« 次回の役割語研究会のお知らせ | トップページ | 【発表者募集】 »

2017年8月31日 (木)

2017年9月の役割語研究会のお知らせ

※この研究会は文学研究科国際的社会連携型人文学研究教育クラスター(略称:人文学クラスター)「役割語・キャラクター言語から見た翻訳研究」に基づくものです。

日時:2017年9月11日(月)17:30〜19:00

場所:大阪大学豊中キャンパス・文法経済学本館・4階464講義室
このキャンパスマップ4番の建物4階南側

発表者:
金水 敏,文 雪,劉 翔,Chaiwiroj Chutipuk,Lindskog Sebastian,Wojciechowicz Tomasz,依田 恵美
題 目:
 役割語・キャラクター言語から見た翻訳研究 ―村上春樹作品を中心に―
要旨:
本ワークショップでは,「役割語・キャラク ター言語の翻訳」という問題を中心に,原稿の翻訳の問題点,望まし い翻訳のあり方,翻訳の質の向上という観点から発表と議論を行う.発表者はすべて各国言語のネイティブの 話者である大学院生である.中核となる問題点は,以下の3点である. 1. ソース言語である日本語と,ターゲット言語の文法的な特質による翻訳の困難さとその解決 2. 日本社会と,翻訳書が流通する社会における文化的・社会的な相違点の違いによる翻訳の困難さとその解決 3. 同一言語で複数の翻訳がある場合,翻訳者の資質や方針の違いによる翻訳の違い 作品としては,村上春樹の『海辺のカフカ』を取り上げる. 具体的には,「ナカタさん」という特殊なキャラクター の話し方の翻訳,女性キャラクター間の女性性の違いの書き分け,「カーネル・サンダース」の老人語の翻訳,等 を取り上げることになる . これらの問題について中国語(大陸版・台湾版),タイ語,スウェーデン語,ポーランド 語,リトアニア語の各翻訳版を調査した結果を発表し,指定討論者の整理の後,フロアも含めて全体討論を行 う.

社会言語科学会大会(2017年9月16日、於関西大学)のワークショップの予行演習ですが、どなたでも参加していただけます。
問い合わせ先:金水 敏 kinsui(at)let.osaka-u.ac.jp  ← (at) を@(半角)に
次回の予定:10月25日(水)17:30〜

« 次回の役割語研究会のお知らせ | トップページ | 【発表者募集】 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2017年9月の役割語研究会のお知らせ:

« 次回の役割語研究会のお知らせ | トップページ | 【発表者募集】 »

最近のトラックバック

2022年3月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28