日本語学2004年6月号 特集ジェンダーから見た日本語
『日本語学 特集 ジェンダーから見た日本語』(2004年6月号),明治書院.
通巻279号(23巻7号) ◆特集 ジェンダーから見た日本語 ○『女と男の日本語辞典』の輪郭-収録語彙の意味による分類-(佐々木瑞枝)<言語とジェンダー研究/「日本語ジェンダー学会」の立ち上げ/『女と男の日本語辞典』-収録語彙の意味による分類から> ○「女ことば」の成立と国民化-ジェンダーから見えてくる新しい日本語のすがた-(中村桃子)<本質主義のジェンダー概念/構築主義のジェンダー概念/江戸期女訓書-支配の対象となった「女の話し方」/明治期女訓書-「近代版女の話し方」/明治期言文一致論争-「男の国語」の創生/戦中の口語文法書-「女ことば」の創生> ○女性の文章と近代(出雲朝子)<歴史的にみた書きことばにおける性差/明治の女性の文章(一)-清水紫琴の場合-/明治の女性の文章(二)-若松賤子の場合-/明治の女性の論説的文章にみられる問題> ○新聞記事の発話行為からみたジェンダー(遠藤織枝)<発話行為「明言・断言・主張・強調」/発話の状況を示す語> ○日本語の男女差の現状と評論意識(尾崎喜光)<文末形式の男女差の現状/自称詞の男女差の現状/男女差の縮小についての評価意識> ○暮らしの中にひそむ日本語とジェンダー(小矢野哲夫)<「ジェンダー」という語/日本語とジェンダー/暮らしの中にひそむ日本語とジェンダー/ウェルフェア・リングイスティックス/言語研究の成果を社会に還元する/日本語とジェンダーに関する意識/社会とつながる取り組み/性差別的言動の解消を目指して> ○「女ことば/男ことば」規範の形成-明治期若年者向け雑誌から-(佐竹久仁子)<明治期若年者向け雑誌について/口語体の採用/性別化されたことばづかいの規範化/規範の受容> ○「文法的性」と「社会・文化的ジェンダー」(山田小枝)<文法的性/性の二重構造/女性の社会進出と文法的性/職業名の性のねじれ/日本語の場合>(内容紹介より)
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