネタにしようと思って、前日、ネットで検索をしていたら、思いがけない事実が判明しました。先生のお兄さんは、超辛口のコメントで連日テレビをにぎわしているコラムニストの、K谷M彦氏でありました。
そういえば、何となく顔の輪郭など面影があります。でもT宏先生は、お兄さんとはうってかわって、とても優しく温厚な方でした。
ちなみに、K谷先生は尼崎のご実家にお住まいですが、ご近所に中島らもの実家の歯医者さんがあるそうです(実は私、中島らものファンです)。
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博士号の学位記をもらって第一声、
今日から、わしは博士じゃ。
とつぶやく、というのが、永年の夢でした。
先月、大学から学位授与の通知をもらって、授与式が
平成19年3月23日
だったので、その日こそ
博士語Xデイ
と心に決めておりました。
ところが、昨日、通知をよく見てみると、
学位授与年月日 平成18年12月27日
と書いてあった。大事なポイントを、知らずに逃してしまいました。学位授与の日と、授与式の日とは、別だったのですね。
仕方がないので、心の中でそっと
わしは既に、先月から博士じゃった。
とつぶやきました。
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先日、兵庫芸術文化センター交響楽団の定期演奏会に行きました。最近、オーケストラの財政難について報道される機会が多く、今日もNHKのBSで、フランスのラムルー管弦楽団が企業に後援を打ち切られるという危機に直面し、それを乗り越えるというドキュメンタリー番組をやっていました。昨日も、NHKのニュース解説で、堺屋太一氏が大阪府のオーケストラ統合問題について話していました。そういった情勢を踏まえ、私もこんな記事を書いています。
それで、この芸術文化センター交響楽団の運営についても大いに気になったのですが、公演パンフレットの、メンバー表を見て驚きました。客演奏者がやたらに多いのです。トップ奏者およびフォアシュピーラー(サブトップ)、トゥッティ奏者(“ひら”の奏者)、客演奏者に分けて集計してみると、次のようになります。
トップ/フォアシュピーラー | トゥッティ | 客演 | |
コンサートマスター | 3 | ||
ヴァイオリン | 5 | 11 | 13 |
ヴィオラ | 2 | 4 | 6 |
チェロ | 2 | 1 | 7 |
コントラバス | 2 | 0 | 6 |
フルート | 1 | 1 | 3 |
オーボエ | 1 | 1 | 3 |
クラリネット | 0 | 1 | 4 |
ファゴット | 1 | 0 | 4 |
ホルン | 1 | 0 | 7 |
トランペット | 1 | 1 | 4 |
トロンボーン | 1 | 1 | 3 |
チューバ | 0 | 0 | 1 |
ティンパニ | 0 | 1 | 1 |
パーカッション | 0 | 1 | 3 |
ハープ | 0 | 0 | 2 |
チェレスタ | 0 | 0 | 1 |
計 | 20 | 23 | 68 |
なんと、自前の奏者の約1.5倍の客演奏者を入れて定期演奏会をやっていたのですね。他のオーケストラでも似たようなことがあるのでしょうか。
この現象って、一般企業で正社員の数を抑えて、派遣やアルバイトを多く入れて業務をこなしていく今時の会社経営と、同じですね。オケにとってあまりいいこととは思えませんが、こういうご時世では仕方のないことなのかも知れません。
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1月14日(日)、兵庫県立芸術文化センター大ホールに、佐渡裕指揮、兵庫芸術文化センター管弦楽団(通称:PACオーケストラ)の演奏で、「マーラー:交響曲第6番」を聞きに行きました。
