2009振り返り(1)
年が改まりましたが、旧年一年間を簡単に振り返りたいと思います。
○家庭
何と言っても、6月の母の入院・手術が一大事でした。持病を抱えるなかでの手術で、危ない局面もありましたが、今となっては旧来同様に無事に暮らせることは有り難いことです。私と連れ合いの両親のことはこれからますます大事に考えていかなければなりません。
上の娘は無事就職し、職場が遠く、残業が続いて疲れていた時期もありましたが、今の世の中、職があるだけでも有り難いと言わねばならないでしょう。下の息子は今年受験、結果はまだまだ分かりません。
○大学・管理運営
長を務めるセンターでは、特任教員の人事などあり、つらい改変の時期でした。政権交代の余波もあり、まだ予断を許しません。
また“社学連携”と呼んでいる社会貢献事業として、いくつもの講座、講演会等に関わらせていただきました。印象的なものとしては、3月のテルミン・レクチャーコンサート(企画)、6月の石黒浩・平田オリザ対談(企画・司会)、7月の淀屋橋 odona での大阪弁レクチャー(講師)、同月、天神祭にからんでロボット御迎え人形(企画)、9月の「水都大阪2009 記念国際シンポジウム」(司会)、11月の「ニセ科学フォーラム」、12月のマンガカフェ、旅カフェ等です。今年も当面、こういった企画の仕事を続けなければいけないようです。
○教育
指導している学生さんの博士論文が去年1件、ことし2件あり、順調に研究者が巣立っていってくださることは有り難いですが、ますます研究職の間口が狭くなっており、卒業者の出口(就職)問題は深刻化の一途をたどっています。その結果として、大学院の充足率も低下の傾向にあり、大学の仕組み自体が音を立てて崩れつつあると言わなければならないでしょう。つらい時期ですが、学生さんたちとともに、質の高い研究を維持していくことが義務と感じています。
また、センターがらみで、専門以外でのコミュニケーション教育についても、その必要性、可能性について考えさせられる一年でした。
本務校以外では、9月に2校(金沢・愛知)、12月に1校(広島)の集中講義を務めさせていただきました。すべて違うテーマで、大変といえば大変ですが、新しい学生さんとの出会いもあり、また自分の研究テーマを確認する意味合いもあり、有り難いことと思います。
(研究篇に続く)
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