ファイナル・ファンタジー
「ファイナル・ファンタジー」のファン・サイトで、全(?)せりふが記録されています。学生さんに教えてもらいました。
Final Fantasy Story
http://members2.jcom.home.ne.jp/ffstory/index.html
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「ファイナル・ファンタジー」のファン・サイトで、全(?)せりふが記録されています。学生さんに教えてもらいました。
Final Fantasy Story
http://members2.jcom.home.ne.jp/ffstory/index.html
下記の文献に、「性格特性5因子モデル」というものが紹介されていて、興味を引かれました。
内田照久 (2006) 「未知のイントネーションから想起される話者の性格印象と方言地域の特徴」『音声研究』10-3:29-42
Uchida, Teruhisa (2006) "The effect of unfamiliar intonation in speech sounds on the images of personality impressions and dialectal regions," Journal of the Phonetic Society of Japan, 10-3:29-42
キーワード:韻律的特徴、発話速度、イントネーション、F0パターン、性格特性5因子モデル、Big Five, PICOLA, STRAIGHT
2.2節から引用します。
2.2 性格印象を測定するフレームワークとしての性格特性5因子モデル
話者の人柄の印象といった情報を対象とする場合、対象となる概念が多面的で抽象性が高いため、その測定には困難を伴う。この問題に対して、1990年代以降、パーソナリティ心理学の領域で飛躍的な発展を遂げてきた。性格特性5因子モデル (Five Factor Model of Personality, FFM) に基づくフレームワークが有効であることがわかってきた(内田 2000, 内田 2002, Uchida 2002)。
性格特性5因子モデルとは、人の性格を幅広い観点から捉えた場合、評価の次元として5つの特性が見いだされるとするものである。 (Goldberg, L. R. 1990, 辻・藤島・辻・夏野・向山・山田・森田・秦 1997)。 その性格特性は、外向性 (Extroversion, E)、情緒不安定性 (Neuroticism, N)、経験への開放性 (Openness to experience, O)、勤勉性 (Conscientiousness, C)、協調性 (Agreeableness, A) などと呼ばれ、 Big Five と総称される(柏木 1999)。このBig Five を測定する尺度項目の具体例を表1に示す。これは、和田 (1996) が作成した Big Five 尺度を基に、内田 (2002) が聴覚実験用に改訂した短縮版である。
性格特性5因子モデルは、本来、人間の内面への探求を意図して研究がなされてきた。しかしその後、そこから見出された Big Five は、他者への評価も含み込んだ広い意味での対人認知の次元であると考えられるようになってきた。それを受けて、内田 (2002) は、音声から想起される話者の性格印象について、Big Five 尺度を用いた評定実験を行った。その結果、話者の印象は Big Five に対応した5つの観点ごとに独立に評価されることが見出され、性格印象の評価軸としての有効性が明らかになってきた。 (p. 31)
表1 Big Five Scale 短縮版の評価項目 | |
性格特性 | 評定項目(各4項目) |
外向性:E | 話し好き、無口な†、陽気な、外向的 |
情緒不安定性:N | 悩みがち、不安になりやすい、心配性、気苦労の多い |
経験への開放性:O | 独創的な、進歩的、洞察力のある、想像力に富んだ |
勤勉性:C | いい加減な†、ルーズな†、怠惰な†、計画性のある |
協調性:A | 穏和な、寛大な、親切な、協力的な |
†逆転項目 |
関連する引用文献を抄出しておきます。
柏木繁男 (1999) 「性格特性5因子論 (FFM) による東大式エゴグラム (TEG) の評価」『心理学研究』69:6, 468-477.
辻平治郎・藤島 寛・辻 斉・夏野良司・向山康代・山田尚子・森田義宏・秦 一士 (1997) 「パーソナリティの特性論と5因子モデル:特性の概念、構造、および測定」『心理学評論』40, 239-259.
内田照久 (2000) 「音声の発話速度の制御がピッチ感および話者の性格印象に与える影響」『日本音響学会誌』56:6, 396-405.
内田照久 (2002) 「音声の発話速度が話者の性格印象に与える影響」『心理学研究』73:2, 131-139.
Uchida, T. (2002) "Effects of the speech rate on speakers' personality-trait impressions." In A. Alippi (ed.) Preceedings of the 17th International Congress on Acoustics. Vol. VIII. Music, Psychoacoustics, Speech. Roma: ICA Srl.
和田さゆり (1996) 「性格特性語を用いた Big Five 尺度の作成」『心理学研究』67:1, 61-67.
