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2010年8月10日 (火)

俳句ったー、和歌ったー

twitter が何かと話題になっております。私も最近初めて、軽い中毒気味です。

さて、twitter は記事1件140文字以内なので、俳句や和歌など短詩形式の発表の場にもなるわけですが、どうせなら、俳句や和歌に特化したシステムを作ってみたいものです。俳句、和歌のツイッターなので、「俳句ったー」「和歌ったー」と名付けましょう。

私の考える「俳句った-」はこんなんです。単に入力・公開するだけでなく、まず字数チェックをしてくれます。字数チェックのために、発表用の漢字仮名交じりの入力のほかに、仮名文字による読みの入力もしてもらいます。たとえば、こんな感じ。

古池やかはず飛び込む水の音

ふるいけや かわずとびこむ みずのおと

投稿者は両方の行を入力しますが、公開されるのは、上の行だけ。

次にシステムは、内蔵されている歳時記を引いて、季語のチェックをしてくれます。基本は、当季(今の季節)のものを投稿するのが基本。季節違いの場合は、指摘してくれます。もちろん、無季語や季重なりも教えてくれます。それでも投稿は出来ますが、公開時に「無季」「季重なり」など表示されます。「字余り」「字足らず」も表示されます。

あと、俳句に添える短文も別に入力できたらいいですね。140字以内としておきましょう。

すごいのはここからです。システムは、古今の俳句のデータベースも持っています。入力した段階で、データベースと照合し、「同一句」「類似句」が表示されます。同一句については投稿が拒否されます。類似句のある場合は、公開された句に「類似句あり」と表示され、クリックするとその句が出てきます。入力・公開された句は、直ちにデータベースに追加されます。

表示は、横書きと縦書きが選べるようになっています。横書きは本家ツイッターと似てますが、縦書きはなかなかユニークな画面になると思います。

むずかしいのは、作品の評価で、玉石混淆、というより、石ばっかりになってしまうかもしれませんが、本家ツイッターのように followee, follower の数が公表され、またリツイートもできるようにしておけば、自然と人気句、人気投稿者がはっきりしてくると思います。ぜひ、実力派俳人にも参加していただきたいものです。データベースや類似句チェックがきっちりできたら、有名俳人や愛好家にも利用されるようになるのではないでしょうか。

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コメント

和歌ったー、俳句ったーの言葉につられ、萬葉集の素朴さが好きな私は、思わず寄ってしまいました。きっと現代萬葉集になるでしょうね。現代の防人の歌、現代の読み人知らずの恋歌、著名な歌人、俳人の親や子を想って詠んだ歌や句…いいですね。
思い出しましたが、電車の中の光景で、座っている人が一斉に(と見える)、ケータイを立てて、何かを推敲しながら打っている様は、いつ見ても日本独特の文化のような気がいたします。昔の人のように、ケータイを短冊代わりに、一首(または一句)ものしているような趣があります。おそらく外国ではこういう現象はみられないのでは?
それとも、わたしの利用している奈良、三重に続く某私鉄でのみ見られることでしょうか。とてもゆかしい気分になります。

S先生に「Nさんの考え方はまだEurocentricだ」と言われた和人

投稿: kyokoN | 2010年8月11日 (水) 18時17分

KyokoNさま、コメント有り難うございます!
言われて気づきましたが、確かに携帯を明けて何かを打ち込んでいる姿は、短冊に句や歌をしたためている姿に似ていなくもないですね~happy01

投稿: SKinsui | 2010年8月11日 (水) 21時47分

金水先生、お久しぶりです。
ツイッターに名句botというのがあるのを最近発見いたしました。なかなかのものです。
また、フォローのおすすめより、百人一首botや大伴家持bot、藤原定家botなど、和歌のbotがあることもわかりました。
一応見てみましたが、五七五の俳句に比べ、五七五七七の和歌はツイッターではしっくりこない感じがします。
俳句は横書きOKでも、和歌は横書きはちょっといただけないように思いました。区切るべきところで区切られないからでしょうね。
余白の使い方というレイアウト上の見ばえも大事ですね。
一度、ツイッターで検索されてみてはいかがでしょう?いろんなbotがあるようですよ。

失礼いたしました。お体を大切になさって下さい。

投稿: KyokoN | 2010年11月21日 (日) 02時14分

KyokoN さま、
ありがとうございます。百人一首botは知ってます。あとは知りませんでした。検索してみます。

投稿: SKinsui | 2010年11月21日 (日) 22時38分

追伸です。
役割語botというのがあってもいいかなと思いました。(botの作成者の中には手動と断っている者もいるようです)

投稿: kyokoN | 2010年11月22日 (月) 07時18分

KyokoN さま、
役割語bot おもしろそうですね。考えてみます。

投稿: SKinsui | 2010年11月22日 (月) 09時12分

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