Dean's Night (第2回)ゲストは吉森保さん!
Dean's Nightとは、私、金水敏が今お話を伺いたい方をお招きして、トークとディスカッションで楽しい時間を過ごそうという企画です。第2回のゲストは、 “オートファジー”の研究で注目される世界トップクラスの研究者にして、“ラバーダック”の収集家であり、“ハシキョー”(走る教授会)のメンバーとして、世界各地を駆け回る、吉森保さんです。
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Dean's Nightとは、私、金水敏が今お話を伺いたい方をお招きして、トークとディスカッションで楽しい時間を過ごそうという企画です。第2回のゲストは、 “オートファジー”の研究で注目される世界トップクラスの研究者にして、“ラバーダック”の収集家であり、“ハシキョー”(走る教授会)のメンバーとして、世界各地を駆け回る、吉森保さんです。
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twitter が何かと話題になっております。私も最近初めて、軽い中毒気味です。
さて、twitter は記事1件140文字以内なので、俳句や和歌など短詩形式の発表の場にもなるわけですが、どうせなら、俳句や和歌に特化したシステムを作ってみたいものです。俳句、和歌のツイッターなので、「俳句ったー」「和歌ったー」と名付けましょう。
私の考える「俳句った-」はこんなんです。単に入力・公開するだけでなく、まず字数チェックをしてくれます。字数チェックのために、発表用の漢字仮名交じりの入力のほかに、仮名文字による読みの入力もしてもらいます。たとえば、こんな感じ。
古池やかはず飛び込む水の音
ふるいけや かわずとびこむ みずのおと
投稿者は両方の行を入力しますが、公開されるのは、上の行だけ。
次にシステムは、内蔵されている歳時記を引いて、季語のチェックをしてくれます。基本は、当季(今の季節)のものを投稿するのが基本。季節違いの場合は、指摘してくれます。もちろん、無季語や季重なりも教えてくれます。それでも投稿は出来ますが、公開時に「無季」「季重なり」など表示されます。「字余り」「字足らず」も表示されます。
あと、俳句に添える短文も別に入力できたらいいですね。140字以内としておきましょう。
すごいのはここからです。システムは、古今の俳句のデータベースも持っています。入力した段階で、データベースと照合し、「同一句」「類似句」が表示されます。同一句については投稿が拒否されます。類似句のある場合は、公開された句に「類似句あり」と表示され、クリックするとその句が出てきます。入力・公開された句は、直ちにデータベースに追加されます。
表示は、横書きと縦書きが選べるようになっています。横書きは本家ツイッターと似てますが、縦書きはなかなかユニークな画面になると思います。
むずかしいのは、作品の評価で、玉石混淆、というより、石ばっかりになってしまうかもしれませんが、本家ツイッターのように followee, follower の数が公表され、またリツイートもできるようにしておけば、自然と人気句、人気投稿者がはっきりしてくると思います。ぜひ、実力派俳人にも参加していただきたいものです。データベースや類似句チェックがきっちりできたら、有名俳人や愛好家にも利用されるようになるのではないでしょうか。
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同僚の方がコーディネータをしているので宣伝します。
3月24日(水)に、哲学者の鷲田清一氏とアーティストやなぎみわ氏を迎え、関 西 芸術会議vol.3シンポジウム「社会とアートのあり方」を開催致します。
既存の枠組みを超えて私たちに疑問や驚きを与え、新たな世界観への視界を開け さ せる「社会の中でのアート」がテーマです。
皆様、お誘いあわせの上、お運び下さいませ。
■ 日時 : 3月24日(水) 18:30~20:00 (開場 18:00)
■ 開場 : 大阪市中央公会堂 (大阪市北区中之島1-1-27)
■ 出演 : 鷲田清一氏(哲学者/大阪大学総長)、やなぎみわ氏(美術作 家)
<コーディネーター:木ノ下智恵子(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任講 師)>
■ 主催 : 関西広域機構 関西元気文化圏推進協議会
■ 定員 : 150名(申込順/入場無料)※申込締切=3月18日(木)必着
■ お申込み、お問い合わせ先 :
関西広域機構 文化振興部 (関西元気文化圏推進協議会事務局)
TEL. 06-4803-5577 FAX. 06-4803-5574
E-mail : art@ kansai.gr.jp
お申込み方法等詳細はこちら(http://www.kansai.gr.jp/ku/)をご覧くだ さい。
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私のエッセーを含む下記図書が出版されました。とても綺麗な写真満載の、ビジュアルムックです。平田オリザさんのシナリオ、平田さんと石黒浩さんの対談、エッセーなど多彩な内容を含んでいます。
大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(編)(2010)『ロボット演劇』大阪大学出版会
私のエッセーを途中まで(けち!)貼り付けます。全部お読みになりたいかた、ぜひ本書をご購入ください(けち!)
