2020年7月23日 (木)

役割語研究会(オンライン)のお知らせ

20200822 

下記の要領で役割語研究会を実施します。今回、初の試みとして、オンライン (Zoom)で実施いたします。

ふるってご参加ください。

=====

割語研究会
2020年8月22日(土)13:00-16:00
Zoom によるオンライン開催

1: 野村 涼(スタンフォード大学大学院)
  役割語・キャラクター言語としての古い英語の使用について
2: 住田哲郎(京都精華大学)
  文字によるキャラクターの創出とマンガにおける機能
3: 山木戸浩子(藤女子大学)
        英語テクストの日本語翻訳における文字タイプの操作

どなたでもご参加いただけますが、参加ご希望の方は、8月15日までに下記フォームから参加登録を行ってください。後日、Zoom
のリンクを登録メールアドレス宛てお送りします。Zoom を使ったことのない方は、アプリをダウンロードしてアカウント登録をしておいてください。

参加登録フォーム:https://forms.gle/Ugd1QommfdhLvE6U9
連絡先:金水 敏(大阪大学大学院文学研究科教授)kinsui(at)let.osaka-u.ac.jp←(at) を半角の@に置き換えてください。
                             
※この研究会は科学研究費助成事業「役割語・キャラクター言語の翻訳可能性・翻訳手法についての研究」(研究代表者:金水 敏)に基づくものです。

2020年5月14日 (木)

ほとんど0円大学「キャラの言葉づかいから読み解く『もののけ姫』

「ほとんど0円大学」で、下記のようなインタビュー記事が掲載されました。

 

● 言語学×『もののけ姫』: 言語学者がジブリアニメを分析!
キャラの言葉づかいから読み解く『もののけ姫』
http://hotozero.com/?p=15986

 

2020年5月 4日 (月)

ハンガリーにおける役割語

Academia.eduに下記のような論文が掲載されました。

 

アルベケル・アンドラーシ、内川かずみ・角田依子 (2008) 「ハンガリーにおける役割語」『第13回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム 報告・発表論文集』pp. 292-299, ヨーロッパ日本語教師会・トルコ日本語教師会.

 

https://www.academia.edu/7709405/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E5%BD%B9%E5%89%B2%E8%AA%9E_%E8%A6%81%E6%97%A8_Role_Language_in_Hungarian_Abstract_

2020年3月 8日 (日)

カラヴァッジョ展の展示パネル

2019年から2020年にかけて、カラヴァッジョ展が次の3会場で行われたが、そこで興味深いパネル展示が行われた。

 

○札幌会場
2019年8月10日(土)〜10月14日(月・祝)
北海道立近代美術館

○名古屋会場
2019年10月26日(土)〜12月15日(日)
名古屋市美術館

○大阪会場
2019年12月26日(木)〜2020年2月16日(日)
あべのハルカス美術館

 

 そのパネル展示というのは、展示された絵の作者である画家が一人語りをしているという体で、作品の由来や製作の背景が説明されていたのである。特に、カラヴァッジョの作品については、「俺は〜だぜ」のようなマッチョな男性の発話スタイルが採用されており、添えられたヤマザキマリ氏のイラストと相まって、カラヴァッジョのキャラクターをとてもよく伝えていた。
 ちなみに、カラヴァッジョ以外の画家については、「私は〜だよ」のような話体であり、またたった一人いた女性画家については「私は〜だわ」といった女ことばが用いられていた。下記にその例を示す。

 

展示パネル文例(浅川真紀・あべのハルカス美術館 上席学芸員作成)

●カラヴァッジョ
《悲嘆に暮れるマグダラのマリア》1605-06年
教会の祭壇画を画くのは、画家にとって一気に有名になれるチャンスだ。自慢じゃないが、俺の祭壇画はローマで引っ張りだこだったんだぜ。人々の信仰の対象となる大事な絵だし、サイズも大きいから、いろいろと準備が必要だ。たとえば、聖母マリアの死を悲しむマグダラのマリアをどう描くかも、こんなふうに研究したよ。がっくりとうなだれて涙にくれるところだ。死んだ聖母マリアの姿もリアルすぎると教会からは言われたが、俺は本当の死、本当の悲しみを描きたかったんだ。(ヤマザキマリ氏のイラスト入り)

 

●カラヴァッジョをめぐる画家たち
ジュゼッペ・チェーザリ
通称カヴァリエーレ・ダルピーノ
20代前半の一時期、カラヴァッジョは私の工房で絵を描いていた。わずか8ヶ月ほどだったが、その才能には舌を巻かざるをえなかったよ。特に静物画を描くテクニックが素晴らしかったな。自慢じゃないが私は当時ローマを代表する画家で、私の描く華やかで優雅な絵には注文がひきもきらなかった。正直にいえばカラヴァッジョと私はあまり気が合うほうではなかったが、互いの才能を認め合っていたし、その後は良きライバルともいえる関係だった。

 

