鳴り響く性
北川純子(編)『鳴り響く性:日本のポピュラー音楽とジェンダー』(勁草書房, ISBN4326851635)について記録しておきます。
まえがき
1章 「日本のポピュラー音楽とジェンダー」への展望 北川純子 1-30
I部 生み出される場
2章 高校生とポピュラー音楽―教育の場におけるジェンダー文化のエスのグラフィー 小泉恭子 32-57
3章 「逸脱」を演じる―女の子バンド体験から見た〈ロックと性〉 井上貴子 58-83
4章 音楽産業における女性 五十嵐正 84-106
II部 つくられる意味
5章 友ようれひの手をとらん―寮歌と同性世社会性 細川周平 108-134
6章 少女の性愛ファンタジー―その装置としての少女マンガとロック 室田尚子 135-154
7章 SPEEDにみるアイドル現象の変容―「異性愛」から「自己愛」へ 稲増龍夫 155-178
III部 鳴り響くもの
8章 戦え! 少年―テレビマンガ主題歌とジェンダー 北川純子 180-210
9章 歌謡曲の中の男と女 小川博司 211-236
10章 転身歌唱の近代―流行歌のクロス=ジェンダード・パフォーマンスを考える 中河伸俊 237-270
あとがき
第8章、第9章、第10章あたりが、私のテーマと深い関わりを持ちそうです。なお、第9章に引かれていた、未読の重要文献として、以下の2点を記録しておきます。
見田宗介 (1967) 『近代日本の心情の歴史』講談社(1978に再刊)
見田宗介 (1971) 『現代日本の心情と論理』筑摩書房
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