方言研究の前衛
方言研究の前衛―山口幸洋博士古希記念論文集
山口幸洋博士の古希をお祝いする会 (編集)
単行本: 484ページ
出版社: 桂書房 (2008/10)
ISBN-10: 4903351564
ISBN-13: 978-4903351568
発売日: 2008/10
商品の寸法: 22.2 x 16.2 x 2.6 cm
【目次】
現代日本標準語の成立流布を考える―三河ルーツ説
ある台湾人における言語生活の道程―その素描
四国方言における禁止表現と禁止表現行動
日本語の受動表現は文法か
漱石作品における「てしまう」「ちまう」「ちゃう」―『行人』を中心として
言語接触論者から見た山口幸洋の言語研究
若年層にみる最近の福岡方言の動き
自然会話における共通語アクセントと方言アクセントの併存
静岡方言の文法・語彙―山口幸洋博士による解明とその継承
四日市市における遊びことばの分布―若年層千人調査から
言語行動の多様性に関する研究の射程
樺太方言と北海道方言の関係に関する一考察―サハリンの現地調査資料を手がかりとして
文末詞「ガ」の対照の試み
富山市方言における用言のアクセント―終止連体形の音響交替を中心に
アクセントの切換えにおける中間方言形の形成
日本語地域方言と海外「日本文化」教育―中国黒龍省での事例からみる、社会言語学的な日本語地域方言の教育について
談話研究 その従来の視点と将来への展望
談話からみる徳島県のアスペクト表現の今昔
気づかれにくい方言「それで」
名古屋方言話者の言葉の変化と言葉に対する意識
愛知県岡崎市方言の談話資料
人類学、考古学は日本語アクセント分布とどう関わるか
標準語との接触による地域語の変容と話し手の意識の類型化―関西と奄美の事例をもとに
大阪方言アクセントの変遷に関する一考察―高起無核化現象を中心にして
雲伯方言地域における特徴的な方言形式について―JR山陰本線グロットグラムに見る「ダヘン」「ガン」「コラン」「ダニカン・タニカン」
本源形式における「伝播」と「接触」
方言イントネーションの記述について
女性器の方言にみる列島の地域史―方言分布論序説
(あまり)
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