ゲームにおける女性
『朝日新聞』(大阪版)2007年10月14日(木)朝刊・22面の記事です。
研究に「ゲーム」、成果着々
東大で国際会議「良い影響にも注目を」コンピュータゲームを学際的に研究する国際会議「DiGRA2007」が、先月末、5日間にわたり、東京・本郷の東京大学で開かれた。29の国と地域から350人余りが参加、初開催の日本で178の研究・開発の成果を発表した。
(中略)
たとえば「ゲームにおける女性」セッションではゲームをめぐるステレオタイプについての発表が相次いだ。英国の大学の文化学部講師はアクションゲームの女性主人公を研究し、「ゲーム内の女性は脇役が多く、主人公になっても男性的であることを要求されている」と指摘。カナダの教育学者は、男女約90人ずつの生徒を対象にした3年間の調査で、「ゲームに向かう際の男子は競争的、女子は協調的」といった決めつけが、実は初心者と熟練者の違いにすぎず、ゲーム経験が少ない初心者に女性が多いことから生まれた偏見ではないか、と述べた。
(後略)
なお、DiGRA2007についてはこちらをご参照ください。
« 『風の谷のナウシカ』と役割語 | トップページ | 海外における日本のポップカルチャー受容 »
コメント