日本語音声コミュニケーション教育研究会
研究会のお知らせです。定延利之さん(神戸大学)からのメールを貼り付けます。
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日本語音声コミュニケーション教育研究会の皆様
定延利之@代表幹事です。
新型インフルエンザは第二波への警戒が必要ということで安心できないようですが、もはや「関西=あぶない」という状況でもないと思いますので、下記の要領で夏の間に研究会を開催させてください。
日時:2009年8月30日(日)10時半~17時半。
場所:関西学院大学 大阪梅田キャンパス(大阪市北区茶屋町)。
(JR大阪駅から徒歩10分、阪急梅田駅から徒歩5分です)
http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access/
プログラム[暫定版](発表者・タイトルとも変更の可能性があります。)
(敬称略・五十音順)
乙武 香里 「キャラクタからみる「のだ」文」
木曽美耶子 「終助詞「かしら」-日本語教育における終助詞の指導-」
定延 利之 「終助詞教育の内容と方法」
張 麗娜 「日本語と中国語における役割語としての『女性語』」
参加費:無料。
内容ですが、私や周囲の大学院生・大学院修了生の人たちが最近関心を持っている「キャラクタ」あるいは「役割語」の視点から、日本語教育の各論(たとえば音調も含めた終助詞の教育論)を展開、できればいいのですが、その手前でウロウロすることで終わってしまうかもしれません。日本語学習者に何をどう教えればいいのか、暫定的ではありますが、私たちなりの考えをできるだけ具体的な形で示したいと思います。
「キャラクタ」「役割語」については、まず金水敏先生の『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』(2003, 岩波書店)を御覧になっていただければと思いますが、三省堂のサイトで連
載中の私のコラム「日本語社会 のぞきキャラくり」http://dictionary.sanseido-publ.co.jp/wp/author/sadanobu/もご参考になるかもしれません。当日は「キャラクタ」「役割語」についてのくわしい説明はいまのところ予定しておりませんが、ご質問は受け付けますので何かありましたらご遠慮なくお願いいたします。
ご案内が間近になりまして申し訳ありません。皆様ご予定がおありかと思いますが、ご興味を持たれた方はぜひご参加の上、ご批正頂けましたら幸いです。
会場と旅費手続き(すぐ下で申します)の都合がありますので、ご参加下さる方は、8月17日(月)までに私の方にメールでご連絡ください。
なお、この研究会は、関西圏以外の方も多く会員になっていただいています。その方々には、今回の集まりに参加していただける場合、私の科研費から、旅費の支給をさせていただきます。おそれいりますが、「日帰りか1泊か」「1泊の場合29日~30日か30日~31日か」もあわせてご連絡ください。折り返し、私か、事務の方(竹内さんと仰います。本メールをCcしています)のいずれかから、詳しい手続きの連絡をさせていただきます。
今回の集まりは、研究会外部には大々的に案内しないが、排除もしないという、セミクローズドのような形で開催させてください。以上の情報は外部の方にまわしていただいて構いませんが、その際は「ご参加の場合は8月17日(日)までにご連絡を」の部分は削らないでまわしてください。なお、旅費の支給は本会会員の(非関西圏在住の)方に限らせていただきますので、この点もご注意願います。
以上です。どうかよろしくお願いいたします。
定延利之
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