Vangelis
車で出勤する途中、NHK-FMで「私の名盤コレクション」という番組を聞くことがあります。
今週は小久保隆という人がゲストで出ています(再放送)が、この人は自然音とコンピュータ・ミュージックを組み合わせて環境音楽を作る人だそうです。
1956年生まれで、私と同い年のようですが、ヴァンゲリスを師と仰いでいるとのことで、電子音楽の洗礼を受けた世代として、共感を感じました。
ヴァンゲリスといってぴんと来ない人でも、映画「炎のランナー」(1981年公開)のテーマ音楽は誰でも知っているでしょう。今でもCM音楽に使われています。「ブレードランナー」や「南極物語」のサウンド・トラックでも有名です。
ヴァンゲリスは音符が読めないとか、飛行機が嫌いとか、いろいろ面白い情報を得ました。
改めて、電子音楽、特にムーグ・シンセサイザー以降の歴史を振り返ってみると、ウェンディ(ウォルター)・カーロスの「スイッチト・オン・バッハ」が1968年、冨田勲の「月の光」が1974年、まさしく私の中学校から高校にかけて、もっとも感受性の高い時期に流行ったわけで、脳が電子音にやられてしまったわけですね。
そのほか、ホットバターの「ポップコーン」が1972年、クラフトワークの「ヨーロッパ特急」が1977年、ヴァンゲリスの「反射率0.38」が1976年、喜多郎の「OASIS」が1979年、そしてそして、イエロー・マジック・オーケストラの「イエロー・マジック・オーケストラ」が1978年、「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」が1979年といったところです。青春とともに、電子音楽がポピュラーシーンで発展していったことが分かりますね。
関連ページ:
http://skinsui.cocolog-nifty.com/skinsuis_blog/2006/01/midi_feef.html
http://skinsui.cocolog-nifty.com/skinsuis_blog/2006/03/post_97e6.html
http://skinsui.cocolog-nifty.com/skinsuis_blog/2006/04/post_827c.html
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