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2007年9月24日 (月)

「博士」はこれもなのじゃ!

ここで、ついにコスプレまでやってしまったように、私は「博士」キャラクターに強い興味を持っています。

私の場合、「博士」と言えば「お茶の水博士」がまず連想されます。しかし、これは世代や性別、嗜好等によって大きく変わることでしょう。この本にも示されているように、マンガの世界にも実に沢山の博士がいます。

私の研究仲間のお一人は、「ウルトラQ」に登場した「一ノ谷博士」を挙げられました(写真参照)

Photo

また別の同僚の教授は、NHKでやっていた「ものしり博士」の「ケペル先生」を挙げました。

Monosiri02

その他、「死神博士」のような悪玉博士や、新しいところでは「名探偵コナン」の阿笠博士、アインシュタイン博士、ホーキング博士のような実在の人物、映画「博士の奇妙な愛情」「博士の愛した数式」を思い浮かべる人もいるでしょう。

さて、あなたにとって博士とは、誰ですか?

マンガ、アニメ、映画、実在を問わず、まず思い浮かべる博士、気になる博士、好きな博士を教えて下さい。コメント欄に書き込んでいただければ幸いです。

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コメント

 この問いを得て初めて自覚しましたが、どうも私の「博士」原体験は『悪玉』の方でした。
 世代的に直接接した(?)中で印象が強いのは、『ドクタースランプアラレちゃん』(TVアニメ、1981~)の「ドクター・マシリト」あたりだったような気がします。邪悪なキャラクターやそれらしい容姿(白衣+髪ぼさぼさ)が子供心に焼き付きました。本当ならせんべえさんこそ「はかせ」のはずなのですが、こちらは「型破りな博士らしい」という印象で収まっています。
 また、これは世代と関係あるのかどうか分かりませんが、江戸川乱歩の(旧版・ポプラ社シリーズの、特に挿絵の)「妖怪博士」(1964版)などの印象も、上のような博士イメージを強化したように思います。主人公に敵対して、ずる賢くて執念深くて、でも最終的には絶対やっつけられる存在、というキャラクター像です。
 アトムの「お茶の水博士」やコナンの「阿笠博士」のような『善玉』博士たちは、いずれもびみょうに世代がずれて、大きくなってから出会いました。
 なお、好き・嫌いでいうと、個人的には『悪玉』博士の方に惹かれます。ヘンな発明やワザを披露して、でもやっつけられて、というところが何とも面白いというか退屈させないというか・・・。
 
 ところで、「石橋博士」は善・悪どちらのキャラクター設定なのですか? 邪悪でずる賢くて、最後には正義の味方の「ペン吉」にやっつけられてしまう、というような続編が想定されていたりしますか(^^)? 

投稿: I | 2007年9月24日 (月) 15時33分

Iさま、ありがとうございます。
石橋博士は、断然、善玉です。少年たちに知恵と勇気と科学の力を伝える、愛の人、平和の使者です。南極地下にある秘密基地で、ペン吉を助手として日々研究に励んでいるのです。

投稿: SKinsui | 2007年9月24日 (月) 16時55分

思いつくままに挙げてみますと……、

「芹沢博士」:なんといっても「ゴジラ」の芹沢博士が筆頭に来ますね。ゴジラの肉体を分解してしまう「オキシゲン・デストロイヤー」の発明者ということで当然「善玉」になるのですが、その割りにはどこか暗い影を引きずっているのが魅力でした。また、その悲劇的な末路には、子供心に深い感銘を受けたことを覚えています。
 
「モロー博士」:これも子供のころ、ジュブナイル版「モロー博士の島」(H.G.ウエルズ)を読んで、そのおぞましさに震え上がりました。南海の孤島で人獣合体という恐るべき実験に没頭するモロー博士は、弟を半魚人に改造してしまう「半魚人」(楳図かずお)の博士(名前は忘れました)と並んで、私の中では悪玉=マッドサイエンティストの双璧です。
 
「リーデンブロック教授」:ジュール・ヴェルヌの「地底旅行」で読者を目くるめく地底世界に誘う鉱物学者。自分の研究しか頭にない、猪突猛進、傍若無人の博士ですが、この愛すべきキャラクターはたとえば「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドクなどにも受け継がれているのではないでしょうか。ちなみに「B・T・F」パート3で、ドクが西部開拓時代にもうけた子供の名前は「ジュール」と「ヴェルヌ」でした。
 
ほかに、上に書かれている「博士の異常な愛情」のドクター・ストレンジラブ、「未知との遭遇」のラコーム博士(フランソワ・トリュフォーが演じていました)、「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクター博士、フェデリコ・フェリーニの「女の都」の「巨根博士」なども、印象に残っています。

投稿: マストルナ | 2007年9月25日 (火) 09時25分

マストルナさま、
ありがとうございます!マストルナさんらしい人選で、ミニ情報付きで、ごちそうさまという感じです。どれも魅力的な博士達で、ぼくも大好きです!

