2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近のトラックバック

« マンガのなかの〈他者〉 | トップページ | わきまえの語用論 »

2009年8月31日 (月)

日本語史のインタフェース

新刊本です。第7章「役割語と日本語史」(金水著)を含みます。

金水 敏・乾 善彦・渋谷勝己(共編著)

『日本語史のインタフェース』シリーズ日本語史 4

2008年7月29日第1刷発行

岩波書店

http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/5/0281300.html

*目次

日本語史へのいざない

第1章 日本語史のインタフェースとは何か (金水担当) 1-23

1.1 インタフェースについて
1.2 言語と言語史について
1.3 音声言語と書記言語
1.4 口承と朗唱
1.5 音声言語と書記言語の交渉
1.6 上代文献の問題――『古事記』を中心に
1.7 中古文献の問題――仮名の機能
1.8 中世文献の問題――宗教的言語の機能
1.9 近代文献の問題――雅と俗
1.10 近代文献の問題――音声言語をめぐる幻想

1.11 まとめ

第2章 言語資料のインタフェース(乾担当) 25-57

2.1 言語と文字
2.2 文字と社会
2.3 文字資料の諸相

第3章 日本語書記の史的展開(乾担当) 59-99

3.1 漢字専用時代
3.2 仮名文の成立
3.3 和漢の混交
3.4 印刷と規範
3.5 電子化時代の書記

第4章 新たなことばが生まれる場 (渋谷担当) 101-137

4.1 言語変化のインタフェース
4.2 いくつかの前提
4.3 自律的発生の諸要因
4.4 生理的な要因による言語変化
4.5 認知的な要因による言語変化
4.6 社会的な要因による言語変化
4.7 自律的変化と言語獲得
4.8 まとめ:自律的変化の結果

第5章 ことばとことばの出会うところ(渋谷担当) 139-175

5.1 はじめに
5.2 新規発生形式のたどる道
5.3 伝播の第一歩:新たな言語事象との出会い
5.4 さらなる伝播
5.5 新たな言語形式・言語体系の受容と再編成
5.6 他変種の習得と使いわけ
5.7 多言語の習得
5.8 接触変種の発生
5.9 まとめ

第6章 言語変化の中に生きる人々(渋谷担当) 177-203

6.1 はじめに
6.2 言語使用者のもつ言語能力
6.3 現代の方言話者のスタイル切換え
6.4 古典に見る日本語他変種能力とその運用
6.5 曲亭馬琴のスタイル切換え行動
6.6 夏目漱石のスタイル切換え行動
6.7 言語使用者の言語能力と方言の言語

第7章 役割語と日本語史(金水担当)205-236

7.1 はじめに――役割語とは何か
7.2 役割語の理論的基盤
7.3 役割語と日本語史
7.4 ケーススタディ:老人語・博士語
7.5 役割語形成のヴァリエーション
7.6 まとめ

参考文献

索引

« マンガのなかの〈他者〉 | トップページ | わきまえの語用論 »

標準語・共通語・方言」カテゴリの記事

文学」カテゴリの記事

心理学・認知科学」カテゴリの記事

歴史」カテゴリの記事

位相・レジスター・文体」カテゴリの記事

役割語」カテゴリの記事

音声・音韻」カテゴリの記事

社会言語学」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 日本語史のインタフェース:

« マンガのなかの〈他者〉 | トップページ | わきまえの語用論 »