役割語に大変近いところにある研究論文が出ました。
郡 史郎 (2006) 「日本語の「口調」にはどんな種類があるか」『音声研究』10-3:52-68
Kori, Shiro (2006) "What are the major speech styles in Japanese?" Journal of the Phonetic Society of Japan, 10-3:52-68.
キーワード:口調、発話スタイル、イントネーション、音調規定余韻、パラ言語、非言語情報
1. 音調を規定する要因と、そこから見たイントネーション研究の課題
2. 日本語の「口調」
2.1 日本語の発話スタイルについての従来の研究
2.2 研究方法
3. 「口調」を含む表現の収集と整理
4. 「口調」の分類
5. 主要な口調の抽出
5.1 方法
5.2 結果
5.2.1 GoogleとYahoo! 検索による同時期の検索結果
5.2.2 Google による約一年前の検索結果との比較
5.2.3 16の「主要な」口調
6. 「主要な口調」の構造
6.1 分類
6.2 「主要な口調」の音声表現としての類似性イメージとグループ分け
7. 特定場面に定まった話し方の型を表す口調表現
8. まとめ
第8節「まとめ」の部分を引用しておきます。
冒頭で、音調規定要因という観点から見た広い意味でのイントネーション研究の現代的課題として、現在得られている知見を実際の話しことばで確認する作業、談話標識や間投詞、あいさつなど話しことば特有の形式の研究、話し手と聞き手の社会的・心理的関係についての研究、そして場面限定的な発話スタイルの研究の必要性について述べた。
次いで、発話スタイル一般の研究の試みとして、日本語にはどのような発話スタイルがあるか、そして代表的なものは何かを、インターネットのウェブページの「口調」の用例検索を通じて探った。
基礎資料の分析に基づいて、インターネット上で一定以上の使用度数があると思われた396種の口調表現を選び、その内容を分類したところ、「話し手の心理的状態、身体的状態、社会的属性」と「話し手と聞き手の社会的・心理的関係」を表すものが多く、これに次ぐのが「特定場面に定まった型」であった。
この396の表現の検索件数を検討したところ、安定的に高頻度で出現する表現として16の「主要な」口調表現が取り出された。それらは短期的・臨時的な対人態度か話し手の心理状態を表すものがほとんどであるが、上位のものは前者であり、対人態度が音声コミュニケーションのありかたを大きく左右することが示唆された。
さらに、「主要な口調」どうしのイメージ上の類似度を多次元尺度法を用いて検討したところ、それらは大きく3つのグループに分かれると見ることができた。しかし、そこまでの単純化は現時点では差し控え、この結果と上述の理論的分類を考え合わせることで、「主要な口調」を6節末に示した12の口調群にまとめてみた。
今後はこの12の主要な口調群ごとに、それぞれの音調的特徴を探ることにしたい。また、場面限定的な話し方の型として得られた「重々しい口調」「宝塚口調」「講義口調」など15口調についても、音調的特徴を探る予定である。
12の口調群というのは、次のようなものです。
「命令口調」「厳しい・きつい・強い口調」「怒り・激しい口調」「断定口調」「説明口調」「冷静な口調」「静かな・落ち着いた口調」「丁寧な口調」「優しい口調」「穏やかな口調」「淡々とした口調」「軽い口調」
また、場面限定的な発話スタイルとして取り出された15種の口調とは、次のようなものです。
「重々しい口調」「宝塚口調」「講義口調」「アナウンサー口調」「歌舞伎口調」「狂言口調」「電話口調」「ナレーター口調」「読み口調」「厳粛な口調」「バスガイド口調」「ロック口調」「ニュースキャスター口調」「エレベーターガールのような口調」「車内放送口調」
『ベルサイユのばら』に関するワークショップが、京都国際マンガミュージアムで行われたので、行ってきました。
えむえむ連続講座 第1期 第3回
テーマ「『ベルばら』ブームとは何だったのか ―1970年代・女性・革命」
講師:藤本由香里 氏×伊藤公雄 氏×川村邦光 氏
1972年から連載された池田理代子の少女マンガ「ベルサイユのばら」は、社会現象とまで呼ばれるほどの人気を博した。この「ベルばら」ブームには、1970年代という時代背景も大きく影響しているだろう。1970年代は、少女マンガが黄金期を迎えたと言われ、少女文化が発展した。また、社会的にも、「政治の季節」の終息や消費社会化など、現代につながる時代の転換点であったと言われている。