マチネー(昼間の興業)で、嫁さんの父親と一緒でしたが、会場に着いたら、公演入場者50万人突破のセレモニーをやっていました。ホワイエに壇とくす玉をしつらえ、50万人目のお客さんと兵庫県知事と佐渡氏とが壇上に上がり、プロの女性の司会者が取り仕切ってにぎやかにお祝いをしていました。
公演に先立ち、佐渡氏が舞台に現れて、楽曲についてミニ・レクチャーを始めました。打楽器奏者も呼んで、この交響曲に特徴的な、3つの打楽器、カウベルと鉄板(鐘)とハンマーについて説明していました。特にハンマーは、ほとんどこの曲のみに使われる楽器(?)で、運命の鉄槌を現します。ハンマーと、たたかれる方の箱を公演のために新調したそうで、舞台の奥に断頭台のような階段付きの壇をしつらえて、第4楽章の間に3回、奏者が壇に登っていって打ち下ろすようになっていました。
定期演奏会でレクチャー付きというのも珍しいですが、サービス精神旺盛な佐渡裕氏らしいです。
このホールに来るのは4回目、PACオーケストラの演奏を聴くのは3回目です(前に聴いたのは、オペラ「蝶々夫人」)。若いオーケストラで、正直、あまり期待はしていなかったのですが、なかなかの熱演で感動しました。実はこの曲、私が大学3年生の時に3rdフルートで演奏した曲(日本では学生初演)で、とても想い出深い曲なのです。聴いていていろいろ昔のことを思い出したりして、カウベルがガランガランと鳴るだけで鼻の奥がつんとなる感じでした。
さて、公演が終わり、義理の父と、娘もあとから加わって(実は、娘は同じホールで客席係のアルバイトをしていた)、ホールに併設されているレストランで夕食を取りました。我々のテーブルから見える位置に、8人掛けの大きなテーブルにディナーの準備がしつらえてあり、正装をした年配の男性が腰をかけたので、よく見たら、兵庫県知事でした。さっきセレモニーをしていた司会の女性もあとから来て着席しました。どうやら、50万人達成記念のパーティが始まるようです。
我々が食事をしていたら、レストラン内に拍手が起こりました。公演を終え、ファンにサインのサービスをしていた佐渡裕氏が、パーティの会場に到着したのでした。佐渡氏は大柄のがっしりした人で、何となくオーラが出てるので、目立ちます。食事をしている間も、佐渡氏たちの様子がずっと気になってちらちら見ていました。
演奏もよく、食事もおいしく、楽しい休日を過ごしたことでした。
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「ちちんぷいぷい」(MBS)で、恐いニュースを耳にしました。(こちらを参照)
ツボカビ病
という病気がはやっているそうです。人には感染しませんが、カエル、イモリ、サンショウウオ等の両生類に、壊滅的な打撃を与えるそうです。オーストラリアやパナマなどでは、カエルの個体数が激減してしまいました。
カエルは虫を沢山食べますし、またカエルを補食している野生動物はとても多いので、カエルが減ると、食物連鎖を通じて環境に深刻な影響を与えます。
最近、日本で、買われているカエルに感染が認められました。輸入されたカエルを通じて感染したもののようですが、野外に広まると、根絶ができないそうです。
感染したカエルは、食欲が無くなり、反応が鈍くなり、ばたばた死んでいくそうです。水を通じて広がるので、感染が疑われるカエルが見つかった場合、水を決して捨ててはいけないということです。
どうか、日本のカエルに感染が広まりませんように。祈るような気持ちです。
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「報道ステーション」で「ゆとり教育」の問題を取り上げていました。
仕事をしながら、聞くともなく聞いていたら、突然耳に、
寺は危険視。
というアナウンサーのことばが聞こえてきました。「寺」?ゆとり教育のなにを、寺は危険視しているのか?だいたい、古代中世ではあるまいし、何で寺が出てくるの?
