こんなに面白い日本文学
『こんなにも面白い日本の古典』
角川ソフィア文庫 SP347
著者/訳者名 山口博/〔著〕
出版社名 角川学芸出版 (ISBN:978-4-04-406901-8)
発行年月 2007年02月
サイズ 251P 15cm
価格 700円(税込)
名前を知っていても、だれもちゃんと読んだことのない日本の古典を、現代的な問題に引き付けながら魅力たっぷりに紹介しています。目次をご紹介します。
プロローグ――伏字にくらんだ少年
万葉集 生活のアンソロジー
竹取物語 ガンダーラの秘宝
宇津保物語 王朝アラビアンナイト
大和物語 老人介護地獄
源氏物語 姦通そして老人ホーム
枕草子 虚構の家
池亭記 平安土地白書
栄花物語 王朝ホスピス
今昔物語集 女の魔性
小倉百人一首 和歌は世につれ
撰集抄 アンドロイド閣僚
宇治拾遺物語 知恵者の恋
能 戦いは悪業
奥の細道 覗機関奥之細道
好色一代男 雪江戸郭夜話
懐硯 帰ってきた夫
浮世風呂 教育ママにゆとりのパパ
エピローグ――華氏四五一度
なかなか魅力的なタイトルだと思いませんか。筆者の筆力はなかなかのもので、どんどん引き込まれました。古典に縁遠い人も「一度読んでみたい」と思うかも知れないし、知ってる人でも、あらためて作品の魅力に気付かせられることでしょう。すぐ読めるから、ぜひどうぞ。
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