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2014年11月 6日 (木)

キャラ・カフェ~ダメ男キャラをめぐって~ (CSCD EXPO 2014)

Photo

日時:20141112日(水)18:00-20:00

 場所:ステューデント・コモンズ・マッチング型セミナー室(地図参照

 カフェマスター:金水 敏(大阪大学大学院文学研究科・教授)

 ゲスト:斎藤理生(大阪大学大学院文学研究科・講師)

 主催:大阪大学コミュニケーションデザイン・センター (CSCD)

参加者無料、事前登録不要、当日出入り自由

連絡先:金水 敏(kinsui_at_let.osaka-u.ac.jp "_at_"を@で置き換えてください)

   

 キメゼリフ

 「ああ、いかん。こわいんだ。こわいんだよ、僕は、こわい! たすけてくれ!」(『ヴィヨンの妻』)

 「そこを何とか、ごまかして、たよむよ、奥さん。キスしてあげよう。」(『人間失格』)

 「おばはん小遣い足らんぜ」(『夫婦善哉』)

 

マンガ・アニメのキャラ、映画のキャラ、小説のキャラ、ゆるキャラ、ご当地キャラ……今、日本は愛すべきキャラたちで溢れています。キャラクターの何が私たちをひきつけるのでしょうか。あなたの好きなキャラクターについて思う存分語り合う場所、それが「キャラ・カフェ」です。

今回は、日本近代文学研究者の斎藤理生さんをゲストとしてお迎えし、「人間失格」「夫婦善哉」「だめんず・うぉ~か~」などに見るダメ男キャラについて参加者のみなさまと語り合います。

 

テーマと進め方:

 斎藤さんに、主に日本近代文学を中心に、「ダメ男」の系譜についてお話をいただき、それを受けて皆さんとダメ男の魅力(何が・どこが私たちを引きつけるのか)について語り合います。フィクション中心ですが、「リアル・ダメ男」の体験話も大歓迎です。「ダメ男」があるなら「ダメ女」はあるのか、そんな話もしてみたいです。人気の「ダメ男」ランキングもできるかも。

 話が拡散しないように、一応定義めいたことを。「ダメ男」と書いて「だめおとこ」「だめお」「だめんず」、今回はどの読みでもいいことにして、ただし次の点は絞っておきます。(a)リア充ないしモテ男くんであること。「モテないダメ男」は直接の対象とはしません。(b)若すぎてはだめ。将来立派に更正するかもしれないので。逆に老人については、制限無し。(c)現在金持ちの人は不可(光源氏のような)。ただし、昔金持ち、お坊ちゃまが落ちぶれているのは大いにあり。(d)犯罪者(拉致監禁、暴行傷害、窃盗、殺人等)は不可。

参考文献(事前に読んでおくといっそう楽しめます。映画・ドラマでも可):

太宰 治 『ヴィヨンの妻』(新潮文庫) 1950/12/22

 太宰 治 『人間失格 』(新潮文庫)2006/1/1

 織田 作之助『夫婦善哉』 (新潮文庫) 文庫2000/9/29

 豊崎 由美 『まるでダメ男じゃん!―「トホホ男子」で読む、百年ちょっとの名作23選』筑摩書房2014/3/26

 倉田 真由美 『だめんず・うぉ~か~』(1)(扶桑社SPA!文庫) 2004/7/1

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