と思って画面を見たら、
寺脇 研 氏
という人物名でした。(こちら参照)
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最近毎年、大学オケ時代の友人たちと、メーリングリストで年始の挨拶と近況報告をやりとりしているのですが、そのメーリングリストで私のこのブログを紹介したら、「マタンゴ」話で盛り上がりました。その中で、Mさんが下さったメールにより、私は大学時代に2度目の「マタンゴ」体験をしていたことが判明しました。っていうか、言われて、思い出してきました。
Mさんのメール自体、とても面白かったので、ご許可を得て、ここに転載します。
こんちには51Ob(引用者註:昭和51年入学のオーボエ担当、の意味)のMです。オメデトウございます。
木管中心のメンバーで池袋まで『マタンゴ』『エスパイ』『美女と液体人間』の3本立てを見に行ったのを覚えております。M川さん、S馬さんあたりが確か首謀者で10人以上の大部隊で繰り込んだのですが、I村さんそこに混ざっていませんでしたか。『マタンゴ』が最高だったのは勿論ですが、『エスパイ』のクライマックスで藤岡弘がテレポーテーションするシーンでの映画館を揺るがす大爆笑や、『美女と液体人間』での千田是也の乱暴な注射シーンなどが記憶に残っております。
「マタンゴって何食べているんだろう?」「そりゃマタンゴさ」という会話を誰かとしたのを覚えております。
Mとマタンゴの関係ですが、映画を見る12年以上前に大伴昌司さんの図鑑を見てしまって、以来トラウマになっておりました。金水さんのように幼児のときに映画を見てトラウマになるケースと、見ずにスナップ写真だけで想像力が膨らんでしまったケースとどちらが深刻かというのは微妙なところです。
ちなみに、この10年ほどの間にホジスンの原作の翻訳が含まれている短編集を2冊手に入れております。倉庫のどっかに埋もれてしまっておりますが。中でも1冊はポプラ社か何かで子供向けのホラーアンソロジーという珍しいものです。原作もそれなりに味わいのあるものでしたが、映画のシナリオの方が数段優れていたかと思います。福島正実(当時のSFマガジン編集長)と星新一が脚本に絡んでいたというのが大きく力になっていたのだと思います。久保明と佐原健ニという東宝の2大スターを生かしきる演出が効果的です。
昔は、ビデオやDVDがなかったので、古い映画はこういう2番館、3番館に行かないと見られなかったのですね。その分、お目当ての映画が小屋にかかったときの喜びもひとしおでした。今は、お金さえ払えば、想い出の映画が割と自由に見られるわけですから、便利になった分、少しありがたみが薄れたような気がします。
なお、Mさんの第二信で、次の補足情報もいただきました。
今、Mの持っているマタンゴですが、『怪獣文学大全』東雅夫編、河出文庫、1
998に含まれているものでした。
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12月25日、梅田のあるお店に、お客さんをつれて入りました。その店は、7月に友人と入って「酔鯨」というお酒を飲み、とてもおいしかった想い出があったからです。
去年の前半までは、もっぱら焼酎・泡盛を飲んでいたのですが、少し飽きてきていたので、久しぶりに日本酒を飲んでみようと思ったのです。それで、耳に聞き覚えのあった「酔鯨」という銘柄を見つけ、頼んでみるととてもおいしかったのでした。
それ以来、お店で飲むときは、日本酒を飲むようになりました。おいしいんですけど、酔鯨を置いている店はなかなかない。で、久しぶりに、前に「酔鯨」を飲んだお店にわざわざ入ったわけ。
とりあえずビールを飲んで、さあいよいよ、と日本酒のメニューを見ても、お目当ての「酔鯨」がない。店の人に聞いてみたら、
「ああ、以前、置いてましたねえ。今は置いてないんですよ」
と、残念な答え。だったら、別にこの店でなくてもよかったのに。
どなたか、もし「酔鯨」を飲めるお店、ご存じでしたら教えて下さい。
もう一つ、お酒の話題。ここに書きましたように、12月13日、学生さんと事務の方たちがお祝いの会を開いて下さったわけですが、そのとき、学生さんたちがお金を出し合い、ワインを下さいました。私が初めて論文を発表した1982年にちなんで、1982年醸造の、Chateau Beaumont (シャトー・ボーモン)というワインを選んでくれました。なかなか、粋なプレゼントですね。
そのChateau Beaumont を、正月の2日と3日に分けて、奥さんといっしょに、いただきました。こくがあってまろやかで、おいしい赤ワインでした。このワイン、2003年とかですと安く手に入るようですが、1982年はかなり高かったと思います。どうも、ありがとうございました。
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モーツァルテウム財団による、モーツァルトの全楽曲の譜面が検索・表示できます。すごいですね!楽譜屋さんは、大打撃。
http://dme.mozarteum.at/DME/nma/nmapub_srch.php?l=2
T大オーケストラと、そのあとの社会人オーケストラでいっしょに吹いていた友人A君が作った、自演による音源公開のサイトです。オケや室内楽や、いろいろ入っていて楽しめます。
