オトメの祈り―近代女性イメージの誕生
254ページ
出版社: 紀伊國屋書店
言語 日本語
ISBN-10: 4314006064
ISBN-13: 978-4314006064
発売日: 1993/12
はじめに 乙女の祈り
君知るや乙女の祈りを
”乙女”のお便りと乙女像
1 オトメの世紀
オトメの読書時代
「女学世界」創刊 / 女性雑誌の評価 / 読書する女の出現
女たちの声
告白へ / 叫びとささやき
2 オトメの語り
オトメたちのお便り
読者コーナー / 「誌友倶楽部」につどう
オトメのメッセージ
連帯の呼びかけ / 御交わり / オトメのハート / オトメのライフ
オトメのロマンス / 浮遊することば / なつかしい過去 / 異郷の地にて
ふるさとの山 / 望郷の念 / 大連、「満州」にて / 朝鮮にて
日本的オリエンタリズム / 御なつかしい皆様方 / 淋しさの構造 / 田舎と都会
オトメ共同体
ことばの共同性 / 主体としてのオトメ / オトメの本性
3 オトメの神々
<オトメ共同体>の守護神
行儀見習して、何になるでしょう / 記念写真:永遠の今の結晶 / いとしい楽器
文字に接しないでは、居られません
4 〈ブルジョア家庭〉への熱い眼ざし
ブルジョア家庭の誕生
令嬢の化粧品・美容品 / オトメの”品位”
ブルジョア家庭の肖像
ブルジョア家庭への飛躍 / 究極のブルジョア家庭 / 梨本宮伊都子の暮らし振り
オトメと良妻賢母
オトメ的良妻賢母 / 保守と改造
5 オトメの“愛の家庭”
主婦物語の誕生
”愛の巣”としての家庭 / ある家庭婦人論 / 主婦の日記
主婦の日課 / 家庭の内と外
”愛の家庭”を求めて
愛すべき第二のもののために / 再びかえらぬ若き日
悲しみと家庭の幸福
モティーフとしての悲しみ / 若さと夫の歓心
おわりに “桜の園”にて
心の小座敷
火の分裂 / 読書する女
女学校通信
オトメの日々 / エデンの園 / 淋しい巡礼 / 桜の園 クローバの園
(あまり)
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