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2010年5月18日 (火)

大学は

こんな文章が目にとまりました。

 1. 苦界からの脱出
 先日開かれた、ある研究会のあとの懇親会のときのこと。3人の若手研究者が、就職が決まったことを報告した。1人は、専任教員、あとの2人は任期制の助教。挨拶がふるっていた。「これでやっと苦界から抜け出ることができました」。若い世代が「苦界」などという大時代な言葉遣いをするにいたったのも、いまの大学教員市場を考えるとわかる気がする。かれらのいずれもが、数年間オーバードクターを余儀なくされ、非常勤をいくつもやって、かつかつの生活でしのいできた。だから「苦界」からの脱出ということばが、かれらの心情をあらわすのにはぴったりだったのだろう。

この文章(竹内洋「大学教員の世代間格差と衝突・軋轢」『IDE現代の高等教育』N. 519, 12-18, IDE大学協会)を書いた人も、もとの挨拶をした若手研究者も、こんな回文(私が昔作りました)を知っていたのでしょうか。

大学は苦界だ。
ダイガクハクガイダ

知らなかったでしょうね~。惜しいなあ。

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