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わたしの少年時代、いな、人生にもっとも強い影響を与えた映画、ずっと見たかった映画がDVDで売られているのを見て、ドキドキと心臓が高鳴るのを押さえられませんでした。
でも、5千円以上するので、ずっと買えなかったんです。梅田の紀伊国屋のDVDコーナーに行くたび、棚から出して手にとっては、ため息をついて戻してたんです。
しかし!2006年12月25日!自分自身へのクリスマス・プレゼントのつもりで、ついに買ってしまいました!いわゆる
大人買い
ってやつ?(5000円くらいで、大げさか)
その映画とは、口にするのも恐ろしい、
「マタンゴ」
1963年度作品
CAST● 久保 明/水野久美/小泉 博/佐原健二
STAFF●監督:本多猪四郎 原案:星 新一/福島正実 特技監督:円谷英二/原作:ウィリアム・H・ホジスン
発売:東宝株式会社 TDV2754D
であります。
1963年の作品だから、私が7歳の時に見に行ってるのね。私が劇場に見に行って覚えている一番古い映画は、1961年の「モスラ」ですが、それとあまり遠くない時期に見てる映画です。
で、どきどきしながら、再生しました。
50歳の今見ると、さすがに、最初見たときの衝撃はなかったけど、これを小学2年生で見たら、かなりきつかったと改めて思います。まったく、
大人向け
の映画なんです。
極限状態の中で、エゴがむき出しになり、誘惑に負け、理性と人間性を失っていく人々の様子が結構生々しく描かれていて、エロチックなシーンもあって、しかも一切、
救いがない
ストーリーなのですね。何せ、菌類が人類に襲いかかって、人類が負けてしまう映画なのですから。全篇、しとしと、じめじめした島の中で、
カビとキノコ
だけが異様に元気です。セットが立派で、じっとりした湿気感がとてもよくできています。いろんな形のキノコが続々登場、しかも、動く、動く、ゾンビ映画並みの活躍です。キノコがこんなにフィーチャーされた映画は、おそらく世界を探してもないでしょう。
菌類映画史上最強
と言って間違いないですね(そんなカテゴリーはないって)。
私の「キノコ好き」は、実に
この映画によって形成された
と言って、過言ではありません。キノコ嫌いにならずに、好きになってしまった、というところが、人生の妙味です。
あと、今見ると、女優の
水野久美
がめちゃくちゃいいです。特に、キノコを食べた後。あのなまめかしさは、尋常ではないです(加えて、名優、天本英世=仮面ライダーの死神博士が意外な役どころで出演。といっても、映画を見ていても分からないんですけどね)。
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食事が終わってから、食休みのため、私は一人でDVDを見ていました。映画は、「アマデウス」です。この映画、もう5, 6回見てるんですけどね。でもいい映画ですから、繰り返し鑑賞に堪えます。
ただ、やはり映画(あるいは、ピーター・シェーファーの戯曲)「アマデウス」と、歴史上の人物としてのモーツァルトとは区別すべきである、ということは、改めて感じます。というより、この映画によってモーツァルト像が固められてしまうのは、少し問題があるだろうと思います。モーツァルトは、決してサリエリの嫉妬によって殺されたのではないのです。
さて、この映画の冒頭5分くらいのところで、興味深いシーンがあります。「私はモーツァルトを殺した!」と叫んで、謎の自殺未遂を起こしたサリエリが精神病院に収容され、そこで神父と対面する場面です。サリエリは、自分の作曲した自慢の曲を、手許のクラヴィアでいくつか聞かせますが、神父は残念そうに「知りません」と言います。サリエリは、「これはどうだ」、と「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」を引いて聞かせると、神父はぱっと明るい顔になり、メロディーを口ずさみ、「それなら知っています!とてもチャーミングな曲だ!」と言うのです。
このシーンは、モーツァルトの死後も彼の音楽が不滅であることを、サリエリとの対比で示したとても印象的なシーンですが、ここで、「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」がモーツァルトの代表曲であり、そのメロディをだれでも知っているということが前提になっています。ところが、最近NHKの音楽番組で知ったのですが、事実はそうではなかったようです。
「アイネク」(長いので、略します)は、作曲の経緯も分からないまったく無名の曲で、長らく人々に知られることがなかったそうです。それが有名曲になったのは、20世紀になってから、SPレコードがよく作られるようになったとき、その長さがレコードの「尺」にちょうどはまるということで、有名な演奏家が次々と録音したことによるのだそうです。つまり「アイネク」は、レコード文化が作り出した、近代の名曲だったのですね。
だから、「アマデウス」のこのシーンは、歴史としては問題があるのだけど、しかし現代の私たちが作品として見る限りにおいて、成功していると言うべきなのです。逆の視点で言えば、やはり、作品を歴史と同一視してはいけない、という一つの例になるのでしょう。
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