●カラヴァッジョをめぐる画家たち
アルテミジア・ジェンティレスキ
私が生きた時代、女性が画家になるのはとても珍しいことだったの。私はカラヴァッジョがローマに来て間もない頃に生まれたけれど、父と彼が友達だったことを、幼心にも覚えているわ。この絵は旧約聖書の一場面で、スザンナという女性が老人たちに誘惑され、それをきっぱりと断るところ。男社会と戦いながら絵を描くのには苦労したけれど、カラヴァッジョのチャレンジ精神には学ぶところがあって、自分の絵に取り入れたり、移り住んだ土地の画家達に紹介したりもしたわ。

 

 実は、このパネルを制作された浅川真紀氏が偶然、私の弟の知人であったことが分かり、直接連絡を取らせていただいて、上記のパネルの文章や、下に示す展示風景もお見せいただいた次第である。なおこのパネル展示はすべての会場で行われたが、あべのハルカス会場のものが一番充実していたそうだ。
浅川さんは、特にマンガに精通しているとか役割語の知識があったということではなかったそうだが、こういった話体を用いることで、まるで画家本人が乗り移ったかのような感覚を得て、筆が進んだと述べてくださった。
 美術展というハイカルチャーな世界に、役割語というポップカルチャーに近しい手法が取り込まれて展示を充実したものにしているという点が、大変興味深いことである。

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2020年3月 5日 (木)

『村上春樹翻訳調査プロジェクト報告書』(3) が公開されました。

『村上春樹翻訳調査プロジェクト報告書』(3) が大阪大学リポジトリ OUKA に登録
されましたのでお知らせいたします。どうぞ、ご自由にダウンロードしてください。

リンクはこちらから

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2020年2月20日 (木)

【中止します】役割語研究会のお知らせ(2020年3月20日)

 

下記の役割語研究会は、新型コロナウィルス感染予防の観点より、中止といたします。


みなさま、どうぞお気をつけください。

 

====【中止】====

2020年3月20日(金・祝)13:00-17:45

大阪大学豊中キャンパス文法経研究講義棟 文11教室
下記キャンパスマップ6番の建物の1階です。

https://www.let.osaka-u.ac.jp/ja/about/access

 

1: セバスティアン・リンドソコグ(大阪大学大学院)

『騎士団長殺し』における登場人物の発話分析

  ―スウェーデンと日本訳の比較―

 

2: 劉 翔(大阪大学大学院)

  フィクション作品における大阪弁・関西弁の翻訳について

  ー日中対照を通してー

 

3: 住田哲郎(京都精華大学)

  文字によるキャラクターの創出とマンガにおける機能

 

4: 山木戸浩子(藤女子大学)

  日本語翻訳における文字タイプの操作

2020年1月13日 (月)

中村桃子先生のインタビュー記事

中村桃子先生による、ジェンダー言語学に関するウェブ記事をご紹介します。

ハーマイオニーと女幹部 「女ことば」は男が作る【言語学者・中村桃子】

(1)
https://noisie-s.net/gender/164/

「おネエことば」には「ひっくり返す力」がある。ただ、【言語学者・中村桃子】

(2)
https://noisie-s.net/gender/293/

一人称が「僕」の女の子、「僕」から「俺」に武装する男の子【言語学者・中村桃子】

(3)
https://noisie-s.net/gender/327/

2019年12月31日 (火)

「〈役割語〉トークライブ!」第20回公開中

研究者ウェブマガジン Lingua に掲載中の『〈役割語〉トークライブ!』第20回が公開されています。
前号に引き続き、松田結貴さんのご寄稿です。
「虚構の物語と「役割語」—表現リソースとしての日本語の文字(2)」
http://www.kenkyusha.co.jp/uploads/lingua/prt/19/yakuwari1912.html

どうぞお楽しみください。

『村上春樹翻訳調査プロジェクト報告書』原稿募集

本年度も『村上春樹翻訳調査プロジェクト報告書』を発行する予定です。
掲載する論文を募集いたします。次のような条件に当てはまるご労作が
あればご寄稿ください。

 

・村上春樹作品の翻訳に関するご論考、または広くフィクション(村上春樹以外も可)
 における役割語やキャラクターの発話に関するご論考
・言語は日本語または英語
・分量はA4、10ポイントで10頁以内
・既に公刊されたものも可ですが、著作権に関する処理はご自分でお済ませください。
 また、大阪大学リポジトリで公開しますので、複製権、公衆送信権の行使をお許しいただく
 こととなります。
・最低限の査読をさせてきただきますことをご容赦ください(失礼ながら、条件に当てはまらない
 ご原稿については掲載をお断りすることがあります)。
・締切は2020年1月末日です。
・マイクロソフト社 wordファイルまたはテキストファイルでお送りください。
・原稿料はお支払いできませんが、本冊を5冊差し上げます。

 

皆様のご応募をお待ちいたします。

 

連絡先:
金水敏(大阪大学大学院文学研究科・教授)
kinsui(at)let.osaka-u.ac.jp ← (at) を半角@に変換

役割語研究会(2020年3月20日)の発表者募集

3月20日(金・祝)に、大阪大学豊中キャンパスで役割語研究会を予定しております。
3〜4名の発表でプログラムを組みます。ついては、もし発表ご希望の方がありましたら、
題目とともにお知らせください。また発表者については旅費の支援ができます。ご相談ください。
多数のご参加をお待ちしています。

 

金水 敏

連絡先:kinsui(at)let.osaka-u.ac.jp ←(at)を半角@に変換

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