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2010年1月

2010年1月 7日 (木)

ニュース字幕の“ら抜き”

さきほど、よみうりテレビ(日テレ系列)18:30からのニュース番組で、画面下に掲示された字幕に“ら抜き”がありました。世界最大の3D薄型ディスプレイが発売されたことを伝えるニュースの中でした。

めがねをかけることによって立体映像が見れる

口頭表現ではもはや標準的と言ってもいいほど広まっていますが、報道番組の字幕ではかなりめずらしいのではないでしょうか。とっさのことで、写真を撮れなかったのが残念です。

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2010年1月 3日 (日)

水鳥観察

ここで撮りました。12月に、コブハクチョウが初めて飛来したと新聞ネタになっていましたが、今日もいました。

コブハクチョウ

Kohakutyo

ハシビロガモ

Hasibirogamo

ヒドリガモ(かわいい)

Hidorigamo2

オナガガモ

Onagagamo2

カワウ

Kawau   

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2010年1月 2日 (土)

2009振り返り(2)

○研究

最近の研究テーマとしては、役割語、歴史語用論、存在表現、歴史統語論、その他というあたりに収斂しております。

役割語については、昨年3月に、定延さんの科研費との合同によりシンポジウム・研究発表会を実施しました。その折り、役割語を“キャラクター”というより広い視点から捉え直すということを試みましたが、3月の段階では十分ではなかった論点もだいぶ整理されてきたように思いますので、また発表の機会が得られればと思います。

幸い、役割語に興味を持っていただける方がいてくださいますので、去年もいくつかの講演や授業の機会を得ました。6月には、学生さんの企画で、役割語をテーマとするサイエンスカフェに参加しました。7月には、淀屋橋 odona で関西人イメージについての講演を行いました。9月には金沢大学で集中講義を行いました。11月にはクアラルンプールにおける大阪大学フォーラムで講演を行いました。また、日本女子大学でシンポジウムに参加しました。12月には広島女子大学で講演会を行いました。

出版社からも、出版企画のお話をいただいており、準備を進めていますが、なかなか原稿として結実しません。今年は、一つでも二つでも出版までこぎ着けることが課題かと思います。

歴史語用論に関しては、学生さんや元学生さんらと共同で、直示に関する歴史的変化と類型の研究を進めており、10月に国立国語研究所のフォーラムで発表を行いました。また滝浦さんの、ポライトネス研究と出会ったことは大変な収穫でした。9月に雑誌の企画で滝浦さんと対談ができたことも有り難かったです。2月19日には、新宿の麗澤大学のサテライト教室で、滝浦さんと井上優さんと、ポライトネスに関するシンポジウムを行います。

存在表現については、2006年に『日本語存在表現の歴史』を出版して以来、しばらく寝かせてあったような状態でしたが、9月に愛知県立大学で集中講義をやらせていただき、また10月に中国語学会のシンポジウムにお呼びいただいて話をさせていただいたことによって、また少し考えてみたいと思うようになりました。3月27日~28日には、東京言語学研究所(TEC)の集中講義でお話をさせていただく予定です。

歴史統語論に関しては、昨年3月に国立民族学博物館での国際シンポジウムに参加させていただき、発表をしました。本務校では、その内容を取り込みつつ講義をしつつありますが、形式的に整ってきたように思います。3月までの約束で、講座物の原稿を出す計画ですので、なんとか頑張りたいと思います。

その他として、言語と社会、言語と歴史、言語と国家といった枠組み的なことに関して、少し考えていることがあり、とりあえず1月24日の「21世紀懐徳堂シンポジウム」というイベントでお話させていただく予定ですが、学会発表なども久しぶりに出来ればと思っています。

○健康、その他

昨年は、顎関節症と、睡眠時無呼吸症候群を発症しました。後者に関しては昨日のエントリーで書いたように、小康を得ております。前者は、ましになったとは言え、今でもがくがく音がしますし、毎晩器具を付けて寝ています。完治するということは無いのかもしれません。それ以外にも、肩が痛かったり、胃腸の調子が悪かったり、毛が減ってきたり、年相応の老化現象は体験しつつあります。

