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2009年3月13日 (金)

日本人の知らない日本語

蛇蔵&海野凪子『日本人の知らない日本語』(メディアファクトリー、2009年)。

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日本語教師をなさっている著者の体験談が漫画仕立で紹介されています。とても楽しく読めますが、その実、いろいろと難しい問題が提起されているように思います。

第2章「そんな日本語使いません」、第3章「トコロかわれば」などの項では、役割語と密接に関係する話題が取り上げられています。以下に簡単にメモしておきます。

  • イギリス人留学生(男性)のケース(31頁)
    • 「そうでござるか」と言う。
    • 教科書に「ござる:「~です」の謙譲語」と書いてあったため。

  • フランス人留学生(中年女性、マダム風で大変上品)のケース(22-25頁)
    • 彼女は任侠映画マニア。
    • 自己紹介では「おひかえなすって!!」
    • 著者(教師)に対して、「先生 私のことは姐さんと呼んで下さい」と言い、著者が断ると「水臭いこと……お言いでないよ
    • 留学生友達に「てめえ シカトすんな」

  • 「大学院の入学試験を担当する先生に手紙を書く」という練習をした中国人留学生(男性)のケース(54-57頁)
    • 「拝啓 春 すべての扉を開ける季節 すべての生き物が暁へと向かう季節 私の体からも希望の芽が息吹く 春の光に誘われ私の足は歩き出す 貴大学に向かう道を 私が大学の門をくぐりぬけ先生の元で学ぶことができたら 春の息吹は瑞々しさを増し 秋には驚くべき果実を得ることができるだろう 貴大学よ その気高き学びの扉を私の為に開いて下さい 敬具 ●●大学教授 ■■先生」

どのケースも「あるある」と共感してしまいました。博士も最近、上の最後のものに似たメールを受け取っていらっしゃったようです。(IT)

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