戯れ言

2010年12月 6日 (月)

知己宇家の人々(梗概)

最近実写映画化された、有名なSFアニメ作品のもじりです。ミュージカル仕立てでいかがかと……

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関西のとある下町の一戸建てに暮らす、知己宇家の人々は、もはや崩壊寸前の危機的状況にあった。

知己宇家の父、十蔵は脳梗塞の後遺症で寝たきりに近い生活をしている。

長男の大輔は三〇過ぎて、未だに職に就けない引きこもり状態。

長女由貴は、パートで一家の生計を支えているが、パート先の上司に不倫を迫られている。

次男の晋(すすむ)は、高校卒業後、なかなか家に帰らない放浪生活を続けている。

知己宇家の隣に、加美良(かみら)家が引っ越してきて、突如生ゴミを家に投げ込むなど、原因不明の嫌がらせ行為を始める。知己宇家の人々はどう対処していいかわからず、由貴は次第に精神を病んでいく。

ある日、セールスマン風の「穴雷蔵(あな らいぞう)」と名乗る人物が知己宇家を訪れ、「家相が悪い」「悪霊がとりついている」などと言って、「救われる為には、瀬戸内海の小島にある“一四醸樽”(いすかんだる)という新興宗教の理想郷に行って、教祖“星沙”さまの“宇宙浄霊”を受け、波動宝(はどうほう)を買わなければならない。あなた方は幸運だ、この私が星沙さまの仲介をしよう」と伝える。

由貴は一念発起し、爪に火をともすようにしてためてきた財産を雷蔵に渡し、晋もふくめた一家全員を引きずるようにして一四醸樽へと向かうことにする。

一家は、雷蔵が港に準備したぼろ船「大和丸」に乗り込むが、船員の土佐酔造はアルコール中毒で頼りにならず、嵐や接触事故など、次々と苦難が襲ってくる。はては、十蔵が船上で絶命してしまう。

果たして、知己宇家の人々は、一四醸樽に無事たどり着けるのか?一四醸樽とはどのような島で、星沙とは何ものか?知己宇家に再び平和は訪れるか?(続きません)

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2010年7月 3日 (土)

コミュニティFMに出演(付・傑作回文)

7月1日、「タッキー816みのおFM」というコミュニティーFMのスタジオ収録に参加してきました。

「まちのラジオ」という番組枠で、月1回放送している「大阪大学社学連携」というシリーズの1回として、コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)の紹介をすることになりました。

出演したのは、私と、私が担当しているCSCD科目「地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ(CC)入門」という授業に参加している学生さん4人です。「みのおFM」の野間耕平さんという方が聞き手でした。

1時間番組のなかで、私と学生さんたちの自己紹介、CSCD の活動、「地域CC入門」の狙いと内容、学生さんの受講の動機、授業で取り組んでいる「イシバシ・ハンダイ映画祭」や「まちかねておはこ祭」のことなどが話されました。話の合間に、学生さんが持ってきたCDから3曲かかりました。

1時間があっというまに感じられるほど、楽しい収録でした。とくに私にとっては、学生さん一人一人の思いや夢、また好きな音楽が聴けたことがとてもよかったです。ラジオって面白い媒体だな、とあらためて思いました。また聞き手の野間さんは、構成作家であり、MCとして番組を進行しながら、タイムキーピングをし、CDをかけるDJも兼ね、文字通り八面六臂の活躍でした。パチパチ。

放送は、7月8日(木)15:00~16:00、再放送は7月11日(日)16:00~17:00です。周波数はFM 81.6メガヘルツ、放送エリアはだいたい北摂一帯です。詳しくは、こちらのホームページをどうぞ。

打ち合わせの様子
Utiawase2

スタジオ、収録前
Syurokumae

スタジオ、収録後
Syurokugo 

ところで、野間耕平さんは、すごい回文の名人であることが分かりました。いっぱい作品をもらってきたのですが、2つほどご紹介しておきます。

〈回文でつづるバンクーバーより〉

さしもの大器、大らかだい!大輔も見た、いかした「銅」。このざわめき立った決め技の高度、確か。痛みも消す、偉大だから。大きい頼もしさ。

〈2010サッカーW杯南アフリカ大会 日本の16強進出を寿ぐ回文〉

ずれたかも。腰曲げ、敗戦時、泣く駒野か。つかの間、酷な人生。励まし、子も語れず。

長さがハンパ無いですね!でもちゃんと回文になっています。

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2010年6月26日 (土)

1次リーグ突破に臨みて

日本の対戦国を折り込みて詠める

パラグアイ悪うて出るものデンマーク
 (腹具合)          (出ん)

カメルーンものも噛んでオランダ
 (噛める)         (おらん)

意味はありません

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2010年6月13日 (日)

小惑星言いまつがい

我が家は小惑星探査機はやぶさの話題で盛り上がっています。

私の連れ合いは、「はやぶさ」と小惑星「イトカワ」が混交して、なんども小惑星「ハヤカワ」と言ってしまいます。

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2010年5月18日 (火)

大学は

こんな文章が目にとまりました。

 1. 苦界からの脱出
 先日開かれた、ある研究会のあとの懇親会のときのこと。3人の若手研究者が、就職が決まったことを報告した。1人は、専任教員、あとの2人は任期制の助教。挨拶がふるっていた。「これでやっと苦界から抜け出ることができました」。若い世代が「苦界」などという大時代な言葉遣いをするにいたったのも、いまの大学教員市場を考えるとわかる気がする。かれらのいずれもが、数年間オーバードクターを余儀なくされ、非常勤をいくつもやって、かつかつの生活でしのいできた。だから「苦界」からの脱出ということばが、かれらの心情をあらわすのにはぴったりだったのだろう。

この文章(竹内洋「大学教員の世代間格差と衝突・軋轢」『IDE現代の高等教育』N. 519, 12-18, IDE大学協会)を書いた人も、もとの挨拶をした若手研究者も、こんな回文(私が昔作りました)を知っていたのでしょうか。

大学は苦界だ。
ダイガクハクガイダ

知らなかったでしょうね~。惜しいなあ。

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2010年4月10日 (土)

季節もの回文

昨日も食べました。おいしい季節です。

居た!魚の王、鯛。
 イタ   ウオノオウ タイ

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2010年3月13日 (土)

映画化求む

朱鷺を書ける少女 

  ―漢検準一級―

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2010年2月22日 (月)

ひさびさ回文

さっき、思いつきました。

尻、血を見た民、落ち付け!
けつ ち お み た たみ お ち  つ け

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2010年2月10日 (水)

露の

ネットニュースのヘッダに、

露の五輪選手薬物疑惑多発

と書いてあったのですが、最初に見たとき、頭の方を

露の五郎選手......

と読んでしまいました。露の五郎(つゆのごろう。落語家の名前)が何の選手に??と、頭の中が「?」でいっぱいになりました。

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2009年8月 9日 (日)

仮の妻

以前の記事を読み直していたら、こんな回文が出てきました。「仮の妻」とは、当時としては不吉な用語ですが、当たってしまったのが情けないというか、なんというか

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