黒島傳治あります
黒島傳治(伝治)「武装せる市街」に、アリマスことばの用例がありました。
底本
1978(昭和53)年12月20日(初版第1刷発行)
『筑摩現代文学大系38
小林多喜二 黒島傳治 徳永直 集』筑摩書房
初出
1930(昭和5)年11月、日本評論社より刊行
【※なお、ただちに発禁】
題材
1928(昭和3)年に発生した済南事件
★「早よ、S病院、去(チュイ)。あなたのお父ツぁん、負傷あります。日本太夫(リベンタイフ)、診(み)て、出血あります。クヮイクヮイデ。」
詰襟の善人らしい支那人は、日本語と、支那語を、ごちゃごちゃに使った。★「回々(フイ/\)教徒、人悪るい。よろしくない。冬、日が短い。暗くなる早い。電気つかない。工場暗い。われ/\顔見えない。男と女、いつもちちくる。始める。」鼻づまりの工人が分りかねる日本語で語りつゞけた。「回々教徒、人悪るい、ちちくりながら、ひとのツメたマッチ函、かッぱらって、自分のツメた函にする函多い。金多い。」
【追記】確認のため、以下参照しました。(IT)『日本プロレタリア文学集9 黒島伝治集』
新日本出版社、1984年
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ITさま、質問。この作品の初出は何年ですか。また、描かれているのはいつ頃のどこの話ですか。
投稿: SKinsui | 2008年11月23日 (日) 21:41
あ、すみません。
書き足しておきます
投稿: IT | 2008年11月23日 (日) 21:43