言語・性・社会
フィリップ・M・スミス(著),井上和子・河野 武・正宗美根子(共訳)(1987)『言語・性・社会』(シリーズ・21世紀の言語学),大修館書店.
ことばと性に関する言語学的研究にたいして関心が高まったのは多くの場合現代の女性解放運動の盛り上りや、それに伴って女性差別がおこったり、男女の役割に関して典型像がつきまとうなどの現象にたいして意識が増大したことに関係している。著者は、この先駆的な仕事の中で、この研究のあらゆる面を冷静に注意深く観察し、豊富な独創的データ、洞察、解釈を加えているが、大部分は、男女の言語行動における態度の面、社会心理学的な面、そして、そこに見られる相違の根源と原因を中心として研究している。(内容紹介より)
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