日本のポップパワー―世界を変えるコンテンツの実像
中村伊知哉・小野打恵
『日本のポップパワー
―世界を変えるコンテンツの実像』
日本経済新聞社、2006年
ISBN:9784532351861 (4532351863)
【目次】
はじめに
序章 ポップカルチャーという名の妖怪
第1章 ソフトパワーとしてのポップカルチャー
1 ポップカルチャーと日本経済
2 産業として見るポップの特徴
3 ソフトパワーと波及効果
4 ジャパン・クールは世界をめぐる
5 「カワイイ」そして「オタク」の光と影
6 デジタルは新しいポップを創る
第2章 世界を駆ける変化の兆し
1 出版文化を変える日本マンガ
2 世界を目指す日本アニメ
3 テレビゲームの攻防
4 巡礼者集める、聖地「アキハバラ」
5 欧米カルチャーからの評価
6 カッコイイ「オタク」スタイル
7 逃避と自己表現の間でゆれるポップの担い手
8 受け手がつくり手になる
9 ポップな夢の産業化
第3章 ポップパワーの源流
1 ポップカルチャーが生まれるまで
2 混血文化としてのポップカルチャー
3 若者の反逆
4 現実を生き延びるためのポップ
第4章 日本ポップカルチャーの構造
1 メディアコンテンツとポップカルチャー
2 マンガの生産と市場―読者とマンガ家の新潮流
3 アニメの生産と市場―多メディアとインディーズ
4 ゲームの生産と市場―世界規模の攻防戦
5 クリエーター個人の「想像力」
6 受け手が育てる仮想世界
7 多メディアで変わるポップの「価値」
第5章 日本のポップはどう見られているか
1 中国
2 フランス
3 アメリカ(アニメ)
4 アメリカ(実写映画)
5 世界(日本の現代アート)
第6章 ポップカルチャー政策
1 デジタルコンテンツ政策への注目
2 コンテンツ政策の特殊性
3 産業政策の限界
4 文化社会政策の拡充
5 デジタル著作権の構築
6 日本型コンテンツ政策の構築
7 コンテンツ政策としての通信・放送融合
8 ポップカルチャー政策プロジェクト
第7章 デジタルキッズ―次代のポップの主役たち
1 人材育成と産業文化力
2 こどもの表現力が未来を拓く
3 CANVAS―「ポップ」を創るこどもたち
4 サマーキャンプでアニメ・映画教室
5 こどもどこでもものがたり
6 おとコトひとば
7 「遊びの場」が生み出す力
第8章 産業文化力とコンヴィヴィアリティ
1 産業としてのポップカルチャー
2 メディアとしてのポップパワー
3 文化環境としてのポップパワー
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