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2011年9月 4日 (日)

『役割語研究の展開』書評

くろしお出版の池上達昭さまより、下記書評のことを教えていただきました。

金水敏編『役割語研究の展開』を読む

我々が日常的に用いている「言葉」
そのものの本質を腑分けして提示
日本文化と言葉の関係が本質的に解き明かされることを、期待したい

藤田直哉(SF/文芸評論家)

『図書新聞』3029号 2011年9月10日 2面
発行 (株)図書新聞

以下に、末尾部分を引用します。

 「役割語」はステレオタイプであり、リアリズムとは違う。東南アジア人などのケースでは、偏見を助長しかねないという危険はある。だが、このあまりに複雑な「バーチャル日本語」は、規範的な文法よりも、雑多で祝祭的で、豊かな側面を持っていることは確かである。日本語が文化的に“実際に”持っているこのような言葉の領域の研究から、日本の文化と言葉の関係が本質的に解き明かされることを、期待したい。キャラクター研究を日本語という角度から、あるいは日本語研究をキャラクター論という角度から、一気に拡張する可能性のある一冊である。

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