こと女性に関する状況については、ウーマン・リブなどの新しい女性運動の出現、専業主婦化のピーク、出生率の低下の始まりなど、注目すべき変化があった。 このような時代に、なぜ「ベルサイユのばら」が広く支持されたのだろうか。ジェンダー論の視点を取り入れながら、当時の少女マンガの流れと社会的背景に注目することで、解明を試みる。
開催日 2007年2月11日(日) 午後2時~4時
会場(研究室1)の開場時間は13時30分
会 場 京都国際マンガミュージアム 3階 研究室1
参加費 無料
マンガミュージアムに入館いただくためには、別途料金が必要です。
ミュージアム入場料:大人300円,中高生200円
定 員 当日 先着50名様主催:京都国際マンガミュージアム、大阪大学21世紀COEプログラム「インターフェイスの人文学」
第1部 講演「『ベルばら』の時代」
出演:藤本由香里 氏
第2部 パネルディスカッション
出演:藤本由香里 氏・伊藤公雄 氏・川村邦光 氏
総合司会:東園子 氏藤本由香里(ふじもと ゆかり)
1959年熊本生まれ。東京大学教養学科卒。筑摩書房で編集者として働くかたわら、コミック・女性・セクシュアリティなどを中心に評論活動を行う。明治学院大学・法政大学兼任講師でもある。著書に少女マンガ論『私の居場所はどこにあるの?』(河出書房新社)、マンガ家へのインタビュー&コラム集『少女マンガ魂』(白泉社)、編集担当本に『竹宮惠子のマンガ教室』(筑摩書房)などがある。伊藤公雄(いとう きみお)
1951年生まれ。京都大学教授。専門は社会学。『<男らしさ>のゆくえ-男性文化の文化社会学』(新曜社、1993年)『男性学入門』(作品社、1996年)などジェンダーに関する著作多数。またポピュラーカルチャー研究の確立にも力を入れている。川村邦光(かわむら くにみつ)
1950年生まれ。大阪大学教授。専門は宗教学、民俗学。大正時代の婦人雑誌を分析した『オトメの身体』(紀伊国屋書店、1994年)ほか「オトメ3部作」など、女性文化に関する研究でも知られる。
国際マンガミュージアムは初めてだったので、楽しみでした。場所は、地下鉄烏丸御池からすぐの小学校を改造したもので、なかなか雰囲気があります。連休で、「ガンダム展」をやっていたこともあり、大変な人出でごったがえしていました。あらゆる壁面が書架になっていて、マンガの単行本がぎっしりつまっており、300円の入場料を払って入った客が思い思いに好きなマンガを棚から取って廊下や階段に座り込んで読みふけっていました。ちょっと、異様な風景です。
ワークショップは、藤本由香里さんの同時代的な思い入れたっぷりの、しかし冷静な視線を失わないご講演が非常に面白かったです。また、編集者独特の目線で、コミックス版、文庫版の丁付けが雑誌版と異なっていたという事実をご披露して下さり、目からウロコの思いがしました。雑誌連載時は、当然作家は丁付けを意識して、見開きが美しく見えるように作画しているわけですが、コミックス版に収録する際、編集者が追い込みにしていったため、丁付けが狂ってしまったそうです。文庫版も、コミックス版を踏襲していますが、完全版において初めて雑誌連載時の状態に復元されたそうです。実例を見せてもらいましたが、確かにまったく印象が異なりました。
伊藤先生、川村先生のコメント、ディスカッションも加わり、政治、雑誌編集の実態と当時の社会的状況、作家性の問題、ジェンダー・イデオロギーなど、多彩な視点から『ベルばら』とそれを取り巻く状況について語られ、大変有意義なワークショップでした。少女マンガについてはどうしても知識が不足しているので、ありがたかったです。会場(教室を改造したもの)がやや狭く、熱気はむんむんでしたが、少し窮屈だったのが残念でした。
下記のようなシンポジウムがあります。
第19回社会言語科学会研究大会
日時 : | 2007年3月3日(土)、4日(日) |
場所 : | 日本大学文理学部 (http://www.chs.nihon-u.ac.jp/index-con/info_f.html) 〒156-8550 東京都世田谷区桜上水3-25-40 TEL: (03)3329-1151(代表) |
交通 : | 京王線「下高井戸」あるいは「桜上水」下車、徒歩8分 |
第1日目 3月3日(土) | |
10:00 -- 12:30 |
シンポジウム 【図書館オーバルホール】 「社会言語学における『人の社会的属性』の扱いを問い直す」 企画責任者:日高水穂(秋田大学) 基調講演:「『役割語』研究と社会言語学の接点」 金水敏(大阪大学) 「言語変種」分野:「着脱される『属性』-方言『おもちゃ化』現象-」 田中ゆかり(日本大学) 「言語行動」分野:「言語行動と『属性』」 熊谷智子(国立国語研究所) 「言語意識」分野:「言語意識と『属性』」 松丸真大(大阪大学) |
詳しくは、こちらのサイトをどうぞ。
