探偵小説と記号的人物
探偵小説と記号的人物(キャラ/キャラクター)
ミネルヴァの梟は黄昏に飛びたつか?
著者/訳者名 笠井潔/著
出版社名 東京創元社 (ISBN:4-488-01521-2)
発行年月 2006年07月
サイズ 330P 20cm
Ⅰ 記号的キャラクターと精神的外傷
1 ジャンルXという提案
2 登場人物とキャラ
3 「キャラ萌え」の発生
4 無意識と内面性の深化
5 サイコとトラウマ
6 トラウマのあるキャラクター
7 大量死と大量生のトラウマ
8 トラウマと記憶戦争
9 構成されるトラウマ
10 探偵小説とトラウマの主題
Ⅱ 大量死の経験と「キャラ」
11 多重人格とキャラ的なもの
12 内面領域の細分化と表層化
13 高度消費社会とリアリティの変容
14 名探偵の記号性
15 記号的キャラクターと探偵小説的論理
16 手塚治虫と横溝正史
17 探偵小説的論理のリアリティ
18 震災経験と探偵小説形式
19 倒錯的観念と逸脱的妄想
Ⅲ 清涼院流水という「問題」
20 探偵小説と「あえて」の意識
21 ポストモダン第一世代と第二世代
22 境界例と二〇世紀精神
23 多重人格と固有名の消失
24 設定と物語の分離
25 世界観としての「大きな物語」
26 物語消費とデータベース消費
27 深層のデータベースと表層のシミュラークル
28 探偵小説と「大きな非物語」
29 二つの「大きな非物語」
30 ジャンルXと探偵小説形式
本格ミステリ往復書簡(笠井潔+巽昌章、笠井潔+鷹城宏)
座談会 現代本格の行方(北山猛邦+辻村深月+米澤穂信+笠井潔)
(あまり)
« テヅカ・イズ・デッド | トップページ | キャラ化するニッポン »
「心理学・認知科学」カテゴリの記事
- ロボット演劇(2012.05.07)
- 「少女」文化の友(2010.07.06)
- 『関係する女 所有する男』(2010.06.15)
- 『認知物語論キーワード』(2010.06.15)
- 日本語談話論(2010.03.23)
「ポップカルチャー・サブカルチャー」カテゴリの記事
- 日本2・0(2012.08.06)
- リアルのゆくえ―おたく/オタクはどう生きるか(2012.05.14)
- 動物化するポストモダン オタクから見た日本社会(2012.05.14)
- 手塚治虫のオキナワ(2010.07.27)
- 「少女」文化の友(2010.07.06)
コメント