「ええ、まぁ」の言語学―タケオと桃子は二つの"フェイス"の夢を見るか―
金水 敏
私は「働く私」を見ていて、ロボットが口にした「ええ、まぁ……」という台詞を聞いた時、衝撃を受け、背筋に戦慄が走った。
*祐治、CDをセットしてスイッチを押す。
「ロボコップ」のテーマが流れる。
郁恵 えぇ?
祐治 どう?
・・・
祐治 (ロボットBに)どう?
ロボB はぁ、
祐治 これ、元気でんじゃない?
ロボB えぇ、まぁ、
(心なしか、リズムに合わせて、身体をかすかに回しはじめる)祐治は、働く気力を失ったロボットA(タケオ)を鼓舞しようとして「ロボコップ」のテーマを聞かせることを、ロボットB(桃子)に提案してみるのだが、ロボットBはその行為の有効性に確信が持てず、その上で、否定的反応によって祐治を傷つけることをおもんぱかり、その結果あえて発した返答がこの「ええ、まぁ」だったのである(この場所以外に、ロボットBは「まぁ、どうでしょう?」「はい・・・まぁ」というせりふを話し、いずれも、似たニュアンスで用いられている)。
なぜ、私はこのせりふに衝撃を受けたのだろうか。それは、「ええ、まぁ」が、私にとって最も"ロボットらしくない"せりふであるように感じられたからであり、そしてそのことこそが平田さん(平田オリザ氏は私の勤務先の同僚なので、こう呼ばせていただきます)がこのロボット演劇に仕掛けた"わな"なのだろうと感じとった。
私たちが想像するロボットの会話と言えば、だいたい次のようなものである(平板な、機械的音声を思い浮かべてください)。「はい、分かりました」
「今お持ちします。しばらくお待ちください」
「計算できません」
「その単語は、私の知識にありません」すなわち、必要最小限の内容を直接的に伝える、よく言えば"効率的"な、悪く言えば"無味乾燥"な受け答えである。むろん、本当にロボットと会話した人はほとんどいなかったはずで、これはSF映画などに登場する、架空のステレオタイプなロボットのせりふである。こうしたSF作品の制作者は、どうせロボットには"人間的"なやりとりなど高度すぎて出来ない(と観客が思う)だろうと見積もった上で、むしろその愚直さ、たどたどしさを楽しむ"トリックスター"的なキャラクターとしてロボットを利用するのが通例であった。いわば、はやりの言葉で言えば、いささかKY(空気読めない)な道化師的存在としてロボットは扱われてきた。そのようなロボットに対する思い込みを、平田さんは冒頭から外しにかかった。そのことを最も象徴的に表したせりふが「ええ、まぁ」だったのである。
ここで、問題の核心に迫るために、ロボットの会話と「ええ、まぁ」の機能について、語用論 (pragmatics) という一種の意味論の立場から考えてみたい。意味論学者のグライス(H. P. Grice)は、すべての会話の参加者は次のような協調の原理(cooperative principle)に従わなければならないと仮定した(Grice 1975)。(以下略)
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水都大阪2009を記念して、国際シンポジウムが9月22日(火・祝)、大阪中之島・リーガロイヤルホテルで行われます。
世界的に著名な研究者・アーティストが出演します。私も、コーディネータの一人として出ます。
参加費1000円、事前登録が必要です。締め切りは9月5日です。22日、空いていたらぜひお越しください。
詳しくはこちらのサイトをどうぞ。
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青木文化庁長官が主催する、トークイベントです。文楽の人形遣いの桐竹勘十郎さんが実演します。私も紹介役で登場する予定です。
青木保文化庁長官と文化人によるトークサロン『カフェ・アオキ』を、このたび、大阪大学コミュニケーションデザイン・センターが実施する『ラボカフェ』とのコラボレーションにより、京阪電車なにわ橋駅「アートエリアB1(ビーワン)」で開催します。
大阪大学総長の鷲田清一さんと、文楽人形遣いの桐竹勘十郎さんをお招きして、「都市と文化」をメインテーマに鼎談を行います。
また、鼎談の中では、桐竹勘十郎さんによる文楽人形のデモンストレーションが行われます。◆ ゲスト:鷲田 清一さん(大阪大学総長)
桐竹 勘十郎さん(文楽人形遣い)
司 会:青木 保(文化庁長官)
総合司会:金水 敏さん(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター長)◆ 日時:平成21年6月4日(木)18:30~20:00(開場18:00)
場所:アートエリアB1(ビーワン)
京阪電車中之島線「なにわ橋駅」地下1階コンコース◆ 入場:無料
◆ 主催:文化庁、「中之島コミュニケーションカフェ」プロジェクトチーム
共 催:大阪大学21世紀懐徳堂、国立文楽劇場
企画制作:大阪大学コミュニケーションデザイン・センター
制作協力:NPO recip
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