キャラ・カフェ~ダメ男キャラをめぐって~ (CSCD EXPO 2014)
日時:2014年11月12日(水)18:00-20:00
場所:ステューデント・コモンズ・マッチング型セミナー室(地図参照)
カフェマスター:金水 敏(大阪大学大学院文学研究科・教授)
ゲスト:斎藤理生(大阪大学大学院文学研究科・講師)
主催:大阪大学コミュニケーションデザイン・センター (CSCD)
参加者無料、事前登録不要、当日出入り自由
連絡先:金水 敏(kinsui_at_let.osaka-u.ac.jp "_at_"を@で置き換えてください)
キメゼリフ
「ああ、いかん。こわいんだ。こわいんだよ、僕は、こわい! たすけてくれ!」(『ヴィヨンの妻』)
「そこを何とか、ごまかして、たよむよ、奥さん。キスしてあげよう。」(『人間失格』)
「おばはん小遣い足らんぜ」(『夫婦善哉』)
マンガ・アニメのキャラ、映画のキャラ、小説のキャラ、ゆるキャラ、ご当地キャラ……今、日本は愛すべきキャラたちで溢れています。キャラクターの何が私たちをひきつけるのでしょうか。あなたの好きなキャラクターについて思う存分語り合う場所、それが「キャラ・カフェ」です。
今回は、日本近代文学研究者の斎藤理生さんをゲストとしてお迎えし、「人間失格」「夫婦善哉」「だめんず・うぉ~か~」などに見る“ダメ男”キャラについて参加者のみなさまと語り合います。
テーマと進め方:
斎藤さんに、主に日本近代文学を中心に、「ダメ男」の系譜についてお話をいただき、それを受けて皆さんとダメ男の魅力(何が・どこが私たちを引きつけるのか)について語り合います。フィクション中心ですが、「リアル・ダメ男」の体験話も大歓迎です。「ダメ男」があるなら「ダメ女」はあるのか、そんな話もしてみたいです。人気の「ダメ男」ランキングもできるかも。
話が拡散しないように、一応定義めいたことを。「ダメ男」と書いて「だめおとこ」「だめお」「だめんず」、今回はどの読みでもいいことにして、ただし次の点は絞っておきます。(a)リア充ないしモテ男くんであること。「モテないダメ男」は直接の対象とはしません。(b)若すぎてはだめ。将来立派に更正するかもしれないので。逆に老人については、制限無し。(c)現在金持ちの人は不可(光源氏のような)。ただし、昔金持ち、お坊ちゃまが落ちぶれているのは大いにあり。(d)犯罪者(拉致監禁、暴行傷害、窃盗、殺人等)は不可。
参考文献(事前に読んでおくといっそう楽しめます。映画・ドラマでも可):
太宰 治 『ヴィヨンの妻』(新潮文庫) 1950/12/22
太宰 治 『人間失格 』(新潮文庫)2006/1/1
織田 作之助『夫婦善哉』 (新潮文庫) 文庫2000/9/29
豊崎 由美 『まるでダメ男じゃん!―「トホホ男子」で読む、百年ちょっとの名作23選』筑摩書房2014/3/26
倉田 真由美 『だめんず・うぉ~か~』(1)(扶桑社SPA!文庫) 2004/7/1
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