最近、FMVのコマーシャルで、木村拓哉がウサギ男に変身するものがありあました。変身後の「ウサタク」は、文末に「ぴょん」を付ける“ウサギ語”を話していました。「キャラ語尾」の一種、もっと詳しく言えば、定延さんの言う「キャラ助詞」ですね。
ファンサイトから、文字化された脚本を引用しておきます。
http://jwa.michikusa.jp/cm-smap-kimura.html
富士通FMV
変身 編 15秒バージョン
出演者 木村拓哉
ナレーション 木村拓哉
テラスで女性とFMVを前にワインを飲んでいる木村拓哉
パソコンの画面に満月が映し出される
女性 「地デジだと月もキレイね」
木村拓哉 「月って好きじゃないんだよね」
女性 「なんで?」
突然変身がはじまり苦しみだす
持っていたグラスを放り出し叫ぶ女性
女性 「キャーーーーーーーー!!」
女性 「オオカミ男!? オオカミ男なのねあなた!!!」
ナレーション 「FMVで地デジ」
イスにちょこんと座っているウサギ、ウサタクに変身してしまった。
ウサタク 「ウサギ男だピョン」
女性 「なんじゃそりゃ!」
ウサタク 「月はダメって言ったピョン」
変身 編 30秒バージョン
出演者 木村拓哉
ナレーション 木村拓哉
テラスで女性とFMVを前にワインを飲んでいる木村拓哉
木村拓哉 「あっはははは」
パソコンで地デジを楽しんでいる
パソコンの画面に満月が映し出される
木村拓哉 「あれっ・・・?」
女性 「なに?」
木村拓哉 「これ月・・・」
女性 「そうよ地デジだと月もキレイね」
木村拓哉 「チャンネル変えない」
女性 「なんで?」
木村拓哉 「月はまずいんだよ、月は」
女性 「なんで?」
木村拓哉 「月は苦手なんだよ、月は・・・」
突然変身がはじまり苦しみだす
持っていたグラスを放り出し叫ぶ女性
女性 「キャーーーーーーーー!!」
女性 「オオカミ男!? オオカミ男なのねあなた!!!」
ナレーション 「FMVで地デジ」
イスにちょこんと座っているウサギ、ウサタクに変身してしまった。
ウサタク 「ウサギ男だピョン」
女性 「え・・・ ウサギ・・・?」
ウサタク 「うん」
女性 「ウサギ?」
ウサタク 「うん」
次に、このCMに関する、富士通のプレスリリースを引用します。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2006/09/1.html
PRESS RELEASE
2006-0136
2006年9月1日
富士通株式会社木村拓哉さん出演の人気TV-CM「FMVシリーズ」最新作!
地デジのきれいな月を見て・・・
木村さんがウサギ男に変身!略して ウサタク!?
~富士通FMVシリーズ 新TV-CM『変身』篇 9月2日(土曜日)よりオンエア開始!~富士通株式会社(代表取締役社長:黒川博昭、本社:東京都港区)は、パソコン「FMVシリーズ」の新TV-CMとして、木村拓哉(33)さんが出演する「変身」篇(15秒・30秒)を制作し、2006年9月2日(土曜日)より全国でオンエアを開始します。
木村拓哉さんと異色の共演者が織りなす“不思議な掛け合い”と、“不条理な世界”が好評のFMVシリーズのTV-CM。シリーズ第20弾となる「変身」篇は、ノートパソコンで、ガールフレンドとともに地デジ(地上デジタル放送)を楽しむ木村さんが、きれいな月を見て、突然ウサギ男に変身してしまうというストーリーです。“月を見て変身”と言えばオオカミ!と考えてしまいがちですが、木村さんが変身したのはなんとウサギ。画面の月を見たことでどんどん姿を変えていく木村さんを、てっきりオオカミに変身するものだと思い込んで恐怖に震えていたガールフレンドも、愛くるしいウサギ男の姿にちょっと拍子抜けの様子・・・。その意外な展開がまたまた話題を呼びそうなTV-CMです。
TV-CM「変身」篇では、「地上デジタル放送」が「地デジ」と呼ばれるように、ウサギ男の木村さんは「ウサタク」と呼ばれます。その「ウサタク」がウェブの中でも大活躍。富士通FMVキャンペーンサイト(www.fmworld.net/fmv/usataku)では、多田琢さん〈TUGBOAT:CMプランナー、97年クリエイター・オブ・ザ・イヤーを史上最年少で受賞(当時)。99年TCC最高賞3点を独占した他受賞多数。〉と石井克人さん〈ナイスの森:演出、「鮫肌男と桃尻女」(99年)、「PARTY7」(00年)、「茶の味」(03年)といったヒット映画の監督としても知られる新進気鋭のクリエイター〉の制作によるウェブムービー「ウサタクの話」がスタートします(全3話、順次公開)。地デジのきれいな画面の月を見てウサギ男に変身した「ウサタク」の後日談が、ウェブサイトの中だけで展開していきます。毎回スペシャルゲストも登場しますのでこちらもお楽しみに!
