沖縄ゆいゆい日記(2)
ここからの続き。2日目です。
11月17日(土)
Oさんの手配してくれたレンタカーで、島の南部に出かけることに。まず、同宿のOさんとIさんと私の3人で9時半頃出発、私の運転でおもろまち駅そばの沖縄県立博物館・美術館に向かう(自宅の車と同車種で、運転しやすかった)。出来たての施設で、とてもきれい。博物館をざっと見て回る。ジオラマや標本・実物など見せ方も工夫があって、楽しめた。美術館は、残念ながら時間がなくてあきらめる。博物館を出るとき、勤務校の同僚のO教授(美術史)とすれ違い、やあやあとんだところで、とご挨拶。シンポジウムに出席されることは知っていたが、まさかばったり出会うとは思わなかった。
博物館を出て、今日着くYさんと、宜野湾に泊まっているCさんと落ち合うために、空港へ。学会関係者と何人もすれ違う。空港で無事集合を果たし、5人でまずひめゆりの塔を目指す。天気は昨日と打って変わって曇り空。車に備え付けのナビに従って走っていくと、妙な細道に入っていって、気がつくと、ざわわざわわとサトウキビ畑のただ中を走っていた。あまっさえ、ぽとぽと雨粒が落ちてくる。一度、ひめゆりの塔を訪れたことのあるYさんのカンで、これは、ナビが塔の裏側に連れて行こうとしているのだろうと判断。そこで進路を変えて国道に出直し、改めて表口からアプローチすることに。すぐに、国道沿いに賑やかな土産物店が軒を連ねるところに出た。駐車場に車を入れた時点で雨はかなり本降り、土産物屋の貸し傘を借りて、ひめゆり平和祈念資料館へ。十代の女性達のたくさんの顔写真に見つめられ、彼女らの悲惨な最期を思う。暗い天候も相まって、やりきれない気持ちに。
車を止めた駐車場がある土産物屋兼レストランで昼食を取る。「ゴーヤーDRY」なる飲み物を発見、今日は運転しないYさんがトライしてみる。ムービー参照。
このあと、一旦宿舎のホテルに戻り、Yさんは荷物を預けて、ご友人に会いに出られる。残りのメンバーは、車でとりあえずOK大学に向い、私だけOK大学で降ろしてもらう。
※そのあと、OさんとIさんは首里城址に行ったらしい。
私はN語学会の講演会に出たわけだが、ほとんど聞かなかった。まあ、それでもいいかなと思えるようなものではあった。大学時代の先輩と、長い立ち話など。人生の折り返し点を過ぎた当たりともなると、いろいろうれしくない話題もそれはそれで尽きない。
夜は、大学の食堂で懇親会。昨日の酒が残り気味で、酒は控えようかなという気分だったが、暑いのでまずオリオンを1杯、うまい。次に、カメから古酒(クースー)を出しているのが見えて、つい水割りを手にとって飲むと、これがまたうまい。頭の奥の方でぽっと灯がともる感じがする。料理もなかなかいけるし、余興で学生のサークルによる琉球舞踊がはじまって、一気に陽気になった。昨日のプロとは格が違うとはいえ、若い踊り手の踊りはまた別の楽しさがある。ムービーで雰囲気だけどうぞ。
いい心持ちになったところで、Q大出身の知り合いの研究者2人を誘って、タクシーで那覇へ。同宿のメンバーと、牧志公設市場2階の「道頓堀」で落ち合う。但しそこはもう店じまい近かったので、牧志の駅そばの国際通り沿いの沖縄料理店に入る。そこでまた泡盛の飲み比べなどし、Yさんがいるのでマンガ談義にも花が咲き、勤務校の同僚のOさんやQ大のTさんもなだれ込んで、楽しく夜は更けていった。
(えっと、確かそのあと同宿の4人が連れ立って帰り、私は就寝したと思います。残りの3人はまたホテルの近くで飲み、特にIさんとYさんは4時まで飲んでたとか。続きます。)
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