投稿: SKinsui | 2007年9月25日 (火) 09時44分

偏見ですが、わたしの博士の条件は次の通りです。
1.メガネ (アラレちゃんのせんべさんはアウト)
2.贅肉 :研究にこもりっきりで運動不足 (博士の愛した数式の博士はアウト)
3.前頭部は毛があまり無くて後頭部はボリュームある (おでこが狭い人全員アウト)
4.50歳代以上 (すみません)
5.白衣じゃなくても上着はちょっと裾がやや長くあってほしい
6.男性 (差別ではありませんが、女性博士を考える場合は、2,3,4の条件を外してもらっても可です)

よくわかりませんが、たぶんわたしは「コナン」世代のせいだと思います。
でもアガサ博士がオフの日にアロハシャツなんか着ているのを見ると、
そのへんのおじさんやん!と思いますね。

失礼の多いコメントですみません。

投稿: きく | 2007年9月25日 (火) 14時50分

キクさま、
楽しいコメントありがとうございます。コスプレ版「石橋博士」は条件にぴったりだったので、うれしく思いました。

投稿: SKinsui | 2007年9月25日 (火) 15時27分

幼少のみぎりのTV漫画動画「エイトマン」の博士、善玉のほうでなく、超小型ミサイルを操る悪玉博士。名前失念。
悪玉博士、芯から悪ではなく、なんか復讐心かライバル心に燃えてたみたいで、地球が危機に陥ればエイトマンに知恵をつけてやる、という性格。僕みたい?。
なーんてね。

投稿: ノーボ | 2007年9月26日 (水) 22時13分

ノーボさま、ありがとうございます。

>名前失念。

おそらく、「デーモン博士」ではないかと思われます。

こうして見ると、悪玉博士の人気がけっこう高いですね。意外でした。

投稿: SKinsui | 2007年9月27日 (木) 16時40分

ぱっと思いつく博士
ズッコケ三人組のハカセ(博士じゃないですが)
シュバイツアー博士

気になる博士
中洲産業大学タモリ教授

好きな博士
きんすいはかせ、
でんじろうはかせ、
仮面ノリダーの岡田真澄(博士じゃないかも、ファンファン大佐でしたっけ?)

わたしの博士像はこんなものです。
少女マンガではこれぞ博士な博士は思いつかなかったです。魔法使いとかならいますが。少女マンガで博士といえば、少女マンガが大好きな高橋源一郎教授になってしまいます。

投稿: なかがわ | 2007年9月27日 (木) 22時24分

なかがわさま、ありがとうございます。

なかがわさんらしい、ユニークな人選ですね。私まで入れていただいて、お心遣いありがとうございます(汗)。

「ズッコケ三人組のハカセ」で思い出したのが、「ひょっこりひょうたん島」の「ハカセ」です。めがねをかけた、細面の聡明な少年で、中山千夏が声を担当していました。子供時代の私の好きなキャラでした。今なら、「メガネ男子」としてもてそうなタイプです。

投稿: SKinsui | 2007年9月28日 (金) 10時45分

今となっては、ストレンジラヴやジーキル、映画『ドグラ・マグラ』の正木博士(桂枝雀、若林博士は室田日出男)の名を挙げ(てみ)たいところですが、幼いころ(小学校低学年頃まで)、「博士」といえば、なぜか「白衣に角帽」というのが必須条件でした。この条件を満たしていなければ、子供心に「博士」とは認めがたかったのでした。
ですから、『科学戦隊ダイナマン』の夢野久太郎博士(島田順司)も、白衣は着ていますが角帽を被っておらず、物心がつく前にこれを見ておれば、多分こんなの博士じゃない、と思っていたことでしょう。
そうなってしまった原因は恐らく、『天才クイズ』(CBC)の「天才博士」(着ぐるみの人形)にあるようです。声の担当は鎌田吉三郎という方だそうです。
いまネットで画像検索すると、角帽を被ってないものばかり出てきますが、確か、しばしば角帽を被っていたはずで(子供が沢山出て来て、そのうち優勝者?には角帽を被せるのです。眼鏡もかけさせていたような…)、「博士といえば白衣に角帽」という強烈なイメージを植えつけられた原因は、まさにそこにあったのではないかと思います。
そのすこし後に出会った、「ビックリマン」の反後博士(熊本出身)も、初期のスタイルは「白衣に角帽」であったと記憶しています。
このようなイメージから脱却できたのは、実は乱歩のお陰なので、上にも挙げておられる方がいらっしゃいますが、乱歩は『妖怪博士』、また『呪いの指紋』(悪魔の紋章)の宗方博士、『目羅博士』、『魔法博士』等々、あの手この手で悪玉博士をどんどん出してくるので、それでイメージが少しずつ変わってきたのではないか(それでもステレオタイプであることに全く変わりはないのですが…)と愚考します。
長々と失礼致しました。

投稿: H.K. | 2007年10月 1日 (月) 00時22分

HKさま、ありがとうございます。
それぞれ、博士へのこだわりも個性が伺えて、興味深いです。

白衣に角帽というのは、よく考えると不自然ですよね。白衣は仕事着ですが、角帽は仕事にはむかないですからね。

乱歩の博士もおもしろそうですね。調べてみたいと思います。

投稿: SKinsui | 2007年10月 1日 (月) 22時16分

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