テヅカ・イズ・デッド
テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ
著者/訳者名 伊藤剛/著
出版社名 NTT出版 (ISBN:4-7571-4129-7)
発行年月 2005年09月
サイズ 309P 21cm
第1章 変化するマンガ、機能しないマンガ言説
なぜマンガ言説は、現状に対応できないのか?
「読み」の多様さとシステム論的分析の必要性
マーケット分類とジャンル分類のあいだ
『少年ガンガン』に見る言説の断絶
誰が子供マンガを「殺した」のか
キャラクター表現空間のなかで
第2章 切断線を超えるもの—いがらしみきお『ぼのぼの』の実践
いがらしみきおの認識
『ぼのぼの』と『動物化するポストモダン』
「切断線」としての『ぼのぼの』
「切断線」はどのように見いだされたか-マンガ表現をシステムとして見る
第3章 「キャラクター」とは何か
「キャラ」とリアリティ
『NANA』は「キャラ」は弱いけれど、「キャラクター」は立っている
「キャラ」とは何か
「キャラ」から見るマンガ史-『地底国の怪人』が隠蔽したもの
第4章 マンガのリアリティ
マンガにおける近代的リアリズムの獲得
「コマわり」とは何か
『新宝島』と「同一化技法」-竹内オサムが抱えたマンガの「近代」
フレームの不確定性
映画的リアリズム、「同一化技法」ふたたび
少女マンガと「映画的」ではないリアリズム
第5章 テヅカ・イズ・デッド—手塚治虫という「円環」の外で
手塚治虫という円環
より開かれたマンガ表現史へ
(あまり)
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