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2008年11月 2日 (日)

ハインツマン、ガーデ

この記事への、あるとじゅんさんへのお答えとして、演奏者と作曲者について解説を引用しておきます。

ハンス=ウド・ハインツマン
 1947年ハイデルベルク生まれ。1000年以上の歴史を誇るレーゲンスブルク少年少女合唱団で最初の音楽的素養を磨く。ミュンヘン音楽大学コンツェルト・エグザーメン(ソリスト資格試験)を最優秀で卒業。アウグスブルク市立劇場、ミュンヘン交響楽団、フランクフルト歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラを経て1982年より北ドイツ放送交響楽団フルート奏者。ソリスト、室内楽奏者としてフランドル音楽祭、ザルツブルク音楽祭、バイロイト音楽差、エディンバラ音楽祭などヨーロッパでの主要な音楽祭を始め、南米や日本でも演奏活動を行っている。また多数のCD(Koch-Classic, Thorofon, Dabringhaus, Grimm)、放送局での録音に於いてその才能は遺憾なく発揮されている。1984年以来北ドイツ放送交響楽団団員による室内楽コンサートシリーズの企画・制作に携わり、同放送局における重要なコンサートシリーズの一つとして定着させる。1985年以来ハンブルク音楽大学教授。国内外でのマイスタークラスでも指導に当たり、演奏者としてだけでなく、教育者・優秀なフルート技術者としても高い評価を得ている。

白髪、はげ、白髭の、結構なおじいさんでした。

ニルス・ガーデ Niels Gade, 1817-1890
ガーデはコペンハーゲンの王室オーケストラでヴァイオリン奏者として活動を開始し、次作の交響曲第1番をメンデルスゾーンに送付したところ、積極的に受け入れられ、ライプツィヒで初演してもらうことができ同地に転居、ライプツィヒ音が訓で教鞭をとるかたわらゲヴァントハウス管弦楽団の副指揮者を務めた。メンデルスゾーンと親交を結んで創作活動において重要な影響を受けたほか、シューマンとも親しくなった。1847年に恩人メンデルスゾーンが没すると、ゲヴァントハウスの主席指揮者の地位を引き継いだが、1848年にデンマークとプロイセンの紛争が勃発するとデンマークに戻った。その後はコペンハーゲン音楽協会の終身総裁に就任、新たにオーケストラや合唱団を設立した。またオルガン奏者としての活動も始め、コペンハーゲン音楽院院長職に就く。晩年は北欧の音楽界において権威ある教育者として名をなし、後にグリーグやニールセンらに影響を与えた。作品の多くはメンデルスゾーンやシューマンの影響が濃厚だが、中にはデンマーク民謡に基づく作品もある。本日演奏するソナタはロベルト・シューマンに捧げられている。

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コメント

 失礼ながら、こちらに書き込ませていただきますね。
 2日は、思わぬフルート談義のひとときを過ごせまして、嬉しく存じました。お話に出されていたのは、こちらの作曲家なのですね。聞ける機会を待ちたく存じます。
 私のオススメ作曲家では、ジャン・ルイ・トゥルー(Jean-Louis TULOU。テュルー?)をど忘れしておりました。比較的CDも手に入れやすくなりましたので、よろしかったら御試聴いただければと存じます。
 拙midi→mp3の在り処は次のところです。曲自体はどれも好きなのですが、midiの腕が伴わず…… 一曲でもお気に召すものがありますよう、祈るばかりです。
http://www.geocities.jp/satopyyy/midi.htm

投稿: 通りすがる乙女 | 2008年11月 3日 (月) 23時36分

通りすがる乙女さま、
私も久しぶりのフルート談義で、たいそう愉快な時を過ごしました。ありがとうございました

midi聞きました!リーツもトゥルーも、ロマンチックでいいですね

(私がY氏にもらったのは、ロカテッリのフルートソナタでした。3枚組CDで、18曲も入っています。Brilliant Classics 92686)

投稿: SKinsui | 2008年11月 4日 (火) 00時16分

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