おじさん言葉
「日本経済新聞」2008(平成20)年2月5日(火曜日)付夕刊(近畿版第4版)12面のコラム「にほんごチェック」(大阪大学大学院言語文化研究科教授 小矢野哲夫氏、毎週火曜日連載)において役割語に関する言及がありました。以下に引用させていただきます。なお、文中の「馬場氏」とは、現在放映中のドラマ「佐々木夫妻の仁義なき戦い」(TBS)に登場する、藤田まことさん演ずる弁護士のことを指しています。
「・・・ですな」 おじさんに多い言葉遣い
(前半略)
馬場氏の「ですな」は年齢相応の表現として味がある。若い世代はこのような表現はまずしない。方言を除くと、共通語スタイルで「ですな」「でしたな」「ますな」「ましたな」を使うのは年配者だ。しかも男性に顕著だ。中年以上の男性。明らかにおじさんと呼ばれる人の中に、この種の表現をする人がいる。「おじさん言葉」と呼ばれる。
大阪大学大学院教授の金水敏さんが提唱する「役割語」に入るだろう。(後半略)
なお、上のコラムの全文のほか、過去のコラム、その他多数の論文、エッセイ、講演録、ペットのお写真、料理の作り方などなどを、小矢野先生ご自身のホームページ「けとば珍聞」で見ることができます。ぜひあわせてご覧下さい。
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