富士通FMVシリーズ 新TV-CM『変身』篇撮影レポート
木村さん、満月を見てオオカミに変身?・・・ではありませんでした!FMVで『地デジ』のきれいな満月を見ていた木村拓哉さんに異変が!「ウワァーーー!!!」という叫び声とともに、顔つきや体つきがみるみるうちに変わっていく。満月を見て変身!と言えば“オオカミ”になるのかなと思いきや、木村さんが変身したのは「ウサギ男」。確かに月と言えば「ウサギ」なのですが‥‥。FMVのTV-CMならではの“不条理な世界観”が今回も話題を呼びそうです。
撮影は8月某日、都内近郊の撮影スタジオで行われました。スタジオ入りした木村さんは、まず“変身前”のシーンの撮影からスタート。記念すべき第20弾となる今作、木村さんとスタッフとの息もぴったり。順調に撮影は進みます。
そして“変身”シーンの撮影。木村さんが変身していく様子は、特殊メイクで表現されます。約1時間後、メイク室から現れたのは半分変身中の木村さん。この時点では一体何に変身するのか分からない設定ですが、撮影中「ウワァーーー!!!」と唸る姿はまるでオオカミ(?)そのもの。
そしていよいよ木村さんの変身完了シーン。ウサギ男の「ウサタク」は、顔は“ウサギ”、胸から下の演技は木村さん本人の合成によるもの。木村さんの動きと、ウサギの顔の動きが絶妙にフィットしています。それもそのはず、好演を見せたのは3羽の本物のウサギの中から選ばれた1羽。木村さんと“共演”する栄誉を手にしたのは、一番元気でいて落ち着きもあるエリートウサギでした。そのウサギはフレミッシュジャイアントという種類の体重が7キロ以上もある超大型のウサギ。木村さんをはじめスタッフの誰もがそのウサギを見て「大きい!」と第一声を上げるほどでした。
この「ウサタク」が大活躍する富士通FMVキャンペーンサイト(www.fmworld.net/fmv/usataku)にもぜひアクセスしてみてください!
CM概要
放送開始 : 2006年9月2日(土曜日)
CMタイプ : 「変身」篇 15秒・30秒制作スタッフ
クリエイティブディレクター : 岡 康道(TUGBOAT)・大内 晃(電通)
プランナー : 多田 琢(TUGBOAT)
プロデューサー : 酒井 朝子(電通)・谷口 宏幸(東北新社)
演出 : 石井 克人(ナイスの森)
スタイリスト : 宇都宮 いく子(メイドレーンレビュー)
ヘアメイク(木村さん) : 佐藤 富太(太田事務所)
(菊池さん) : 勇見 勝彦(THIMON)
美術 : 種田 陽平(ヨータデザイン)
特殊メイク : 江川 悦子(メイクアップディメンション)
撮影 : 町田 博(TFCプラス)
照明 : 木村 太朗
出演 : 木村 拓哉
菊池 凛子
クリエイティブエージェンシー : TUGBOAT
制作会社 : 東北新社
広告会社 : 電通
友人と食事していたとき、一人の女性が、
「私は、驚いても『きゃーっ』って言わない。『おっ』としか、声が出ない」
と言っていました。そういえば、我が家の二人の女性も、「きゃーっ」って叫ぶのを聞いたことがありません。娘は、私がトイレに入っている時、間違ってドアをあけて、
「おおっ!!」
と言ってました。
しかし一方で、「きゃーっ」と叫ぶ女性も、知人でいます。そういう人は、もともと声帯が細くて、全体に声が高いです。
日本人全体に、声が低くなっている(特に女性)という記事をどこかで見たことがあります。そのせいかもしれません。ちなみに、さるブログのコメント欄で、
広子 『SK-II様:
きゃーっ★☆ すみません!!
そっこく修正します!! ありがとうございます!!』
という書き込みを見ましたが、この「広子」さんも、現実には「きゃーっ」というタイプの人ではありません。
現実には、「きゃーっ」とか「きゃっ」とかいう女性の叫び声は、少なくなっているのだろうと思いますが、未だに女性性の表現としては生き延びているのでしょう。
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