ところで、昨年の日本語文法学会の選挙で、会長に推薦されました。今年4月から3年の任期とのことです。執行部がようやく固まってきましたので、なんとかなりそうな気もしています。学会員の皆様のために、できる限りのことはさせていただきたいと思います。

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2009振り返り(1)

年が改まりましたが、旧年一年間を簡単に振り返りたいと思います。

○家庭

何と言っても、6月の母の入院・手術が一大事でした。持病を抱えるなかでの手術で、危ない局面もありましたが、今となっては旧来同様に無事に暮らせることは有り難いことです。私と連れ合いの両親のことはこれからますます大事に考えていかなければなりません。

上の娘は無事就職し、職場が遠く、残業が続いて疲れていた時期もありましたが、今の世の中、職があるだけでも有り難いと言わねばならないでしょう。下の息子は今年受験、結果はまだまだ分かりません。

○大学・管理運営

長を務めるセンターでは、特任教員の人事などあり、つらい改変の時期でした。政権交代の余波もあり、まだ予断を許しません。

また“社学連携”と呼んでいる社会貢献事業として、いくつもの講座、講演会等に関わらせていただきました。印象的なものとしては、3月のテルミン・レクチャーコンサート(企画)、6月の石黒浩・平田オリザ対談(企画・司会)、7月の淀屋橋 odona での大阪弁レクチャー(講師)、同月、天神祭にからんでロボット御迎え人形(企画)、9月の「水都大阪2009 記念国際シンポジウム」(司会)、11月の「ニセ科学フォーラム」、12月のマンガカフェ、旅カフェ等です。今年も当面、こういった企画の仕事を続けなければいけないようです。

○教育

指導している学生さんの博士論文が去年1件、ことし2件あり、順調に研究者が巣立っていってくださることは有り難いですが、ますます研究職の間口が狭くなっており、卒業者の出口(就職)問題は深刻化の一途をたどっています。その結果として、大学院の充足率も低下の傾向にあり、大学の仕組み自体が音を立てて崩れつつあると言わなければならないでしょう。つらい時期ですが、学生さんたちとともに、質の高い研究を維持していくことが義務と感じています。

また、センターがらみで、専門以外でのコミュニケーション教育についても、その必要性、可能性について考えさせられる一年でした。

本務校以外では、9月に2校(金沢・愛知)、12月に1校(広島)の集中講義を務めさせていただきました。すべて違うテーマで、大変といえば大変ですが、新しい学生さんとの出会いもあり、また自分の研究テーマを確認する意味合いもあり、有り難いことと思います。

(研究篇に続く)

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2010年1月 1日 (金)

無呼吸、その後

ここで書いた無呼吸症候群のことですが、今は器具をしていません。

11月30日に、月に一度の診察に医院に行ったところ、

あなたのは、夜の間機械が空気を送っている時間がとても短い。重症の人は、ほとんど一晩中空気を送り続けている状態で、それに比べたら症状はとても軽い。そもそも、無意識に器具を外してしまうのは、あまり体が必要としていない証拠である。

という趣旨のことを言われ、「切りがいいですし、12月からやめると言うことにしましょうか」と提案されました。

器具をしないで一月たちましたが、今の所、一頃のような症状はないようです。

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今日の古書自慢

年末、大阪某所の古書店で、『近畿方言の総合的研究』(楳垣実編、三省堂、1962)を

1000円

で落掌いたしました。

古書店のネットで検索すると、8400円~12000円で取引されています。

「大阪府立能勢高等学校」所蔵本の廃棄本のようです。

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謹賀新年

本年の皆様のご多幸とご健康を心よりお祈り申し上げます。

             平成二二年 庚寅 元旦

Adulttiger

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