統合原理としての国語
安田敏朗
『統合原理としての国語
近代日本言語史再考Ⅲ』
三元社、2006年
ISBN 9784883031788
【目次】
序論 統合原理としての「国語」への回帰
1 はじめに―「二一世紀日本の構想」の浸透―
2 二〇〇一年度から二〇〇三年度の言語問題
3 おわりに―多言語社会日本と言語権の問題―
第1部 近代化・帝国化する言語―国語・日本語の機能―
第1部 まえがき
第1章 言語的暴力をおおいかくすもの
1 はじめに―ことばと暴力と日本語―
2 近代国家と「国語」
3 帝国と「日本語」
4 おわりに―多言語社会日本と日本語―
第2章 言語の帝国化
1 はじめに―帝国の多言語性―
2 言語の近代化
3 言語の帝国化
4 帝国化した言語と帝国内諸言語
5 おわりに―多言語性の帝国―
第3章 一体化する言語と文化
1 はじめに
2 言語と文化の一体化
3 文化政策の登場
4 植民地近代と文化
5 おわりに
第2部 脱帝国化する言語―国語・日本語が刻印したもの
第2部 まえがき
1 「敵対的共犯関係」
2 「配電システム」
3 「残滓」か「遺産」か
第4章 「配電システム」移植の前提
1 はじめに
2 約100年まえの国語国字問題―日本のばあい―
3 約100年まえの国語国字問題―朝鮮のばあい―
4 おわりに
第5章 「日本語」という「配電システム」
1 はじめに
2 「配電システム」の再生産
3 「配電システム」の継承
4 おわりに
第3部 「配電システム」というくびき
第3部 まえがき
第6章 「琉球語」の不在―服部四郎を軸にして―
1 はじめに
2 1945年までの議論
3 1945年以降の言説
4 おわりに
結論―近代日本言語史の構図―
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